参加者のみなさんのその先にある笑顔。
産婦人科医:高尾美穂先生が正しい体の知識を伝える理由。
こんにちは。ヨガジェネレーションスタッフの亀井です。
ここ数日、極寒の日々が続いていますがみなさん、いかがお過ごしでしょうか?私は冬になると小沢健二が聴きたくなります(年代がバレますね・・・(;´∀`))。小沢健二の音楽が似合う街(個人的な意見です・・!)、表参道で開催された大人気の高尾美穂先生の講座『女性のカラダの基礎知識』にお邪魔してきました。
今回の講座は2017年初開催ということで、高尾先生が今年の抱負を話してくださいました。今年の高尾先生の抱負・・・!
気になりますよね..聞きたいですよね( ̄∀ ̄)焦らしてすみません!今年の高尾先生の抱負は・・・
『切磋琢磨して全体を進化させる』
この言葉に、高尾先生がどうして産婦人科医という職業を持ちながら、全国を飛び回って熱心に講演やヨガの講座を行っているのか?の答えが詰まっていたように思います。
高尾先生の講座に参加される方は、ヨガ指導者が多いのですが、高尾先生の目には参加者の先にいるその生徒さんたちの顔がはっきり見えているようでした。「生徒さんにきちんと寄り添ってあげてね。」という高尾先生の想いが言葉にはしなくても、伝わってきました。
生理の悩みや、婦人科系の症状の話というのは、女性同士でもなかなか話しにくい話題ですよね。いよいよ本格的な(?)自覚症状がないと産婦人科にも行く人も多くないように思います。高尾先生は病気(特にガンに関して)は早期発見が大切だと、切実に訴えていました。医師として数多くの女性と向き合ってきた高尾先生の心からの叫び。
少しの不調を相談できる、医師よりも世の中の女性の近い位置にいるのがヨガ指導者だと高尾先生は言います。だからヨガ指導者にはきちんとした知識を持って欲しい。そんな高尾先生の暖かくて優しい想いが会場には充満していました。
ヨガ指導者が一人一人、女性の体に関してしっかりとした知識を持つ。そのことによってその生徒さんの笑顔が増える。高尾先生が講座を全国で行うことで、笑顔は確実に増える。それは今年の抱負に合致していて、感動しました。
そして、高尾先生の全ての活動のコンセプトである”To make all Women Better 全ての女性により良い未来を”にも、まさに合致する光景だなと、笑顔を絶やさず伝え続ける先生と真剣に学ぶ参加者のみなさんを見ていて思っていました。
生理痛の原因は大きく分けて2つある
ヨガ指導者のみなさん、生徒さんから「今日は生理なのでクラスを休みます。」と連絡が来たらどうしていますか?
『「生理の何日目なのか?生理にまつわる症状はあるのか?ないのか?」それによって、ヨガをやっていい状態なのかそうでないのかを判断し、的確なアドバイスができるようになるヨガ指導者になって欲しい』と、高尾先生はおっしゃっていました。
「生理中はヨガをしないほうがいい」と考える方もいると思います。でも、それって一体どうしてなのでしょうか?理由をきちんと知っていますか?生理中でも、ヨガをやったほうがいい場合も実はあるのです。
生理痛の原因は実は大きく分けると二つある、と高尾先生は解説して下さいました。そのどちらかの場合はヨガをやったほうが、実は生理の時期を快適に過ごせるのです。(その内容は詳しくここに書く事はできないのですが・・・)
生理の前期と後期でヨガの付き合い方が変わる!?
もし生理中の生徒さんがクラスに来た時に、ヨガ指導者はどんなポーズをしてもらうといいのでしょうか?その理由はなぜなのでしょうか?最後の時間はどんなヨガが効果的なのかを参加者のみなさんで考えました。
グループに分かれて、生理期間中に適したアーサナを考えます。その間に高尾先生は1つ1つのグループを周り、質問に笑顔で答えていました。産婦人科医であり、ヨガの指導をしている高尾先生。本当に多くの女性と向き合っています。グループを周る高尾先生を見ていると、今、目の前にいる女性と真摯に向き合っているということがよく分かります。
私はその光景を見ながら、高尾先生の抱負の『切磋琢磨して全体を進化させる』という言葉の意味を考えていました。きっと私には計り知れない高尾先生の想いがつまっているのだと思いますが・・。「切磋琢磨」の意味を調べてみると”友人や同僚がお互いに励まし合って、学問・技芸・徳行などを鍛錬する意。”とありました。”人と人とが関わりながら”という意味が抱負に含まれているところに、私は嬉しくなり、高尾先生らしいなと思いました。
“未病”という状態にヨガができること
世の中で病気とは診断されないけど、不調を抱えている人は、本当に沢山います。
冷え性・生理痛・疲れやすい・肩こりなどなど。それらがヨガによって改善した方もいると思います。そんな話を耳にしてヨガを始めた方もいるのではないでしょうか?
日本で20代・30代の運動している人の数が、アメリカなどど比べると圧倒的に少ないというデータがあるそうです。妊娠・出産を経験する年代に身体を整える人が少ないという現実に、高尾先生は違和感を感じているように見えました。
不調の人を健康に導くヨガ。参加していた方たちはヨガの指導者が多かったですが、高尾先生の「一人でも多くの人にヨガを届けて欲しい。」というメッセージが込められていたように思います。
医者にかからなくても、自ら健康になる方法ある。それを医師である高尾先生が言ってくれるから説得力があります。
高尾先生が現代の日本にヨガを伝えてくれることを本当にうれしいと思った1日でした。高尾先生、ありがとうございました!
私は高尾先生のお話を聞かせていただくのは今回が3回目でした。女性の体は知れば知るほど愛おしくなってきます。高尾先生のお話を聞くようになってから、自分の体に「ありがとねー!」と話しかけているほどです(これは事実です!)
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。全国からたくさんの方が集まってくださいました。