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オンラインでアシュタンガヨガを始めて、よかったと思うのは誰もいない部屋に1人で練習できるところ。2年間買わずにいた自分のマンドゥカのプロを買ったとき、「そのうち辞めよう」と思っていたアシュタンガヨガがあまりに生活の一部になっていて、驚きました。(笑)
こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。
スタジオでたくさんの人と一緒に練習するのも楽しいけれど、1人で行うマイソールの練習は、自分だけに意識を向け、マイペースに練習できるすごく大切な時間。オンラインで始めてみてよかったと感じる方は私だけではないはずです。
さて、今日は、ヨーコ・フジワラRYT200第2週目。レッドクラスが終わったあとのフィードバックで、ヨーコ先生は大切なお話をしてくれていました。
自分の体を知りペースを掴むことの大切さ
アシュタンガヨガをすでにやっている人はわかるかもしれないけれど、始めたばかりの頃は、どれくらいのペースでどのくらいやるのか、っていうのが掴めていないよね。
とヨーコ先生。そうなんですよね。最初の頃は、自分の体を想像以上にわかっていないところがあります。私はそうでした(笑)どのくらいのヴィンヤサのペースが心地良いのか、自分の体はどのくらいまで耐えれるのか、どのくらいやったら痛めてしまうのか。
「丁度いい」ところというのがあるし、それは人によって違うものですが、それを見つけられると練習はとても楽しくなります。
練習に使命感はいらない「皆もやってるし、やらなきゃ」は置いておく
アシュタンガヨガには、「マイソール」という練習スタイルと「レッドクラス」という練習スタイル、2つの練習方法があります。
私が冒頭でお話した、自分のペースで練習するのが「マイソールスタイル」。ポーズの順番を自分で覚えて自分で練習していく練習方法です。
それに対して、ヨーコ先生がRYT200で行ってくれている練習法は「レッドクラス」と言って、ヨーコ先生のインストラクションに合わせて練習するので、ポーズを全部覚えていなくても安心です。
しかし、「皆で一緒に」が落とし穴。
「皆でやってると、「皆もやってるからやらなきゃ」って一生懸命やっちゃって、どこか痛くなっちゃって、うまくいかない!ってことあると思うのね。
とヨーコ先生。特に、日本人は素晴らしい協調性を持っています。「自分だけができていないと周りに迷惑をかけちゃうんじゃないか」「皆と同じようにできるようにならなきゃ」という焦りが出てしまうと、無理してしまう傾向に。
自分のペースっていうのは一人ひとり違うから。焦ってやらなくても大丈夫
とヨーコ先生もお話してくれました。
安全パイを保っておくわけじゃない。絶妙なところを探し続ける
だからといって、自分のペースだから、『今日はやりません』って言って、やらないと成長はないよね。限界までやっちゃだめだけど、安全パイをずっと保っておくわけでもない。その微妙なところをやっていくっていうことだよね。
これが本当に難しいところ。痛みというのは体の癖や力の加減、メンタルだったりいろんなことが複合的に重なり合って出来上がっているもの。
何か1つを変えたからといってうまくいくこともあれば、そうじゃないこともある。
自分の絶妙なところを見つけていく必要があるのですが、やらなければその「良い感じ」のところを見つけることができません。「丁度いい自分の力加減」を見つけていけるといいですよね。
自分の時間の使い方もペースの1つ
これは練習タイミングもそうね。夜やるか、朝やるかっていうところなんだけど、私の場合は夜はやることがいっぱいあって時間が経っちゃうから、それだったら朝早起きして今日の分の練習を終わらせちゃおう、って思ってる
とヨーコ先生。でも、この限りではないそう。
でも、私はそう勧めるけど、そうじゃないスケジュールだったら夜やる、でもいいよ。やらないより、やる方がいいよね。絶対、っていうルールはないから。
と話してくれました。「いつやるか、というよりも、いつだったら練習が続くか考える。」それが練習を続けていくコツなんですね。
自分の軸は何か。優先するものを考えてみよう
もちろん、生活のスタイルによっては、毎日同じ時間に練習ができるわけでもないですよね。
そんな方のために、ヨーコ先生はこんな風にお話してくれました。
これはね、自分の軸は何かっていうことなの。私の場合はヨガの先生だし、ヨガの練習が優先なの。でも、それを皆にやれってことじゃないよ。子供や家族がいたらそうじゃないかもしれない。自分の優先順位がどこなのか、ってことだよね。子供や家族を放っておいて、ヨガをやるっていうのも違うじゃない?「何のためにやってるの?」ってことだよね。
お仕事や家族のこと、色々な優先すべきものが皆さんの生活にもあると思います。私もヨガを何のためにやってるのか、ということにいつも立ち戻ります。私の場合は先生や生徒さんの笑顔が最優先。そのためにヨガをやっているのに、練習が最優先になってしまっては意味がありません。
なので、例えばヨーコ先生の来日中は練習しない日も多いのが現実です。
でも、その軸さえあれば、例えブレてしまってもちゃんと戻ってくることができますよね。皆さんの「ヨガ」は何のためにあるのか。それを大切にしながら、アシュタンガヨガを続けていってくれたら嬉しいなと思いながら聞いていました。
そろそろ、朝の練習が厳しい!(笑)皆さん、怪我には気を付けて今日も頑張りましょう!