サルと壺のお話から学ぶストレスの手離し方

ストレスは手離す!

スタジオに入るとあまりに大声でグルジ先生が話していたので、驚きました。(笑)こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。

ただいま、ヨガアカデミー大阪では、グルジ先生のインド政府公認校認定ヨガ指導者養成講座の真っ最中。月に1度皆さん集まって勉強されています。

2回目のヨガセラピー1年コースは「ストレスケア」についてしっかりと時間を取って講義をされていましたので、皆さんにも少し、その様子をシェアしたいと思います。

ストレスがあたりまえ?現代人はハイストレス

クリシュナ・グルジ先生がヨガセラピー指導者養成講座でお話されている様子
現代社会はストレス社会。私も何度も聞いたことがあります。様々な時代の変化と共に、ストレスの種類も変わってきています。

インターネットの普及によって、どこにいてもメールや電話ができ、仕事とプライベートの境目がなくなっている、平均寿命が延びたせいで、心を病む高齢者もいると聞きます。

グルジ先生は今回の講座が終わったあと、

皆、ストレスになってる人が多い。だからストレスケアのところに時間をかけて話をしました

とおっしゃっていたほど。それだけ、グルジ先生への質問や相談が多いということなのでしょう。

サルと豆のお話から学ぶ。私たちはストレスを握りしめている?

サルが壺を抱えている
皆さんこんなお話ご存知でしょうか?グルジ先生が、講座の中で、例え話としてこんなお話をしてくれました。

1匹のサルがいます。サルは豆が大好き。サルを捕まえるには、サルの手がやっと入るほどの壺に豆を入れておきます。するとサルはその壺の中に手を入れて、豆を取ろうとします。しかし、壺の入口は、サルの手がやっと入るほどの大きさです。豆を握りしめている拳では、その入り口から手を抜くことができません。しかし、サルは一生懸命その壺から手を抜こうと必死です。

皆さんお気づきですよね。そう、握りしめている豆を手から離せば、サルは手を抜くことができるのです。しかし、豆に執着するサルはそんなことには気が付きません。

グルジ先生がしてくれたこのお話、壺の中身は金平糖だったり麦だったりと諸説あるようですが、有名なお話です。

これとストレスは一緒だ、とグルジ先生はおっしゃっていました。私たちは、一生懸命ストレスを握りしめている。と。

ストレスはチョイスできる。手離すのも握りしめるのも自分自身

ヨガセラピー指導者養成講座でグルジ先生がお話してくれている様子

ストレスはMy choice

グルジは、そう話してくれました。壺に入っている豆がストレスだとしましょう。豆と手にばかり目がいっているサルは、パニック状態。ちょっと落ち着いて、客観的に見れば豆を手離せばいいということもすぐに気づきそうなものですが、それに気づくこともできない。

もしかするとこういうことかもしれません。

「ストレスは手離すことができる」ということを知らない。

知らなければ、手を離すこともできませんよね。だから勉強することが必要なのだとグルジは言っていました。これを読んでいる方も知ってほしいと思います。「ストレスはいつだって手離せる」のです。

静かな時間でストレスを客観視する大切さ

クリシュナ・グルジ先生のヨガセラピー指導者養成講座でアーサナしている様子
しかし、手離せるのだということも渦中にいると気づくことが難しい。だからこそ、静かな時間が必要なのです。ヨガセラピーの指導者養成講座では、ストレスを手離すため、アーサナはもちろん、呼吸法や、瞑想を教えてくれます。

もちろんストレスを感じると、視床下部や下垂体などに影響を及ぼし自律神経が乱れる、というような、解剖学的なお話も。

この日のトレーニングの宿題は、片鼻呼吸10分とオームちゃんティング11回。忙しいと、少しの時間も取れない…と嘆く方もいらっしゃるかもしれませんが、健康な日々を送るには、こういった静かな時間を自分に与えてあげることが必要だということですね。

東京では2020年のヨガ指導者養成講座の説明会や、各種ワークショップが始まっています。次回大阪も3月に瞑想基礎講座も開催予定!グルジ先生の講座はどれもキャン待ち必至なので、皆さんタイミングが合えばぜひ、ご受講くださいね!

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