ハートオブヨガ指導者養成講座終了式、麻衣さんと朋子先生がハグする様子

わたしはヨガにしても生き方にしても、自分の軸になるものをずっと探していたんだなと思います。その軸がよりしっかりと安定したものになるように、日々のプラクティスを大切に積み重ねていきたいです

そう力強く語って下さったのは、川原朋子先生によるハートオブヨガ指導者養成講座1期生の福島麻衣さん。都内でヨガインストラクターをされています。

今日は、ハートオブヨガ指導者養成講座を修了し、どんな変化があったのか、そして、今後ご自身のヨガ指導に、そして人生にどう活かしていきたいのか、麻衣さんの想いを語って頂きました。

ハートオブヨガとの出会い

ハートオブヨガ指導者養成講座の様子

ハートオブヨガのプラクティスの様子/センターが麻衣さん


―初日のオープニングサークルで、麻衣さんの「『ハートオブヨガ』という名前でクラスを教えていないけれど、自分がプラクティスを続けていくうちに、自分の指導にハートオブヨガの教えが溢れていることに気が付いた」というエピソードを覚えています。麻衣さんとハートオブヨガの出会いを教えて頂けますか?

嬉しいです!初日に私が話したことまで覚えてて頂けるなんて…。ここ数年はヨガスタイルが落ち着いてきましたが、実はそれまでは、色々な流派やスタジオ、先生のクラスを受けていた典型的なヨガジプシーでした

―そうなんですか?何か今のスタイルに落ち着くきっかけがあったのでしょうか?

そうですね。ヨガジプシー且つ、このままヨガを続けていくのか迷っていた時期に、サントーシマ香先生と出会い、やっと自分に合うヨガが見つかったなと思っていたのです。しかしその矢先に香先生の海外への移住が決まり、また新たに先生を探すことに。そこで出会ったのが、川原朋子先生でした

-なるほど、サントーシマ香先生もハートオブヨガ提唱者のマーク・ウィットウェル先生と非常に関わりが深い先生です。ヨガジェネレーションでの第一回のハートオブヨガ指導者養成講座はマーク先生が来日されたのですが、通訳は、サントーシマ香先生が行われていました。

朋子先生も香先生も、アプローチの違いはあっても、根っこの部分は同じように感じていました。香先生もマーク先生と関わりが深いと先生だったと聞き、なんとなく感じていたお2人の共通項が、はっきりと繋がりました。

ハートオブヨガによるヨガ指導の変化

ハートオブヨガ指導者養成講座を終えて、クロージングサークルでお話する麻衣さん

ハートオブヨガ指導者養成講座のクロージングサークルでお話する麻衣さん


―ハートオブヨガに出会う前の麻衣さんはどんな先生だったのでしょう?

そうですね、これまでは、外側から正しいとされる身体の位置だったり、ルールだったりを押し付けるようなやり方をしていました。朋子先生もよくおっしゃることですが、ヨガを指導する者として正解をすべて知っていないといけないという思いも強かったんだと思います。

―とても、真面目で厳格な先生だったのですね。それがハートオブヨガを続けるに連れて変わったのでしょうか?

自分の練習にハートオブヨガを取り入れ始めてからは、クラスにいらしてくださる方に対しても、それぞれ自分で選択する権利があることを尊重できるようになりました。

具体的にクラスのやり方を変えたわけではないのに、その頃から「どこでヨガの勉強をしたんですか?」と度々、聞かれるようになりました。考えが根付くと、それを説明していなかったとしても、自然とにじみ出てくるものなんだと思います

-それが、指導者養成講座を受講するきっかけに?

いえ。最初は、自分のために学びたいと思う気持ちから朋子先生の元でハートオブヨガのプラクティスを始めたので、指導者養成講座を受講するつもりはありませんでした。でも、大好きな朋子先生がメイン講師でされると聞いて、朋子先生から学べる機会を逃したくないと思い、受講を決めました

受け取った教えを、次の世代へ

ハートオブヨガ指導者養成講座修了式の様子

朋子先生から修了証と共に、大切な教えが伝わった瞬間


―実際に、指導者養成講座を受けてみていかがでしたか?

受講前と後での1番大きな変化は、わたしなりにハートオブヨガに貢献したいと思うようになったことです。

自分のために学びたくて受講を決めた指導者養成講座でしたが、「朋子先生がマーク先生から大切に受け取ってきたものをわたしたちに手渡してもらっているんだ」と実感できる場面が何度もあり、最終日には自然と、「わたしも朋子先生から受け取ったものを誰かに大切に手渡していきたい」という気持ちが湧きました

麻衣先生のヨガクラスの様子

麻衣さんのヨガクラスの様子


―とても素敵な体験談をありがとうございました!最後に何か伝えたいことはありますか?

もしハートオブヨガに出会わなければ、自分にとってどうか、という視点が欠落したままだったと思います。ヨガにしても、ヨガ以外にしても。「自分にとっての心地よさを探るマットの上での練習が、マットの外でも自分にとっての正解を選びとる力につながる」というのがハートオブヨガのプラクティスを続ける中で実感していることです。

なのでどのようなアプローチのクラスだったとしても、自分にとって心地がいいかどうか、自分の感覚を信じて大切にするということを自分のヨガクラスで伝えたいと思っています

たとえ、ヨガを伝える立場であっても、麻衣さんは何度もハートオブヨガのクラスに参加されています。それは、指導者であるからこそ、自分がインプットする時間を惜しまず、自分のためにヨガを練習する時間をしっかりと確保する、プロとしての心意気ではないでしょうか。

そんな麻衣さんのヨガクラスの情報はこちらから。ぜひ、お近くの方は麻衣さんのヨガクラスへも足を運んでみてくださいね!

福島麻衣さんのプロフィール

福島麻衣さん福島麻衣
編集・ライターを経てヨガインストラクターに。ヨガを続けるうちに、多忙な生活で自分自身を労ることを忘れていたこと、自分の心身でも知らないことがたくさんあることに気づく。より健康で豊かな日々を過ごすためのヨガを伝えている。伝統的なハタヨガを主軸に、アーユルヴェーダなどの自然療法についても学ぶ。
https://www.punana.jp/