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ヨガをしていると一度は耳にしたことがある「アーユルヴェーダ」という言葉。最近では、大阪でもアーユルヴェーダサロンと名のつくところがチラホラ。エステやマッサージというイメージを持つ人も少なくありません。オイルマッサージや、体質診断など、Googleで検索したらいろんなサイトが出てきます。
しかし、本来のアーユルヴェーダはインドの伝統医療。
ヨガとも深く関連している分野です。昨日、ヨガアカデミー大阪では、日本アーユルヴェーダ学会の副理事長であり、インドのアーユルヴェーダ医師でもある浅貝賢司先生をお招きして、中井まゆみ先生のRYT200の講義が行われました。
こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。
アーユルヴェーダと言っても、深く勉強したことがなかった私。でも、中井先生のRYT200で初めて浅貝先生の講義を聴講したあと、すぐに浅貝先生のコースに入って、今まさに勉強している真っ最中。この講義は思い出の講義です。
心はヨガで。体はアーユルヴェーダで
前回は、浅貝先生をプロジェクターで繋いで講座をして頂いたのですが、今回は浅貝先生も、アシスタントのうりちゃんも対面でお会いできました。
講義の始まりにはこんな言葉が。
心はヨガで、体はアーユルヴェーダで、とインドでは云われています
実は、前回の講義で、浅貝先生のこの言葉を聞いて、アーユルヴェーダを勉強することを決意した私。ずっとヨガだけを実践してきた私は、魂や心は勉強してきたけれど、この体とどう向き合っていくかというところは、深く学んだことがなかったからです。
消化不良が病気の原因。消化力を高める生活を
アーユルヴェーダでは、あらゆる病気の原因は消化不良、胃の問題だと言われています。
前述した通り、アーユルヴェーダはインドの伝統医学。つまり、インドには病院があり、そこで治療が行われています。
浅貝先生は、7年間インドに渡りアーユルヴェーダを勉強し、医師免許を取得された先生です。インドでは実際に病院で治療もされていたそう。
アーユルヴェーダでは、例えば、何か病気が見つかったときにまず、何をするかというと消化力を高めるお薬が出されるんです。まずは出されたお薬がちゃんと消化できるように、といことですね
確かにどんなに良いお薬でもちゃんと胃で消化する力がなければ、その薬の効果も減少してしまいます。中にはこの消化力を高めるお薬だけで、症状が治まる人もいるのだとか。そのくらい消化力と体調には密接な関係性があるのだということがよくわかります。
ハードルは低く。実践できる白湯習慣
そんな消化力を上げるために、手軽に出来る方法が紹介されていました。それが
「白湯を飲む」
ということ。日常にも取り入れやすいし、RYT200の方々も、実践者が多くて驚き!
白湯の飲み方をお聞きしたところ、お水を温めたものを、自分の好きな温度で飲む。というのがポイントだそう。どのくらいの温度がいいのか、というご質問には
温かみを感じるものであれば、自分の欲しい温度で作ってもらったらいいですよ。
と浅貝先生。お白湯と聞くと色んな情報がネットにも載っています。
- 沸騰させ終わったら、そのお湯を50度程度まで冷ます
- 10分〜15分程度沸騰させる
- 直火で鉄瓶を使って沸かす
などなど。色々な方法がありますが、浅貝先生曰く、
時間が無ければ、電気ポットでも電子レンジでチンでも構いません。まずは、続けることが重要です。
とお話してくれました。(めんどくさがりの私には、このハードルの低さが丁度良い。)忙しい現代人。鉄瓶なんて家にないし、朝15分も沸騰させてる時間がない、という方もいらっしゃるかもしれません。
なので、まずは習慣にできるよう、ハードルを下げて実践することを教えてくれました。
チャイ作りの実践も。スタジオならではのプロの味
コロナ以降、対面での講座はヨガアカデミーでも随分と減ってしまいましたが、対面の良いところは、やっぱり実践!この日はスタジオでチャイ作りも!プロのうりちゃんが居てくれたから、安心して飲む側に専念しました(笑)
チャイは淹れてくれる人で全然違う!
ミルクティーにスパイスをたっぷり入れて、お砂糖も同じくらいたっぷり入れたチャイは、麻薬のような飲み物。
チャイはケーキだと思ってください(笑)
と言われながら皆で頂きました。(笑)講座の中ではレシピもお渡しているので、皆おうちで作ってくれるかな~。
人生100年時代。この体でどうより良く生きていくか
浅貝先生がこんなこともお話もされていました。
アーユルヴェーダはどうやったら与えられたこの体で、より良く生きることができるのかっていうことを目的にしているんですね。
今世で与えられたこの体。調子の良いときもあれば、そうじゃないときもある。だけど今世はこの体で生きていくと決めて我々は生を受けました。だからこそ、この体をいい塩梅に保つ方法を知っておいて損はありません。
人生は100年時代と云われる世の中になりました。長寿は何千年も昔から人類が求め続けていた夢でもあります。しかし、ただ長く生きるのではなく、健康で快適に生きることができるといいですよね。
浅貝先生は難しい方法ではなくて、日常に使いやすいアーユルヴェーダの知識を教えてくれました。
今回は白湯について少し触れましたが、講義内容は多彩!いろんなことを教えてくれたので、中井先生の大阪のRYT200生は楽しみにしていてくださいね。
最後に浅貝先生のホームページをご紹介しておきます。