YUKI先生が手を使ったインド式の数の数え方を教えている

こんにちは、ヨガジェネレーションのざっくです!
今回はヨガジェネレーションでは、珍しい?!クラスへ潜入してきました。メイン講師:サントーシマ香『RYT200全米ヨガアライアンス認定|ヨガ指導者養成講座(以下、RYT200)』のマントラ・チャンティング担当のYUKI先生のクラス。マントラは発音や音階が難しいため、日本人で講師として活動されている方も少ないのではないでしょうか。貴重なクラスの様子をレポートさせていただきます!

『マントラ』とは”神聖な波動を秘めた音”

マントラについて調べてみたのですが、メジャーじゃないためか日本語のwikiでは語源についての記載がなく、英語のwikiには以下の通り記載がありました。

Mantras written on a rock near Namche Bazaar Nepal.
The Sanskrit word mantra- (m.; also n. mantram) consists of the root man- “to think” (also in manas “mind”) and the suffix -tra,
designating tools or instruments, hence a literal translation would be “instrument of thought”.(引用:Wikipedia

簡単に訳すと『マントラ』の”マン”は考えること、マインド(思考)、”トラ”は道具という意味で、直訳すると『思考の道具』という意味になります。また、YUKI先生はマントラについて、このように説明されていました。

マントラは『真言』という意味で、神聖な波動を秘めた言葉です。また、インドの有名なヨギーであるスワミ・シヴァーナンダは”心の汚れを落とす石鹸”と例えていました。

マントラは唱えることにより、頭の中の雑念がクリアになる効果があるそうです。

数えることができないほど存在する伝統的なもの

生徒さんからの質問に答えているYUKI先生
「マントラの数はいくつありますか?YUKI先生はどのくらいの数を知っていますか?」講座の最後の時間は受講生からYUKI先生への質問タイムでした。

数えられない数あります。何千、何万、無限ですね。私が知っているものは数えたことがありませんが、100前後くらいでしょうかね。でも、実はたくさんの数を知っていることが大切なことではないんです。たくさんでなくていいんです。

マントラはすべて口承でのみ伝えられる伝統的なもので、グル(先生)からその人のためだけに渡されるマントラは人には言ってはいけないなどのルールもあるそう。伝統的と聞くと、堅いイメージにも感じますが、歌うように唱えましょうといってから唱え始めたマントラもありました。私たちの日常とはまた違った文化、伝統に触れる貴重な機会に受講生の皆さんもYUKI先生のお話に興味津々な様子でした。

ヨガクラスで聞いたことのある、あのフレーズもマントラ

マントラの教材を持った生徒さんの手元

オーム シャンティ シャンティ シャンティ(OM Shanti Shanti Shanti)

ヨガのクラスに出たことがある方なら、一度は聞いたことがあると思います。でも、このフレーズがマントラであり、言葉の意味について知っている人はそう多くないのでしょうか?(言葉の意味については、近日中に記事を公開いたします。)また、日本で有名なお経「般若心経」も元をたどればマントラでサンスクリット語だったそう。インドから、中国、そして日本へ渡って今の形になったと教えてくださいました。マントラについて知っていくと、なんだか異国のもののように感じていた気持ちも少し身近なものに感じられるのではないでしょうか?

リラックス効果も!自分にあったマントラを見つけよう!

目をつむってマントラを唱えているYUKI先生の横顔
「マントラはYouTubeでも聞けます」というYUKI先生が教えてくれました。YouTubeか・・・現代的!(笑)と少し思いましたが、マントラを学びたい、生活に取り入れたいと思った時にはとても役立つ情報だと思ったのでシェアさせていただきました。

また、YUKI先生は日常生活の中でマントラを唱える時は、その時々の気分によって浮かんだものを唱えるそう。唱えることで、リラックスできたり、心がすっきりしたりするそう。皆さんも自分の中でピンときたもの、お気に入りの1曲を見つけてみてはいかがでしょうか?