アジャストする先生

こんにちは!ヨガジェネレーションのざっくです。

毎回キャンセル待ちの産婦人科医 高尾美穂先生による”指導者養成講座 骨盤底筋ヨガトレーニングを学ぶ4日間”が始まりました!本講座では医師として、ヨガインストラクターとして活躍される高尾先生から“骨盤底筋に関する正しい知識と実践法”を学んでいただけます。

”人には言いづらい悩み”から生まれた骨盤底筋ヨガトレーニング

笑顔の高尾先生

「尿漏れ」が原因で出掛けるのが不安という人がいるのを知っていますか?実は尿漏れに悩む7割の女性が人に悩みを言えずにいるそうです。「尿漏れ」が多いとされているのは、“産後”と“閉経後”です。ただし、産後は一時的なもののため、気がつくと治っているという方がほとんど。それに比べ、閉経後に尿漏れに関するトラブルは“骨盤底筋”の衰えによるものなので、放っておいても治るものではありません。

母として、一人の女性として一生懸命働いてきた方がようやくひと段落ついて、やっと自分の時間を楽しめるようになった時、今度は「バスツアーに参加したい」「知らない土地に旅行したい」そんな時に“トイレがいつ行けるかわからない”という体の悩みを抱える現状があるそうです。

”尿漏れ”に間接的にアプローチ

ポーズをとる生徒さん

では実際に「尿漏れ」を改善したい方が病院に行った場合、どのような対処法を教えてもらえるのでしょうか?その答えは“イメージトレーニング”。実際におしっこを我慢するイメージを練習するそう。それももちろん効果的だけれども、イメージトレーニングが直接的なアプローチだとすると、ヨガを通してできるのは骨盤底筋をトレーニングする間接的なトレーニング方法。

ヨガクラスの中で「このポーズは尿漏れトラブルの改善につながります」というご案内があったら、悩みをもっている人はとても嬉しいですよね。他にも、病院に行って話を聞くことに抵抗がある人でも、ヨガの先生なら女性が多いので体の悩みって相談しやすいですよね。アドバイスを求められた時に適切なポーズをお伝えすることができる素敵な引き出しになること間違いありません!

覚えやすくイメージしやすいポーズ名

悩みを抱えた女性のために高尾先生が伝授する「骨盤底筋ヨガトレーニング」。その魅力的の一つは、”スーパーマンが片足ずつ空を飛ぶ”などのポーズ名。アサナの名前って難しくて覚えにくいですよね。だからこそ教える側も教わる側もイベージしやすい名前をつけているそうです。講座の中でも「想像してやってみて!」と高尾先生、そして先生の意図した通りにできている生徒さん、という光景を何度か見る機会がありました。

講座風景

特にシニア層の方へ教える場合は、わかりやすく覚えてもらえるポーズ名であることで寄り添った指導をすることができるようになります。ただ伝えるということだけでなく、実際にポーズをする側のことを考えられて作られたネーミングは数日経ってもどのようなポーズだったかを思い出すことができます!

一番大切にしているのは”正しいこと、新しいこと”

メモを取る生徒

ヨガの先生だからこそ、幅広く悩みに対して接する機会が多くあると思います。指導者養成講座を開催するにあたって、高尾先生がこだわったことの一つに「指導者としてインプットする時に、”正しい知識を伝えるプロ”としての自覚をもって学んで欲しい」ということ。悩んでいる方が“これだ!”と思って見つけた改善方法がヨガだった時に、それを伝えるヨガ指導者に指導する立場にある高尾先生自身が100%正しいことを伝えることがとても大事なことだとお話しされていました。 

説明する高尾先生

情報を簡単に手に入れられるようになった現代だからこそ、選択肢が多いようで、どれが正しいかの判断が難しくなっています。産婦人科医として活躍されている“高尾先生”から学びたいと思って受講しに来てくれたからには、「正しくて新しい知識を理解して使えるようになってほしい!から最終日にテストあります。」と受講生の皆さんにお伝えしていました。一瞬「テスト?!」という雰囲気になっていましたが、大切な時間とお金を使って学びにきた生徒さんに対する先生の誠実さにはっとさせられました。