講座風景

怪我をしないでヨガを続けるために必要な知識。
それはヨガの姉妹科学のアーユルヴェーダが鍵!?

こんにちは。ヨガジェネレーションスタッフの亀井です。先日、クリシュナ・グルジ先生による『アーユルヴェーダの体質に基づくアーサナを学ぶ』が初開催されました。

突然ですが・・、クリシュナ・グルジ先生は『ヨガ指導者養成講座<1年コース>』を開催しています。その中のヨガセラピーコースは、インドでは医療として認められているアーユルヴェーダの知識も多く学びます。

アーユルヴェーダは体質・体調・季節・時間などにより、その時に適した食事・睡眠・呼吸・ヨガを取り入れてより心身共に快適な生活を送ることを提唱する科学です。ヨガセラピーコースの話の中で、”体質によって得意なポーズと苦手なポーズがある。”と聞いた時に、私は「すごくおもしろい!」と思いました。そんなことを考えたこともなかったので・・・。ヨガセラピーコースを受講中のみなさんの声を参考にしながら開催となったこの講座。

体質別に、どんなアーサナをしたほうがいいのか?また呼吸法は?そんなことを学んだ5時間。その様子をお届けします。

アーユルヴェーダには大きく分けて3つの体質がある

聞き入る生徒たち
ヨガの姉妹科学であり、世界の三大伝統医療でもあるアーユルヴェーダでは人の体質(ドーシャ)は大きく3つに分かれます。それが風の要素をもついヴァータ・火の要素をもつピッタ・水の要素をもつカファです。グルジ先生がまずアーユルヴェーダの基本的な知識を教えてくださいました。

そして、チェックシートを使って、自分の体質を知ります。私はメインのドーシャはカファで、サブドーシャはピッタでした。私はメインがカファということは知っていましたが、サブが火のドーシャであるピッタだったことに、少し驚きました。知っているようで知らない、自分の身体・・・。

参加者のみなさんも自分のドーシャを診断して、とっても楽しそうでした♪

体質によって合うポーズと合わないポースがある

ポーズ
体質ごとに、合う食事・合わない食事などがありそうなのはなんとなく想像がつくと思います。ヨガのアーサナも得意なものとそうでないものがあるのです。ピッタの人はどんな動きが得意?カファの人はどんなポーズを苦手とするの?苦手なポースの克服法はあるの?

捻り・前屈・後屈、この3つの動きは、それぞれどれかの体質の苦手な動きなんだそうです。この説明をグルジ先生がしていると、参加しているみなさんからいろいろな声が聞こえてきました
「だから、私、後屈で腰を傷めやすいんだ・・」
「続けていて不調になった原因がわかった」
など、さまざまな声が聞こえてきました。

ヨガの自分が注意するべきアーサナがわかるって、日々ヨガのプラクティスをする方にとっては本当に有益な情報ですよね♪怪我をしやすいポーズが分かる。自分の身体をしっかり理解することの大切さが分かりました。

ヨガで怪我をする人が多いのはどうして?

集合写真
今回、グルジ先生の講座ではヴァータのための太陽礼拝、ピッタのための太陽礼拝、カファのための太陽礼拝を行いました。火の要素をもつピッタと水の要素をもつカファ。体質によってグルジ先生がオススメする太陽礼拝は、こんなに違うのか!と驚きでした。

それは、同じ太陽礼拝をしても身体の反応はドーシャによってそれぞれなのです。その反応を最大限、自分の身体に適した太陽礼拝にするための知識。

基本的なシークエンスは同じなのですが、呼吸の仕方、ホールドの長さ、フローの速さなどが違います。それらのことでここまで効果に差が出るのかと、驚きました。(私も写真を撮りにスタジオに入りながら、こっそりやっていました・・・!)。それぞれの太陽礼拝で身体への負荷、終わった後の充足感などが全然違いました。それはカファ体質の私だから感じたことで、体質の違う方はまた別の感想を持たれたと思います。

グルジ先生は、日本人がヨガで怪我をすることが多いのは、基本的な体の動かし方を知らないこと、そして、自分の体質に合っていないヨガをしている人が多いからだとおしゃっていました。自分の身体を知って、自分の身体の声を聞くことができるようになったら、より健康的な毎日が送れそうですね。