ジュディ・クラップ ヨガセラピー指導者養成講座

3月末、ジュディ・クラップ先生による初のヨガセラピー指導者養成講座を開催いたしました。今回、開催に伴いジュディ先生が内容にとてもこだわりをお持ちであったため、「5日間でヨガセラピーの指導者を育てるなんて無理!」と言われ、最初は開催自体が難しいかも…と思われたほど。

いざ開催してみると、参加者のかたから大変高い評価をいただくことができたので、ご紹介させていただきます。

「無理!」と言われたけれど内容を厳選した5日間

ヨガセラピー指導者養成講座|クラス風景
2015年までジュディ先生は3日間の集中講座をヨガジェネレーションで開催されていましたが、卒業生から「ヨガセラピーを私も教えられるようになりたい」といった声を多数受け、ヨガセラピー指導者養成講座の開催を先生に打診しました。でもジュディ先生のお返事は「5日間で先生になるのは無理よ!」というもの。

もちろん、数十年かけて築いてこられたジュディ先生がお持ちの経験や叡智をたった5日間で全て教えていただくのはどう考えても無理なことは私たちも分かっています。

ですが、それでも世の中のヨガの先生たちが、「ヨガセラピーをより深く学び指導者として活動していきたい」と思っている限り、そしてヨガセラピーが世の中から求められていることを考えても、ジュディ先生にお願いする気持ちは変えられませんでした。

そこで「もちろん難しいのはわかっているけれど…60〜90分のヨガクラスを開催できるように、内容を厳選してください。基本となるヨガセラピーの考え方を伝えて、ヨガセラピーを教えられる先生を育てたいんです。」という想いを伝えました。

結果、ジュディ先生もご自身の経験から、もっとも基本となる部分、求められている部分を厳選して講座を開催する旨をご了承くださり、2016年4月、なんとか初めての開催が可能になりました。

ヨガセラピーでは基本の立ち姿勢1つでも、インストラクションは変わる

ヨガセラピー指導者養成講座|クラス風景
ヨガインストラクターのみなさま。
「タダアサナ(基本となる立ち姿勢)」の時に、どんなインストラクションをしていますか?

「両足をしっかり床につけて、背筋を長く伸ばして…」とみんなに同じ内容を伝えているかたはぜひこの講座に参加してください。

人にはそれぞれ日常生活の中でついた歪みがあり、それによって骨盤の傾き具合や筋肉の付き方が変わります。つまり、何も意識していない状態での立ちかたは人それぞれ異なるということ。

それにも関わらず、みんなに同じインストラクションをしていては生徒さんを正しい姿勢に導くことはできません。

1人1人の身体の何を診たら良いのか、何をどう伝えたら良いのかを教えてくれるのが「ヨガセラピー」であり、この講座です。

ジュディ先生のヨガセラピーは「身体に正しい位置を教えてあげる」もの

ヨガセラピー指導者養成講座|クラス風景
この時は、バレリーナのかたがモデルになっていましたが、バレリーナは脚が外旋している特徴があります。

ではどう診たらそこに気づけるのか、バレリーナとそうでないかたの身体の違いは何か?「歩きかた」「立ちかた」「骨の位置」といった点から身体を診て行きます。

「身体に正しい位置を教えてあげること」が、癖や歪みを正す第一歩。こうして、ジュディ先生の数十年にわたる知識や経験をもとに講座が進んでいきました。

講座の魅力は観察ポイントを学び、提案力を身につけること

始めは開催が難しいと思われた本講座でしたが、参加者からいただいたフィードバックを拝見していると、ベースとなる考え方やスキル・技術を身に付けていただけたことが確信できました。

<参加者からの声>

  • とても良いトレーニングでした。深い気づき、自分自身の練習にも生徒さんのためにも、怪我をしないさせないために、たくさんの大切なことを教わりました。
  • 骨格筋から神経、そしてエナジーまで全て包括的にバランスがとれていてとても納得のいくことばかりでした
  • 実際に筋肉や関節をきちんと使うことで今まで痛かったポーズが痛くなくなったことが嬉しかった
  • 生徒さんの姿勢の観察ポイントを教えてもらい、人それぞれにあった提案法がわかった
  • 身体の不調のみわけかたや効果的なストレッチ、ブロックの使い方など大変勉強になりました

ヨガセラピー指導者養成講座|クラス風景
初開催、ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!