姿勢チェックを行うジュディ先生

様々な不調のケアに悩むヨガ指導者が講座に参加

本来全てのヨガはセラピー的であるべき。

これは以前にもご紹介した、ヨガセラピー講師のジュディー先生の言葉です。

そうであるにも関わらず、彼女の「ヨガセラピー指導者養成講座」に集まるヨガ指導者はほぼ全員と言っても良いほど、怪我や痛み、不調を抱えていらっしゃいます。今回も、以下のような声が多く聞かれました。

「アジャスト講座に出て参加者同士のペアワークで関節を痛めた」
「とある健康メソッドを取り入れ指導をしていたら体に痛みが出てしまった」
「力に頼るヨガばかりをしてしまい肩が外れ気味。次から次へと炎症が出て終わりがない」

生徒の状態を診るなら何よりもまずは呼吸!

呼吸のワークをする生徒たち

生徒の状態を診る時、私は何よりもまず呼吸をみます。その生徒が抱える不調が腰痛、消化器系、不安・鬱など、どのようなものであってもです。

とおっしゃるジュディー先生が1日目の冒頭でまず行ったのは簡単な呼吸のワーク。(簡単にできますのでみなさんもよければご一緒に!) 座った状態で目をつぶり、片方の手を胸の高い位置に、もう片方の手をお腹に当て、いつもの自然な呼吸をします。そして呼吸を吸うときに胸が膨らむか、それともお腹が膨らむかを確認します。

呼吸を吸うと横隔膜が下がるため、お腹が膨らむのが本来の自然な状態です。ですが、私たちはストレスや緊張で体が凝り固まっているため、多くの人が肺の上部3分の1くらいしか使わずに胸で呼吸をしているそうです。

私たちの肺は前にはもちろん、後ろにも横にも膨らむことができます。日頃からそれを意識して呼吸を胴体の全方向に送り込む練習をすると、体の状態が整います。例えば腰痛持ちの方は背面での呼吸ができるようになると症状が緩和します。私自身も飛行機で移動する時、背中と座席の間に必ずクッションを入れて、このことを意識して呼吸をしてるのよ!

機内の過ごし方を聞いた時はさすがヨガセラピー講師!と思いながら自分も次回は試してみようと思いながら聞いていました。

座位、立位、歩行。次に診るべきは体の動き

うつ伏せの生徒の足の長さをチェックするジュディー先生

続けて行われたのはジュディー先生お得意の「姿勢チェック」!実際のチェックに入られる前に少しお話があったのですが、以下の言葉印象的でした。

私たちの体は本来、自重がきちんと支えられるようにデザインされています。けれども日々の生活の中で無意識に膝をロックして後ろに引いたり、赤ちゃんを片方の腰に乗せて抱っこをしたり、長時間前のめりになってデスクに座ったりといった行為によって、自らバランスを崩しているのです。

また、日々目や耳にするのはテロをはじめとした人災や天災、不安定な政治情勢など恐怖を煽るニュースばかり。そんな中、私たちが取りがちな反応は「私は大丈夫!何が起きても耐えてみせる!」という頑張りモード。この心理状態からハト胸や反り腰になっている人はとても多いんです。ヨガ指導者にもこの傾向はよく見られます。

そしてその後、次々と生徒さんを指名しては姿勢を分析するジュディー先生。まずは自然に立ってもらい、そこから「頭、肩、骨盤、脊柱、膝、足」ごとに状態をチェックし、その人にとっての理想的なアライメントを口頭と手でアジャストしていきます。

腰痛に悩む生徒さんはうつ伏せの状態で姿勢のチェックを行いました。先ずは左右の足の長さをチェック。1-2センチほどのずれが見られましたが、このような左右差は足の筋肉量の違いで生じるもので、骨の長さが原因のことほとんどないそうです。

長い方の足が先に地面につくため、その度に足の付け根に負荷がかかり、筋肉が緊張し、その蓄積で腰痛が生じると判断。ジュディ先生が梨状筋(りじょうきん)と腸脛靱帯(ちょうけいじんたい)をマッサージやストレッチでほぐしたところ、足の長さの左右差が改善されました!

怪我や痛みの全ての原因は「いつもの自分」にあり!

話をしているジュディ先生

姿勢チェックのあと、その生徒さんが何気なく座り、先生の解説に耳を傾けた瞬間、ジュディー先生が「それよ!」と大きな声で指摘。生徒さんに目を向けると片膝を立てて座っていました。これも足の筋力が偏り、腰痛の原因になってしまうようです。

私たちの怪我や痛みの全ての原因は「いつもの自分(Natural to go)」の座り方、立ち方、歩き方、動き方にあります。

とジュディー先生。ワークで姿勢の分析をされている時ももちろんですが、例えばアサナのセッションの最中もすかさず生徒さんのアライメントで気になることがあれば携帯で写真を撮っていらっしゃいました。ヨガ指導者がどのようなタイミングで「誰の、どこを見ているのか」は通常のヨガクラスでは見られないものですが、ジュディ先生のそんな姿はヨガセラピー講師の「診る目」が視覚化された瞬間のようで、とても新鮮でした。また、やはり生徒の体の安全を第一に思うからこそ、常に目を光らせているのだということも伝わってきました。

ジュディー先生の指導者養成講座、まだまだ続きます!(^o^)/

生徒のアサナの写真を撮るジュディ先生

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