プロジェクターの前で話をしている佐久間涼子先生

こんにちは、最近、咳喘息にかかったkayaです。
今日は、オハナスマイルヨガスタジオ祐天寺店にて佐久間涼子先生の「ヨガインストラクターとして大切なこと」講座を開催しました。

涼子先生とは、涼子先生がヨガジェネレーションで初企画を持った頃からの付き合いなので、毎回いろいろな想いを沸々とさせながら聞いていますが、客観的に見ていて、本当に「大切なこと」が学べる良い講座だなーと思います。でも残念なことにこの講座、涼子先生の都合により次回の開催は2017年の春以降です。そこで、今日私が感じた「大切なこと」をほんの一部ですが、ご紹介します。

ヨガインストラクターとして何を大切にしていますか?

講座で配られる教材のアップ

「どうやって生徒さんを集めたら良いのかわかりません」「もっと多くの生徒さんに来て欲しい」「リピーターを増やしたい」そんな悩みを抱えるヨガインストラクターさんは多いと思います。人の目に触れるため、ブログを書いたり、チラシを作ったり、WEBサイトを更新したり、やらなきゃいけないことはたくさんあります。もちろんそれらも大事なことですが、新規のお客さんを増やすのと同じくらい、リピーターを増やすのも大切です。

では実際に、クラスに生徒さんが来てくれた時に、ヨガインストラクターとして「何を大切に」接していますか? リピートしてもらうための工夫、何かしていますか?

大切なのは、生徒さんを混乱させない情報を与えること

生徒さんへアジャストしている佐久間涼子先生

例えば生徒さんがあなたのことを知って、「リラックスできるヨガクラス」を期待して来てくれたとします。でも会ってみた時の第一印象で「リラックスというよりもパワフルという印象だった」思わせてしまうと、その生徒さんはクラス中もリラックスできず、リピートしてくれる可能性は低いですよね。

「私は癒し系だとよく言われるから、リラックス系でがんばろう!」そんな風にイメージと在り方を統一することで、生徒さんを混乱させずにリピーターになってもらうこともできます。

とは言え、”自分が思う本来の自分”と”他人から見える自分(他人に与える印象)”は異なるものです。この講座では、どちらも否定することなく、”今自分が持っている魅力”を知り、最大限活かすことを大切にしています。

本人が気づいていない魅力を発見してもらう仕組み

笑顔で自己紹介をしている生徒さん

この講座では、生徒さん1人1人に前に出てもらい、他の参加者から「自己紹介の時に受けた第一印象」を教えてもらいます。

自分が「私はこういう人」と思っているものと同じものを伝えてもらえると「やっぱり」と納得し、自分が知らなかった魅力を伝えてもらえると、恥ずかしい反面、嬉しそうなかたが多かったように思います。例えば「紫のお花のような」「すみれを連想させます」「凛としたお花のイメージ」と言ってもらったとします。自分ではそんなキーワードをイメージしていなかった場合、他人からは優しさや凛とした力が見えているということなので、それは新たな発見ですよね。

笑顔で生徒さんの話を聞いている佐久間涼子先生

「私ってどんな人?」と家族や友達に聞いて教えてもらうこともできますが、周りにいる人たちは、もう「あなたのことをよく知っている相手」です。今から第一印象を教えてもらうのは難しいもの。かと言って、生徒さんに「私の第一印象って…?」と聞くこともできなければ、街を歩いている人に声をかけることもできませんよね。

初めて出会った者同士、印象を交換しあえるこの場は、ヨガインストラクターとして知っておくべき”自分が与える印象”を知ることができる絶好の場です。

佐久間涼子先生の魅力の1つは日本語が不器用なところ?

余談ですが、私は今まで「佐久間涼子先生が好き」という彼女の生徒さんに「涼子先生の魅力ってどこ?」と何度も聞いてきました。その中で一つ「なるほど」と思うものがあったのでご紹介します。

彼女の魅力の1つは、日本語がちょっと下手なところだと思う

確かに私が講座に入って聞いていても「ちょっと!!」と思うような言葉の選び方をしていることがあります。理由について聞いたところ、「彼女はヨガをすごく大切にしているし、もう経験も長いし、本当によく勉強している。生徒の身体もしっかり見ていて、長いスパンで相手の身体のことを考えてアサナに対するアドバイスをくれるから信頼がおける」と褒めた上で、こう続けられました。

笑顔の佐久間涼子先生

「彼女の日本語の不器用さは魅力だと思う。ここまで成長した今だからこそかもしれないけれど、発言まで全てが完璧だったら、彼女を身近に感じる人はもっと少ないんじゃないかな? 今みたいな距離感では打ち解けあえないんじゃないかな?」と。涼子先生は「明るさ」「付き合いやすさ」「親近感」が魅力と言われることが多いです。本人もそこは自覚していると思いますが、さすがに「日本語が不器用なところ」が魅力だと自覚しているとは思いません。

言い間違いが多い、日本語の選びかたが時々不器用、これは彼女の”親近感”を生み出し、壁をなくし、生徒さんとの距離を縮めている。一見すると短所ですが、それを彼女の魅力として捉えているかたもいる、という余談でした。

自分が思う自分・他人から見える自分、どっちが本当の自分?

生徒さんにアジャストしている佐久間涼子先生

このように、”自分が思っている自分”、”他人から見えている自分”というのは異なります。でもそれはどちらも自分であり、どちらかに偏る必要もなければ無理に変える必要もありません。ただ、それを知って、活かしていけばいいんです。

との先生からのメッセージでした。異なる2つの価値観の中で、どこを落とし所に、その現実をどう活かしていくのか、なぜそれが大切なのか、そんなことを学んだ時間でした。

ヨガが好きでヨガのインストラクターになったみんなに、「悩まなくていいようなことで悩んでほしくない!」 そんな想いから始まったこの講座。過去の自分と同じ悩みを抱えるヨガインストラクターさんと、佐久間涼子先生が真っ直ぐに向き合う講座です。