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ヨーコ先生のワークショップの中で、いつも皆さんが
「これって私が出てもいいのかな…」と不安になる方が多く、お問合せを頂くことが多いワークショップ。それが
こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。
確かに、ヨーコ先生のあの完成度の高いアーサナを見ていると、「私にはハードルが高いのかな…」と思ってしまいますよね。でも、実は、すごく基本の大切なことを教えてくれているので、難しいポーズ以外でも使える情報がたくさんあります。
ポイント①肩と鎖骨をサンドイッチする?!肩の使い方
ヨーコ先生とえば、手!(笑)手がめちゃくちゃデカい!(笑)だから、逆転・アームバランスが得意なんだと思います。
という冗談はさておき、逆転・アームバランスの土台となる、肩周り、手は、アーサナにおける重要なポイントです。今日はその肩や手に関する3つのポイントをお話していたので、皆さんにシェアしたいと思います。
実は、昨年から今年の春まで、私も右肩を痛めていただのですが、この手の使い方ですごく改善されました。
まずは、肩甲骨と鎖骨の使い方について。
肩甲骨と鎖骨をね、サンドイッチするように使うといいよ~
とヨーコ先生。この2つの骨を拮抗させて使う。(難しい話だ。笑)鎖骨を上げる。そして肩甲骨は下げる。そして、その2つの骨を平行にスライドさせることが肝。肩が巻き肩になってもいけないし、逆に胸を開きすぎて、胸が落ちてしまってもいけない。(文章にすると難しいですよね。わからない人はぜひ講座へ。笑)
私は、下げなければいけない肩甲骨が上がってしまっていたので、肩を痛めていました。このイメージがつかめると、きっと今、肩で悩んでいる人は、劇的に良くなる可能性があると思います。
ポイント②手のひらと肩の筋肉の繋がり。筋連結(アナトミートレイン)を体で感じる
ここ数ヵ月のヨーコ先生の講座で一番おもしろいのは、この筋連結(アナトミートレイン)に基づいた指導です。筋連結とは、筋肉には筋膜という筋肉を覆っている膜があります。これは一つの筋肉を覆っているわけではなくいくつもの筋肉で繋っていて、その筋膜の繋がりのことを「筋連結(アナトミートレイン)」と云います。昨日の講座でも、
逆転とかアームバランス系はね、手のひらを上手く使えるようになるといいよ。
と教えてくれました。これは手のひらと肩の筋肉の繋がりのお話。
手のひらの小指側(小指球)と親指側(母指球)の方を使うのかによって、アプローチできる筋肉が違うのだそう。
手のひらもね、親指側を使うと、体の前面の筋肉が使えて、小指側を使うと背面が使えるから。しかもね、指(4本)を使うと、体の表層筋が使えて、親指や小指など手首に近いものを使うと深層筋を使えるのね。
と教えてくれました。
この筋肉を上手く使えるようになると、逆転やアームバランスをするときの土台となる、肩を上手く使えるようになります。
実は、私、これを初めて聞いて行ったときは、小指より更に外側、手の側面を使ってしまい、三角筋を痛めてしまったんですが、これが少し内側の小指球が使えるようになるとチャトランガがすごく安定するようになった気がしています。何より、三角筋の痛みは一気に無くなりました。
すごいですよね。やっぱり体って間違って使うと痛みに繋がるし正しく使うと痛みは減る。それが腑に落ちるので、ヨーコ先生の指導は人気があるのだと思います。
ポイント③手首の痛みにも指を使う?手首の屈筋と伸筋を拮抗させる
そして今回、講座内で、
「手首が痛くなるんですが…」
というお悩みが。本来人間の手首の伸展可動域は70度~80度と言われています。つまり、チャトランガなど、90度まで手首を伸展させるヨガのポーズは、構造上は優しくない動きをしていることになります。
そのため、痛めてしまう人がいてもおかしくありません。
そこでヨーコ先生が提案していたのが
指使うといいよ!
ということ、手の指にぐっと力を入れることで、伸展している手首に対して屈曲の力が働きます。そうすることで、手首の筋肉を拮抗させ、痛みを軽減もしくは防ぐことができるのです。
そんなところに答えが!?意外な練習法を学んでみよう!
筋連結をヨーコ先生に提案したときには、こんなにワークショップで活用されるようになるとは思っていなかったのですが、ヨーコ先生は、何かおもちゃを与えられた子みたいになるから、すごい。
そこから掘り下げて、実際に自分の練習につなげてしまう。
知識がちゃんと自分の身に付く、ってこういうことですよね。私はこれまで筋膜リリースヨガで、散々筋膜のラインを勉強していたけれど、筋膜を「リリースする」ことに使えても、こうやってアーサナに使うなんて考えもしなかった。(笑)
今回紹介したのは、ほんの一部分。20分にも満たない時間内でヨーコ先生がお話していた、逆転やアームバランスの土台となる手のお話。こんな面白いお話が、3時間たっぷり聞けるワークショップ。
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