福田真理先生

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自律神経は心と体のバロメーター

1回目に引き続き、アーユルヴェーダを5日間実践する福田真理先生のプログラム。2日目の今回は自律神経と私たちの心や体との上手な付き合い方を現代医学に置き換えて説明、実施する回です。参加者たちには変化が訪れるのでしょうか?

自律神経とは、循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために、24時間働き続けている神経のことです。私たちが全く意識していなくても働き続けているとても大切な神経ですが、「実は知らない間に心や体に与えている影響は私たちが考えているより大きい」と真理先生は言います。現代医学で言われていることと同じ内容が実は5000年も前のアーユルヴェーダで言われていたことを知り、参加者も感心して聞き入っていました。

交感神経と副交感神経

自律神経は正反対の働きを持つ交感神経と副交感神経からなります。私たちを活動的にさせているのが交感神経、休眠させるのが副交感神経の働きです。どちらも適切に働いてバランスが取れているのが理想的ですが、現代人は交感神経が優位になりがち。その結果、常に頑張りすぎの状態が続いて、ストレスへと発展するようです。両方のバランスが取れていることが、ストレスもなく健康な状態です。

身体のチェック方法

骨盤まわりをチェックする真理先生
真理先生がまずチェックしたのは骨盤まわり!私たちの自律神経は脊柱(背骨)を通っていますが、背骨と繋がっている骨盤のバランスが崩れると、背骨にも大きく影響が出るためとのこと。昨日の姿勢チェックを今度は骨盤の傾き具合からチェック。いろいろな角度から検証します。

凝っている場合はほぐしてあげる

一部分だけ凝っている場合には、そこをほぐす運動も有効的。骨盤まわりだけではなく、肩や首もまっすぐな背骨を保つためにとても影響を与えている場所。参加者1人1人の体の状態をチェックしながら、自分に合ったエクササイズやポーズを伝授。空いた時間にすぐできる運動を取り入れていくのも忙しい現代人にはとても大切です。

病気になる前の赤信号

赤信号 真理先生のところに普段相談に来られる女性は病気や不調など様々な悩みを抱えていますが、アーユルヴェーダの考え方ではその原因としてストレスが関係していることが多いようです。特に下記のような方は注意が必要とのこと。

・将来に対しての野心が強い
・何事も人より頑張りすぎてしまう
・与えられた仕事や家庭への責任感が強い
・辛い状況でも上手に他人に甘えられない
・頼れる人が周りにいても、プライドが邪魔をして頼れない

強いストレスがかかると、その影響はやはり骨盤まわりの器官に顕著に現れやすくなります。女性特有の子宮筋腫や月経症などに悩む方に特に見られがちな状況だと言います。では、どのようにしてそのバランスを取ったらいいのでしょうか?

左右のバランスを整えよう

ポーズをとる真理先生
1人1人の姿勢チェックが終わり、いよいよ1番効果的だという呼吸法の伝授が始まります。体の左側と右側を交互に意識する呼吸を行うことで、参加者たちも一気に落ち着いた様子。さらにヨガのポーズは左右のバランスを整えるものを重点的に実施!明日からの変化がさらに楽しみになる2日目となりました。詳しい実践方法は、ぜひ真理先生に直接聞いてみましょう。

3日目は「消化機能」に関するお話。真理先生が個人的に1番大切にされている回です。お楽しみに!