マック久美子先生によるイシュタヨガ体験クラス

私たちは、日々様々な情報や環境、生活の状況に晒されています。一言で言うなら、ストレスですよね。気温の変化や、テレビから聞こえてくる不安なニュース、転勤や入学などの環境の変化など、生活の中には様々なストレスが存在しています。

これらのストレスは、私たちが本来持っている純粋さや静かで平穏な自分自身をも覆い隠してしまいます。

こんな時代に必要なヨガ、それが、イシュタヨガです。

こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。今日は、マック久美子先生が配信されていた、イシュタヨガ90分体験クラスに参加してきましたので、レポートさせて頂きたいと思います。

今ここで幸せになる。タントラをベースにしたイシュタヨガ

私たちは本来素晴らしい存在である、というのがイシュタヨガの考え方。今ここで自分の内面に目を向け、本来の素晴らしさを取り戻していくのがヨガだというタントラの考え方がベースとなっています。

ヨガの目的とは、ここではないどこかに行くことでも、切磋琢磨して知識を手に入れることや、がむしゃらにアーサナを練習することでもなく、自分自身の純粋さを取り戻していくことである。イシュタヨガではそう教えてくれます。

冒頭でお話したような、ストレスや変化は変わらずずっとそこにあります。しかし、それに、思考や心情に囚われてしまうのではなく、まして、そこから逃げるのでもなく、今ここで幸せになるツールだということですね。

ヨガスートラ第1章第1節:アタ ヨガ ヌシャーサナム

パタンジャリのヨガスートラ
スワミ・サッチダーナンダによる、パタンジャリの『ヨーガ・スートラ』の解説書。

今回は、久美子先生にお願いをして、クラスにテーマをつけてもらいました。それが

ヨガスートラ第1章第1節にある

アタ ヨガ ヌシャーサナム

RYT200やヨガスートラを読んだことがある方は馴染みがあるかもしれません。

色々な訳し方がありますが、私の手元にあるヨガスートラには、

これよりヨガを明細に説く

と書かれています。

この一文をどうとらえるかは教えてくれる人や流派にとって様々な解釈があります。

私は「さぁ、これからヨガが始まります」というように教えてもらいました。「今ここからヨガを細かく学んでいきましょう」という風に教えてもらった方もいるかもしれませんね。では、イシュタヨガでは、これをどう解釈するのか。今日の久美子先生のお話では

ヨガの最終的な目的は、思考や意識でいっぱいになってしまっている頭を休めることです。『今、ここにヨガが起こります』。今に意識を置くことで、「ヨガが起こる」、それがタントラのヨガの理解の仕方なんですね。

ヨガは「する」ものではなく、「始める」ものでもなく、私たちの中に「起こる」もの。今に意識を置くことで騒がしい心や頭の中を静め、その静けさの中に身を置くことで癒されていく、ということですね。

一歩一歩踏みしめるマットの感触と今、ここ

ヨガマットの上に立つ女性の足足元

こういったお話を聞いたあとは、アーサナです。その前にマットの上を歩く時間がありました。足裏を意識しながら、マットを踏みしめる、一足一足を丁寧に置いていく時間は、まさにこれだけでも「ヨガが起こっている」のを感じられます。

そもそも、今ここに意識を置くことを私たちは忘れてしまっています。次に行うこと、過去に起こったこと、そればかりを脳は考えてしまいますよね。

「次に行うアーサナは何だろう?」

「今の動きはあってたのかな」

アーサナを行っているときですら、そんなことを考えてしまう私ですが(笑)歩いているときは、さすがに考えませんでした。マットの感触、暖かさ、呼吸、それぞれを丁寧に感じる時間。これだけでも、今ここに意識を置くことができました。

疲れているとき、体が重いときこそヨガを

ベイビーコブラを行う久美子先生

イシュタヨガでは、どんなに短い時間でもいいから、1日1回自分の心と体と向き合い、そして思考や心情のないところに意識を置くことの大切さを教えてくれます。

忙しい現代人。身体よりも心や脳が疲弊している方多いのではないでしょうか。様々な変化やストレスで、疲れているとき体が重いときこそ、ヨガをする時間を自分に与えてみましょう。

「明日からまた、頑張ろう!」という活力が湧いてくるはずです。イシュタヨガ体験クラスでは、毎回、様々なテーマで久美子先生がクラスを考えてくださっています。

ぜひ、皆さんも受講してみてください。日々の喧騒から離れ、静かな時間を感じることで、やるべきことや日常生活が今以上のパフォーマンスでできるようになるはずです。

最後になりましたが、私のお気に入りの久美子先生の動画を掲載しておきます。久美子先生のチャーミングな一面が見れるので、皆さんもぜひお楽しみください。(笑)