初めての糸かけ

複数の作業を同時並行、短期間で切り替えながら同時進行で行う能力「マルチタスク」。重宝がられると思いきや、一見すると効率がよさそうですが、実は効率が悪いうえに、脳には悪影響を及ぼすのだとか…!

こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。

何を隠そう、基本マルチタスクで作業をしていることが多い私の仕事。電話、Facebookメッセンジャー、Emailに、チャットにLINE。連絡手段だけでも5つの手段を使いつつ、パソコンを開けて仕事をしている(笑)

なので、どこかの連絡手段で「ピンポーン」と鳴ると記事を書いている手を止め、その連絡を見て返事をして、それをしているうちに、電話が鳴り…

なんてことは日常茶飯事。

こうなってくると深刻なのが、体や心よりも脳が疲れてくる…!そんな私が出会った、究極の癒し「糸かけ」。初めての体験を書きたいと思いますので、ぜひお読みください。

糸かけを実践しに東京へ!住宅地にたたずむ可愛いサロン

糸かけ曼荼羅小林睦子
サロンで糸かけアートの作品共に。睦子先生。とても素敵な先生です♪

糸かけとの出会いについては、前回の記事を参照

1通のお問い合わせメールから始まった、糸かけとのご縁。早速、メールを頂いて、次の東京出張に合わせて、予約を入れ、糸かけを実際にしに行ってきました。(私は基本ヨガアカデミー大阪にいます)

東京、池尻大橋の住宅街にある子育て応援サロンSVAHA(スワハ)さん。サロンの近くまで来ると、「トントントン」というどこからともなく、金づちの音が聞こえてきます。

なので、迷うことなくすぐに辿りつけました(笑)

扉を開けると、すでにお二人の方が糸かけをしている真っ最中。

お話を伺うと、

丁度明日から、展示会をするんです~

というではないですか!そんなお忙しい日にお邪魔したにも関わらず、快く、初めての私に、糸かけのいろはを教えてくださいました。

真っ直ぐ釘が打てるか!?小学校の工作を思い出す

板に釘を垂直に打つって難しいんですね…!

木の板に釘を打ち付けるところから始まる糸かけの作業。正方形の板に、釘をまっすぐ打ち付けていきます。

釘と金づち、普段使うことがない!

だって、最近の家具はほとんどが金づちを使う必要のないものばかりだし、うちに金づちはない…!最後に使ったのはいつだったか…思い出していると小学校の工作の時間を思い出しました。

私の母校では、板に釘を打ち付けてビー玉を転がすというゲームを作る授業があったんですよねぇ…(誰か同意してほしい。笑)その時のことを思い出しながら、ひたすら金づちを振り下ろす。

真っ直ぐ打つために、息するのも忘れそうになるくらい集中しました。(笑)

※ヨガジェネのワークショップの際は、釘を打った板を持って来てもらうのでご安心くださいね。

美しい色はその時の心情を表す。気になる糸をチョイス!

糸かけ曼荼羅の釘と板
講座では、この状態から始めていくので、ご安心を!これは勿論、睦子先生がやってくれたもの。

斜めに打った釘は、睦子さんが

大丈夫、大丈夫~!うまいですよ~!

と斜めになっているのを真っ直ぐにしてくれて(笑)(優しい…)

いよいよ糸かけ…の前に、まずは使う糸を選びます。目の前には美しい京都の西陣糸。(しかもいっぱい…!)何を選んでいいのかわからなくなるのですが、10色の糸を選びます。

直感でいいんです!何を選んでもすごくきれいにまとまるので、心配しないで

と睦子さん。本当に…?と疑いつつも、好きな色をピックアップして、目の前に並べます。あまりにバラバラなものを選んでて、出来上がりが若干不安になりましたが(笑)糸選びを終え、いよいよ糸かけです。

数を数え、ひたすら糸をかけていくシングルタスク

糸かけの西陣糸
その日、私が選んだ糸の一部。西陣糸を見てるだけでも癒されます。

一定の規則性を持って、糸を釘にかけていく作業は、相当な集中力を要します。指示通り、釘の本数を数えて、言われた数字の釘に糸をかけていくうちに、段々無心に。

その作業をしているうちは、他のことは一切考えない(考えられない。笑)

頭の中は、釘を数えて糸をかける、というタスクのみです。このシングルタスクが、瞑想状態を生み出すんですね。無心になって、糸をかけていく作業は不思議ととても心が落ち着いてきます。

そうなってくると、選ぶ糸もどういうわけか、「次はこれだな」と自然とわかるので不思議。マルチタスク作業が多く、糸が絡み合ったような脳の中が、段々ほぐれてくのを感じます。

糸の乱れはは心の乱れ。レジリエンスが上がるかも!?

しかし、まさか最後まで順調にいくわけではありません。

途中で、

「あっ」

っと糸が釘からほどけてしまうことがあるんですよね。そんな時こそ、人間力が試される!その瞬間に「イラっ」としたり、「せっかくやったのに…」と悲しく成ったり、糸かけ中に自分が試されます。

なので、これをしていると、レジリエンスが高まるのを感じるます。(レジリエンス=ストレスに対応し、回復する力のこと)ストレスが発生すると人の感情は大きく揺れ動きますよね。糸かけをすることで、事実を受け止め挑戦を続ける力が備わってくると思うのです。

センスが無くても大丈夫!美しい曼荼羅模様

糸かけアート

ちなみに、皆さん、この糸かけって難しそうに見えませんか?こんなセンス良く曼荼羅が浮き上がってくるとは思えない…と思うでしょう?

でも、冒頭で、睦子さんが「どういうわけか上手くまとまるんで大丈夫」とおっしゃった言葉の意味が、終わるとわかります。私も無作為に糸を選んだのに、出来上がった、曼荼羅模様にめちゃくちゃお気に入りに。相当、癒されました…!

そして、持って帰って、社内で会う人会う人に自慢。(終いには、講座終了後Zoomの向こうにいる海外の先生にまで自慢した。笑)

なので、皆さんもきっと大丈夫。その時の自分に必要な色と模様にも出会えるはずです。

カラーセラピーや色を学んでいる人も、やってみるととても面白いかもしれません。

私が、作ったのはおよそ90分ほどでしたが、終わったあとのワクワク感と心の穏やかさは忘れられません。

ヨガジェネレーションでは、小林睦子先生に5月にワークショップを開催して頂きます。上手くできるかな…と思っている方も、1から睦子先生が優しく教えてくれるので、安心してきてくださね。

実はまた来週、東京へと糸かけしに行く予定。(今度は同僚も連れて)なので、また、その時の様子も記事にしたいと思います♪今から楽しみ…!