笑顔の高尾先生

毎回満員御礼!
産婦人科医・高尾美穂先生による「ヨガ指導者に知ってほしい女性のカラダの基礎知識」。

1DAY集中講座ですが、毎回異なるテーマを掲げて全4回シリーズ(※)で展開しています。

 

  • テーマ1:女性ホルモンの基礎知識と更年期について
  • テーマ2:月経周期とそれに伴う症状について
  • テーマ3:女性特有の病気を知ろう
  • テーマ4:自律神経×ヨガを科学する

(※)どの回からご受講いただいてもわかる内容となっています。

今回は、そのなかのテーマ3「女性特有の病気を知ろう」についてご紹介します!

【はじめに】なぜヨガ指導者に〝女性のカラダの基礎知識〟 を知ってほしいのか

高尾先生が「私が大切にしているもののひとつ」と話すこのテーマ。
そもそもなぜ、ヨガ指導者に〝女性のカラダの基礎知識〟を知ってほしいのでしょうか。
高尾美穂先生

〈高尾先生〉
ヨガの世界やスポーツの世界、そして医療の現場にいる私たちは、周りにいる人の健康を直接的に、もしくは間接的に守ることができる立場にいます。それってとっても貴重なこと。
相手によっては、その方の人生をも変えることがあり得る影響力を持っているということを自覚する必要があります。
だからこそ知ってほしい。だからこそ学んでほしい。

先生は、ヨガ指導者も、医師も、同じく人の健康を守る立場だと考えているのです。

あなたは、生徒さんからカラダの悩みを相談されたことはありませんか?
そのとき、「正しい」と思える知識を持って対応できましたか?

たとえ「正しい知識」を知らなかったとしても、この記事を読んでいる時点で、それを知ろうという熱意があるはず。情報が溢れ、何が正しい知識なのかわからない現代、産婦人科医として実際に医療の現場に立つ高尾先生から「正しい知識」を学び、それを自身やヨガ指導に活かす。それこそがこの講座の目的です!

【第1部:座学】女性特有の病気を知る

講座は、座学とグループワークの二部構成。
高尾先生の軽快なトークでクラスが笑いに包まれたあとは、第一部として、女性のカラダについての知識を得る座学が始まります。

子宮筋腫・子宮内膜症・腫瘍・不妊症・月経困難症などの病気を例に、それらがどうやって起こるのか、痛みのメカニズム、発症率、死亡率などを、実際のデータに加え、医師としての経験や見解を交えて詳しく解説。

講座風景

ここで、受講者の顔は一気に引き締まります。

女性の病気の現実を目の当たりにして、生徒さんというより、おそらく自分のカラダと照らし合わせているのではないでしょうか。

女性ならではの病気と聞くと、最近メディアでその恐ろしさが報じられている乳がんや上記の病気が思い浮かびますが、実は婦人科受診する患者さんの多くは月経痛・PMS・頭痛など、とても身近な症状で悩む方が多いんだそう。これらは症状の差はあれど、重大な病気の初期症状の可能性は十分にあり得ます。

メモをとる生徒

先生は女性の身近な悩み「月経」「生理痛」について、さらに深く掘り下げていき、なぜ生理があるのか、生理痛のメカニズムなど、病気の解説と同じように発生の原点から話していきます。
そして「月経期の症状を緩和するこのヨガの動きが意味するものは…」と、ヨガのポーズと女性のカラダの構造を紐づけながら説明。

病気を知る⇒なぜ起こるのかを知る⇒女性のカラダを知る

もとを辿って理解していくことで、ヨガ指導時に漠然と「○○に効く」と思っていたものが、「○○だから○○に効く」と理論的にわかるようになっていきます。

【第二部】生理痛を緩和するポーズを考える

座学で得た情報を、第二部ではそれを生かしてのグループワークを行います。

先生が「みんなと距離近く、みんなの声を聴けるこの時間がとても好き」というグループワーク!
(生徒さん全員も「好き!」ときっと思っているはず!)

グループトーク

今回は「生理痛に効くポーズを考えてみよう」と題し、生理のいつごろに、どんなことを意識したポーズをおすすめできるか、数人1組になって考えます。

グループワーク

講座の集大成として、最後はグループごとにポーズを発表。1人が指導役になって、受講者全員にポーズを指導します。

デモ

時々先生が細かな説明や、アジャストメントでフォロー。これにより、ポーズを指導する際にどう言えば分かりやすいか、どこに気を付けてあげればいいのか、インストラクションとアジャストメントの勉強にもなるんです。

第一部で知識を得る(インプット)、第二部で知識を具体化する(アウトプット)。頭と身体をフルに使っての5時間ワークショップはこれで終了です!

まとめ

結婚、仕事、出産、子育て…、多様なステージを持つ女性は本来とてもパワフル。健康でハッピーな女性が増えたら、世の中もっと良くなる気がしませんか?
少なくとも、高尾先生とヨガジェネは本気でそう思っています(笑)

『yogaを伝えていくことは私たちの周りにいる人たち、10人、30人、100人を幸せにする力を持っているはず』

高尾先生の言葉です。

幸せの中心は幸せです。ヨガ指導者がカラダの正しい知識を理解し、自分のカラダを愛し、それを生徒さんに伝えていく。それが波紋のように広がっていったら…。

ぜひ講座に参加して、女性のカラダを知って、あなたのヨガ指導・ヨガライフに活かしてください。1回でも十分に意味がありますが、ぜひ4回シリーズで受講してほしい講座です。回ごとに知識と経験が深まり、ヨガ指導者としての幅が広がることは間違いありません。

高尾先生はいつも笑顔で心の扉を開けて待っています!

LOVE