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「私たち医師ができることと、ヨガインストラクターのみなさんができることは違う。お互いの役割を果たしていきましょう」
11月23日に開催された「腰椎ヘルニアと運動療法としてのヨガ集中講座」の最後に、西良浩一医師はこう言いしました。西良医師は、世界中の学会で、ヘルニア・腰痛に関しての発表を行ってる名医です。
ここでいう「ヨガインストラクターのみなさんができること」とは、腰痛を分類して、生徒さんにどちらの言葉をかけるか判断ができるようにになること。医師の診断・治療を受ける腰痛なのか、運動療法としてのヨガやピラティスでどうにかなるものなのか?そして、もちろん、運動療法で軽減を目指せるものなら、一緒に頑張る。
みなさんは、生徒さんで腰痛を抱えている人が生徒さんにいたら、はっきり分類することができますか?
医師の診断・治療が必要な腰痛なのか?運動療法でどうにかできるのか?その見極め方
11月23日に開催された「腰椎ヘルニアと運動療法としてのヨガ集中講座」はスタジオとオンラインを合わせて170名の方が参加されました。
西良医師は「YOGAが介入できる腰痛と介入できない腰痛」というテーマを軸として、お話してくださいました。とにかくわかりやすい!と大好評でした。
レントゲンやMRIなどを使わなくても問診で、先ほどのどちらの腰痛なのかを見極めることができます。ヨガで悪化すっる腰痛もあるため、この知識はヨガ指導者が生徒の体に責任を持つために必須の知識と言っても過言ではありません。
受講されたみなさんは、見極め方とその医療の根拠を学ぶことができたのではないでしょうか?
根拠のある厳選したヨガ・ピラティスのポーズを実践
後半のヨガ・ピラティスの実践を担当したのは、コンディショニングコーチの本橋恵美先生。本橋先生は現在、大学院生として西良医師のもと、学びを深めている医療研究者でもあります。腰痛専門のクリニックでの運動指導を含めた豊富な経験と、学術的な学びを組み合わせて、この講座のためにヨガ・ピラティスのポーズを厳選してくださいました。
そして、ポーズを行う前には、どうしてこのポーズを行うのかの根拠を丁寧に解説。
本橋先生の解説はいつも的確で、確信に満ちています。その力強いリードに安心感を覚えた方も多いのではないでしょうか?西良医師から、整形外科医の観点からの腰痛・ヘルニアを学んだ後だからこそ、この実践がよりクリアだったと思います。
ぜひ、ご自身の練習や指導に活かしてくださいね。
ヨガでここまでできる!が明確に。生徒の体に責任を持てるインストラクターへ
今回の講座で、「ヨガでここまでできる」という境界が明確になったのではないでしょうか?
保険適用のリハビリが終了した患者が、ヨガやピラティスを選ぶことが多い現在。一度、ヘルニアが治っても、もとの生活習慣や姿勢では、再発する可能性が上がってしまう。西良医師はそんなお話もされていました。
「手術は私たちが責任を持つので、私たちができないところをみなさんに頑張って欲しい」そんなメッセージが、胸に響いた方も多いと思います。
ヨガ指導者にできることの可能性が見えたかと思います。ご受講いただいたみなさま、ありがとうございました!
オンデマンドで発売中!お申し込みは11月30日まで
今回、講座が終了した後にも、「やっぱり受講したかった!」という声を多くいただきまして、「腰椎ヘルニアと運動療法としてのヨガ集中講座」をオンデマンドで販売しています。お申し込みは11月30日まで。西良医師がヨガ指導者向けに講義を行うことは非常に貴重な機会です。ぜひ、学んでみてくださいね。