ヨガ×怪我疾患総合講座で内田かつのり先生がお話している様子

ねぇ、ぐっちさん。私、内田先生の講座の中で「怪我をしない、させない」が一番好きなんです。

私がいつも飽きるほど発している言葉なので、ヨガジェネ企画部は大抵このことを知っています。こんにちは!ヨガジェネレーションのべーです。

「ぐっちさん」というのは、内田先生の担当をしているヨガジェネ企画部の先輩。私の新人時代の指導担当です。

ぐっちさんの後をついて回っていた新人時代。2回ほどこの講座に潜入させていただきました。その度に感じていたのは、「内田先生って優しい先生なんだなぁ…」ということでした。なぜかって?その理由は最後にたっぷりと説明しますね!

ちなみに今日は、私が好きだった「怪我をしない、させない」が「ヨガ×怪我疾患総合講座」となってリニューアル!「問診票の使い方と怪我概論」に潜入してきました。

寄り添うべき、不調を抱える生徒さんほど遠ざけていませんか?

ヨガ×怪我疾患総合講座「問診票」で講義風景
年間1200本を超える講座を開催しているヨガジェネレーションには、毎日のようにこんなお問い合わせが来ます。

〇〇を痛めているのですが、講座に参加できますか?

その度に私たちは必ず、担当の先生方に連絡を取ります。

ということは、ヨガインストラクターさんもこんな質問を受けたことがあるのではないでしょうか?

「ヨガインストラクター」という肩書によるプレッシャー

ヨガ×怪我疾患総合講座「問診票の使い方編」で内田かつのり先生がラミネートを持って生徒さんに説明をしている様子
この講座では、怪我や不調を抱える方のヨガクラス参加の可否について学びます。前述したような質問を生徒さんにされたときに、「今日はやめておきましょうか」と判断するのか、「こうすれば参加が可能ですよ」と促すことができるのか、その大きな分かれ目を判断できるようになる、というのがこの講座のポイントです。

ちなみにヨガインストラクターの皆さん、下記のような質問をされたとき、どうお応えしますか?

先生!私、椎間板ヘルニアだと言われたのですが、どうしたらいいでしょうか?

なんとなく、自分の持っている知識で答えようとしていませんか?

あるいは「無理しないでお休みしましょう」と遠ざけてしまっていないでしょうか?

もちろん、ヨガインストラクターである皆さんの気持ちもわかります。「ヨガインストラクターなんだから、知っていて当然の知識」というプレッシャーによって「なんか言わなきゃ」という状態になっているのかもしれませんね。もしくは、面倒なことになるのは避けたいと思って、逃げてしまっているのかもしれません。

知らないことを「知らない」と言う勇気

ヨガ×怪我疾患総合講座「問診票」で講義風景
しかし、そのプレッシャーこそが学ぶ理由になるのではないでしょうか。皆さん、自分のクラスに来る生徒さんはとても大切な存在ですよね。

あいまいな知識であいまいな答え方をするよりも、確実な知識で確実な誘導をしてあげる方がいい、ということは言うまでもありません。

内田先生が講座の中でおっしゃっていたこと。それは

知っているふりをしないこと。知らないことは「知らない」って正直に言おうよ

ということでした。現在、ヨガ指導者資格として最もポピュラーなRYT200であっても、ヨガ解剖学含め「ヨガクラスに来る人の怪我疾患」について学ぶ時間は、そんなに多くはありません。知らなくて当然といえば当然なのです。

自分の現在地点を知ること。そこからは成長しかない

内田かつのり先生の講座を真剣に受講するヨガジェネスタッフ

真剣に勉強しているつもりなのに、元ヤンに見える、べー。グッチ先輩が激写


内田先生の講座に入ると思うこと。それは「自分の現在地点を知ること」がいかに大切かということです。

今の自分自身ができること、できないこと。知っていること、知らないこと。それを明らかにすることが、ヨガインストラクターとして、さらに成長するために必要なのではないでしょうか。

大前提として

知らないことが恥ではありません。
わからないことがあるからといって、自分を否定することもありません。

「今」知らないからと言って、何も恥ずべきことではないのです。そのために、学びの場があるのです。知らないことあるということ。知らないことがあるということ。それはすなわち、成長する以外に道はないということなのですから。

「知らないこと」を「知らない」と認めること。

そして、知らないからこそ「教えてください」と頭を下げる謙虚さ。

内田先生は講座を通して「ヨガインストラクターとしての在り方」を指導して下さっていました。私はその姿に「なんと優しい先生なのだろう」と思ったのです。形だけを教えること、知識だけを教えてくれる講座はたくさんあります。

しかし、こういった「ヨガインストラクターとして」の姿勢を教えてくれる先生は他にいない。

今回、久しぶりにこの講座に潜入してみても、やはり思うのです。「全てのヨガインストラクターが受けるべき講座だ」と。世の中にこんな姿勢で生徒さんに接するヨガインストラクターが増えていくことを私たちも心から願っています。