ヨーコ・フジワラ

一定の年齢を超えると、年を重ねることをネガティブに捉えがちなのが、私たち。「そんなことない!年を重ねるのが楽しみだもん!」という人も、そんなつもりはなくても、

「年だなぁ…」

と感じてしまうことがあるはず。(私は最近リールやTik Tokを見る度に思いますよ…悔しいから絶対言わないけど。笑)

企画部のような仕事をしていると「今の流行りにどのくらいついていけるのか」時代の変化を見抜いていく目を養っておく必要があります。昔はただ楽しかったのに、今は、いつまでこの仕事ができるのか、と怖くなることも。

こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。

最近「年齢に寄り添うヨガ」を副題として掲げている講座が多く、「年齢」について考えることもしばしば。そんな中、見つけ出したヨーコ先生のYouTube。テーマは「年の重ね方」。どんな風にこれから先を生きていくのか。ヨーコ先生の考えを聞いてみましょう!

動画視聴はこちらから


2つの苦しみ。若さへの執着と老いへの諦め

年齢を重ねる上での苦しみは2つあります。

まず1つ目。特に女性は、若い頃から、年齢との闘いだったという方もいらっしゃることでしょう。〇歳までに結婚して、〇歳までに子供を産んで、子育てをして…。(私は仕事でもありましたよ。前職では、〇歳までにはこの階級になっておきたい。みたいなやつ)

特に若いころは、いつの時代も、年齢に左右されてしまう人は少なくありません。

2つ目は、「諦め」。「もう年だから…」という言葉。その後に続くのはおそらく「仕方がない」「何かを始めるにはもう遅い」、あるいは「何もしたくない」といった否定的な言葉ではないでしょうか。

この2点の側面から見る「年齢」。

ヨーコ先生は、動画の中で、大切なことをお話していました。

アシュタンガヨガで考える。人間の性

ヨーコ・フジワラの朝練風景
アシュタンガヨガは執着心との闘い。苦行です。

ヨーコ・フジワラと言えば、言わずもがな「アシュタンガヨガ」。アシュタンガヨガのシステムの特徴の1つに、「先生からポーズを1つずつもらっていくこと」があります。

アシュタンガヨガはポーズの順番っていうのが決まっています。次のポーズを先生からもらうシステムですね。だけど、『次のポーズが欲しい』って思って練習するんじゃなくて、今のポーズをしっかり頑張って練習して、結果上達するから、自然と次のポーズが貰えるっていうのが理想的。お金や若さもそうだけど、私たちって、『もっと欲しい、もっと欲しい』って貪欲になっちゃうじゃないですか。

とヨーコ先生。本当にその通りですよね。『もっともっと』となってしまうのが人間の性。でも、だからと言って、じゃあ、「もういいや」って諦めてしまうのも何か違う気がします。

執着と向上心、諦めることと手放すことの違い

ヨガジェネレーションYouTubeでも話してくれています。

これに対して、ヨーコ先生は次のように話してくれています。

執着することは良くないけど、頑張って努力して前に進みたいって思うことも悪いことじゃない。それに「もういっか。」って諦めてしまうのもなんか違う。だから私が、結論として考えたのは、「今の自分に満足しているかどうか」ってことだと思うの。

つまり、アシュタンガヨガも年齢も、「大切なのは今この瞬間自分にちゃんと満足できているのか。」自分の在り方が大事だということ。その上で、一生懸命練習し、前に進もうということです。

今、自分には何か足りないから、それを埋めるために『もっと欲しい、もっと欲しい』ってしていると、いくら手に入ったとしても、いつまでも自分は満たされなくても、もっともっとってかき集めちゃうんじゃないかなって思うんですよね。

でも、皆さん思いますよね。「じゃあ、どうやったら自分を満たすことができるんでしょうか?」と。

自分を知ることがその第一歩。ヨーコ・フジワラのもとへようこそ

ヨーコ先生来日時のマイソール風景
ヨーコ先生来日時のマイソール風景。ヨーコ先生の下で200時間を学んだ生徒ばかりです。

ヨガの教えの中に、八支則というのがあって、その中のニヤマには「サントーシャ:足るを知る」っていう教えがあります。あとは、ヤマの中の「アパリグラハ:貪欲にならない」っていうのもあったりするんだけど、大事なことは、自分のことをよく知って、満足できた上で努力を進めていけばいいってことです。

ヨーコ先生はこう話してくれています。満たすためには「自分を知る」。非常に簡単そうで奥が深い、この作業。でも、ヨガは自分を知っていくための良いツールです。マットの上で自分と向き合い、自分という人間を知っていく。そして、どれだけ自分にはたくさんのものがあるのかを知っていく。そうしていくことで、自ずと満たされていきます。

ヨーコ先生が開催されているRYT200のトレーニングはまさにその時間。

自分を知るという道は、決して楽しい時間ばかりではありません。道に迷うことも悩むこともあります。でも、それとは逆に、自分にはたくさんのものがあるのだと気づいていく時間でもあります。

その道しるべとして、ヨーコ先生がいてくれるのです。

いよいよ4月から新たなコースが開講します。ぜひ、興味がある方は、RYT200無料説明会が定期的に開催されているので、ヨーコ先生に逢いに来てくださいね。3月15日(水)が早割期限ということもあり、3月14日(火)に最後の説明会が開催されます。

そして、最後に、余談です。このお話を聞きながら、私は思いました。

時間は進むものだし、年も取るもの。それには抗うことができません。

でも、今日が一番若い!(笑)

今この瞬間が一番若いんだから、いろんな挑戦をするべきだし、努力も惜しむことなくする必要があると思います。

私の周囲は、ヨーコ先生始め、楽しそうな年上のお姉さま方がたくさんいます。皆、好きなことをして自由に生きている。私はそんな背中を見ているので、年を重ねることに抵抗がありません。

でも、今を一生懸命生きることが、この先をもっと楽しく暮らしていくポイントなんだなとこれを聞いていて思いました。

明日からもヨガの練習頑張ろうっと。

もっと余談。昔、ヨーコ先生とこんな話をしたこともあった。ので、このインタビューのリンクも貼っておきます。(懐かしい…)