川原朋子先生が笑顔で生徒さんとお話している様子

ハートオブヨガに出会って、嫌いになりそうだったヨガがまた好きになりました

そういった感想が聞けるときほど、ハートオブヨガを担当していて嬉しいことはありません。こんにちは!ヨガジェネレーションのべーです。

今日は、ハートオブヨガ指導者養成講座の3日目。受講者の皆さんは2回の講義を終え、2週間ぶりに仲間と集まり、とても楽しそうに受講されていました。1クールが終わったあとにもう一度会うときの皆さんの顔は初日の緊張感がなく、穏やかなので、私もとても嬉しくなります。

ハートオブヨガが伝えている大切な教え

プルシャ(すべての生命の源)とプラクリティ(物資)。プルシャから生まれた、プラクリティであるわたしたちも、プルシャと同じように、あるがままで完全で、完璧な存在です

川原朋子先生は、ハートオブヨガを伝えるときによくこのお話をしてくれます。これを知り、救われた、と思う方も多いのではないでしょうか。

私たちは、自分では無意識のうちに、自分にないものばかりを追い求め、苦しくなってしまいがち。憧れのあの人。美しいポーズ、豊富な知識。

これらを追い求めすぎるが故に、もっと頑張らなきゃ、もっとできるようにならなきゃ。と自分とは違う何かになろうとしてしまい、自分で自分を苦しめてしまうことがあります。

実際、前のめりすぎるくらい、前のめりな私は、ハートオブヨガに出会って、「少しくらい満足する」ということを知りました。(笑)

1人ひとり正解は違う

ハートオブヨガ指導者養成講座のシェアリングサークルの様子
もちろん、ヨガを伝えている人の中には、アライメントに厳しい指導者の方や良い、悪いをはっきりとおっしゃる方もいらっしゃいますよね。それに対して、朋子先生はこんな風にお話してくれました。

確かに、マーク(ハートオブヨガの提唱者)は若いころに“自分のために行うためのヨガなのに、自分がおいてけぼりになってしまっている”と感じるようなスタイルのヨガをたくさん見てきて、「本人が主役」であるはずのヨガが…と憂えてた時期がありました

しかし、と続きます。

何が正しいかを判断するのは自分自身です

そう。ハートオブヨガは、全ての人の正解が同じである必要はないと伝えています。

自分を肯定するために、他人を否定する必要はない

ハートオブヨガ指導者養成講座内で川原朋子先生がお話している様子

皆それぞれ、真剣に心から自分がいいと思っているものを伝えています。その中にはハートオブヨガとは反対のことを言っていることもあるでしょう。しかし、それに満足している人を頭ごなしに否定する必要はない、ということです

良いもの、悪いもの、誰かがやっているヨガはヨガじゃないと言ってしまうこと。ハートオブヨガはそうした排他的な考え方ではなく、その人自身に合っているなら、それがその人にとってのヨガだと捉えているのです。

本当に1人ひとりに合ったヨガを

ハートオブヨガで生徒さんがプラクティスをしている様子
ハートオブヨガでは、呼吸を軸とし、本当にその人に合ったヨガを伝えていますが、それだけが唯一の正しいヨガだと言っているのではありません。
これは、全てのヨガにおいて言えることではないでしょうか。

多種多様なヨガがある現代。10年前と比べてもヨガの入り口はとても広くなりました。そんな現代だからこそ、他を否定することなく「受け入れる心の寛容さ」を持っておきたいもの。

私自身たくさんの先生を担当しています。ハートオブヨガはもちろん大好きですが、何が一番優れているメソッドで、これはダメなもの。という考えを少しでも持ってしまったら、複数の先生を担当することはできません。

どのヨガもとても魅力溢れる素敵なヨガばかり。私は私の担当する講座をどれもそう思っています。それが必要な誰かに、ちゃんと届きますように。1人ひとりに合ったヨガが届きますように。と今日の講義を聞いていて、改めてそう感じました。

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