出口眞喜子先生のインストラクターのための勉強会講座風景

ヨガインストクターさんにとって、アサナクラスでの指導はつきもの。特にビギナークラスを担当しているインストラクターさんの悩みを聞くと「生徒さんが間違った動きをしているけれど、何から伝えていいかわからない…」という声をよく耳にします。
 
今日はそんなヨガインストラクターさんのために、『初心者インストラクターのための勉強会:アサナ編』の様子を少しご紹介したいと思います。の様子を少しご紹介したいと思います。アジャストメントやティーチング方法、インストラクション、全ての基本となるアサナ。「これ無しでは他を語れない!」というほど、勉強会の担当講師、出口眞喜子先生の想いのこもった講座です。

わかったつもりになっていない?アサナ指導の3ステップ!

『ヨガ・スートラ』第2章46には、「安定して快適な姿勢がアサナです」と書かれています。つまり、痛みがあったり、苦しそうだったり、ケガをしそうなアサナの取り方をしている生徒さんを見つけたときには注意が必要です。

そこでここからは、本講座で眞喜子先生が提案する安定して快適な姿勢を誘導したり、生徒さん自身でみつけてもらえるように誘導するための”アサナ指導の3ステップ”をお伝えします!

STEP1:アサナの〇〇を要観察!

アサナの土台の見方を教えている出口眞喜子先生
ちなみにこれを読んでいる皆さんは、生徒さんのアサナを見るときはどこからチェックしますか?眞喜子先生はこうおっしゃっていました。

まずは、生徒さんの足元を見ましょう。つまりアサナの“土台”です。土台が安定しているかをチェックすること。これが最初のポイントです

例えば、戦士のポーズ2をしている生徒さんがいるとしましょう。膝が内側に入ってしまっているのを見つけたら、膝を見るのではなく地面に一番近い、足元を見てみます。すると必ずと言っていいほど、皆さんつま先が内側に入ってしまっています。問題は膝ではなく、足元にあることが多いのです。まずは土台を安定させることが安定して快適なアサナをとる第一歩なのです。

STEP2:全体像を見る!アサナのフォームをチェック!

アサナを指導する出口眞喜子先生

土台の次に全体のバランスを見ます。アサナのフォームですね

土台を見ることができたら、次に、骨盤の向き、手の高さ、背骨の位置などその他のフォームをチェックします。最後に指先や頭の向きなどの細部を見ていきます。それぞれの正しい方向、向きなどは必ず覚えておきましょう。これはインストラクションをする際にも気を付けるべき順番です。

STEP3:最後に呼吸の誘導!呼吸まで繊細に見られるヨガ指導者に

インストラクションをしている出口眞喜子先生のようす
そして忘れてはいけないのが呼吸の誘導。眞喜子先生はアサナを指導するときによくこうおっしゃいます。

指先までエネルギーが通るようイメージして。呼吸は止めないでね

そう。ヨガとストレッチの大きな違いのひとつに「呼吸」があります。深い呼吸は心地いいアサナには欠かせません。でも、ヨガを始めたばかりの人はついアサナの形ばかり気にして、呼吸が止まってしまってしまいがち。

「呼吸を止めないでね」と言われて、初めて「あ!今、呼吸止まってた!」と気が付きます。皆さんも初めてヨガをしたときはそうだったはず。いつも、生徒だったころの自分を思い出しながら指導するのも大切なことですね。

いかがでしたか?アサナを見るときは、まず土台、そして全体、最後に呼吸。この3ステップをもっと深く知りたい方はぜひ、出口眞喜子先生の初心者ヨガインストラクターのための勉強会を受講してみてください。皆さんのヨガを多くの生徒さんに伝えていけるヒントが見つかるはずです。