笑顔でお話をしているジェレミー先生

皆さんは、気分が落ち込むとどんな風になりますか?周りに気づかれますか?それとも、すぐに立ち直りますか?私は、落ち込むことがあると、とことん落ち込むたちです。「後ろからみても雰囲気やばいよ・・・(ー ー;)」と言われることも多々あり、「顔見なくても分かるほどか・・・」と更に落ち込んでいたら、ちょっとした嬉しいことがあって、5秒後には立ち直ったざっくです\(^o^)/こんにちは!

私のように、自然と心の状態が身体に出てしまった経験はありませんか?特に人前で話をするインストラクターのみなさんの中には、ご自身が緊張してしまいクラスの雰囲気作りに影響して悩んだ経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回はジェレミー・チャンス先生による『「個別対応力」を高めるヨガ指導法講座:テーマ3』に潜入してきました!演劇、音楽、アスリートなどの業界で有名なアレクサンダーテクニークというメソッドをヨガの指導に活かせる!講座で学んだいくつかのポイントをご紹介します!

アレクサンダーテクニークとは”身体の使い方”を学べるメソッド

アレクサンダーテクニークとは何か?をとてもシンプルにお伝えします
それはこれです!

グーの手で頭、チョキの手で脊椎を表現して説明してりるジェレミー先生

そういってジェレミー先生が見せてくれた時の様子を撮影したのが上記の写真です。簡単に説明すると、「頭と脊椎の接続部分がキーポイント」ということになるそう。そのことを身体で体感するために、ジェレミー先生がお一人お一人にポーズをしてもらい、普段ご自身がポーズをしている状態とジェレミー先生が手でサポートしてくれている状態の違いの変化を体感してもらう時間がありました。

このように、同じ動きをする時でも、アレクサンダーテクニークを知っていると知らないとでは大きな違いがあることがわかります。解剖学的な視点も交えながら身体に対する誤解を解くことで、より身体の構造に合った、自然で効率的な身体の使い方を学ぶことができるそうです。

思っていたより◯◯?!私たちは自分の頭周辺を感知できていない?!

ペアになって、自分の頭頂部から目の高さまでを確認してみましょう

生徒さんでペアになり、お互いの目から頭頂部までの大きさを確認している

とジェレミー先生に言われた通りに行っている様子が上記の写真。「思ったより広い!」という感想の方がほとんどでした。「え?そうなの?」と思った方は、ぜひお試しください!
ジェレミー先生がおっしゃるには、「私たちは自分たちの頭の部分を認識できない」そうです。確かに、自分の顔を鏡なしでは見ることができませんよね。そして、特に目から上の部分は上を向いても見ることができません。

自分の身体がどうデザインされているか実験してみよう

腕を視界のギリギリまで広げて手を回してみましょう
次は、肩より後ろに引いて回してみましょう

皆さんはどちらの方が回しやすかったでしょうか?私も気になったので、隅っこで参加させていただきました。同じ動作であっても、自分が思っている以上に、違いがあることに気づきました。「私たちの身体は、目で認識できる範囲内で使いやすい構造になっています」とジェレミー先生は教えてくださいました。

生徒さんへ身体の使い方について語りかけているジェレミー先生

ヨガを学んでいると、この様にさまざまなアプローチからどれだけ自分の身体のことを分かってないかを気付かされます。ジェレミー先生は、私たちの身体の構造を理解することで、どうすればより自然な状態で楽に身体を動かすことができるのかを教えてくださいました。

身体のパーツをイメージすると身体を楽に上手に使えるようになる

生徒さんの頭の動き方について手を添えてレクチャーしているジェレミー先生

頭を動かす時は、脳を「Sense(感覚・感じる)」ではなく「Image(想像)」しましょう

とジェレミー先生からのお声がけがあっても、つい”感覚”に意識が向きがちになってしまう受講生もいらっしゃいました。ヨガでは「自分の内側を感じる」というインストラクションを聞く機会がよくあるため、つい目を閉じて感覚を使う癖がついている自分に気がつくことができます。

でも、ジェレミー先生がここで皆さんにお伝えしたいのは、しっかりとそこにあることをイメージすることが大切だということ。それが出来るようになってくると、「自分が限界だと思っていた所を越えていける」と教えてくださいました。

「アレクサンダーテクニークは”頭ヨガ“だよ!」そんな風にお話していたジェレミー先生。講座では、ご自身の身体をどう使っているかを体感し学びます。それを活かしていくことでクラスに参加される生徒さんにも、より楽に身体を動かしてもらえるインストラクションができるようになるのではないでしょうか。