皆さん見えてるものは、皆違うかもしれませんが、宇宙って皆に平等なんですね。

私がちょうどスタジオに入ると中井まゆみ先生がこんな話をしていました。

こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。

先日今年最初の中井まゆみ先生のRYT200が行われていました。年末年始、少しヨガから離れた方も多かったかもしれません。が、ここで中井先生の講義を受けてもう一度スイッチを入れた人も多いんじゃないかな、と思いながら見ていました。

バガヴァッドギータ―で見る。この世の全て

この日の講義はバガヴァッドギータ―。ギータ―の中にはこんな一文があります。

アルジュナよ，執着を捨て，成功と不成功を平等（同一）のものと見て、ヨーガに立脚して諸々の行為をせよ。ヨーガは平等の境地であると言われる。

バガヴァッドギーター2-48

そもそもバガヴァッドギータ―とは、ヒンドゥー教の聖典のひとつ。壮大な叙事詩のストーリーの一部で、箇条書きで教えを書いてくれているテキストです。

1人で読み進めるにはちょっと難しい。

私も最初、何を書いているのかさっぱりわかりませんでした。（笑）だからこそ、先生と一緒に読み進めるのが良いとも云われています。

今回は、中井先生が今の言葉で説明してくれたので、きっと皆さんもわかりやすかったんじゃないかと思います。

世界は皆に平等。何を持ってるか持っていないかではない

先ほどの文章の最初はこんなテキストでしたよね。

執着を捨て，成功と不成功を平等（同一）のものと見て，

中井先生はこんな風に話してくれました。

苦しみっていうのは、自我（自分）から生まれます。自分と他者と比べてしまって、劣等感を覚えているんですよね。自分が持っていないものを持っているひとを見て、羨んだり、憧れたりする気持ちに執着してしまっています。でも本来は何を持っているか持っていないかじゃないんですよね。

私たちが見ている世界は、本来皆平等です。

しかし、私たちは「結果」や「目に見えるもの」に執着してしまいがち。苦楽、得失、勝敗。考えて見れば、私たちは社会生活の中で、楽を手に入れ、得を手に入れ、勝利を手に入れることばかりを教えられてきます。

一度そこから離れて見る。

そうしないと心の平安を手に入れることはできない。というのがギータの教えです。

難しいですよね、私たちは勝負には勝つことを教えられ、できることなら楽しい方に心が傾き、失うことより得ることの方が心が満たされる気がする。

でも、本当は、全てを平等に見ること、そこにこそ、本来の幸福があるのだというのです

私たちは嫌なことに近づこうとする。心の平安から遠ざかる罠

しかも、人間ってね、嫌なものに近づこうとする性質があるんですよ。

と中井先生。手に入れたいのは、幸せのはずなのに、なぜか「嫌なもの」に引き寄せられる経験はありませんか？

どうしてなのでしょうね。でも、本当なら考えたくないことなのに、「頭から離れない」という経験、皆さんにもありませんか？

嫌いな上司を思い浮かべたら寝られない。

明日あるテストのことを考えるとドキドキする。

経済的なことなど将来への不安を感じてしまう。

考え始めたら、止まらない。そんな経験誰しもあるはずです。それをコントロールするのがヨガの役目。

感情に惑わされない。冷静に見る練習

そんな脳の暴走を止めてくれるのがヨガです。

ざわざわしていれることをまず、受け入れましょう。そしたら、それを冷静に見て見るんです。【何でそうなんかな？】って考えてみる。それから、知識と照らし合わせる。こうやって自分で自分をコントロールしていくことができるようになります。

ここで言う知識、というのは。「この宇宙は平等である」という知です。これを知っているかどうかです。知っていれば、結果に一喜一憂し、苦しみに振り回されることもありません。

もちろん、簡単にはできない行為。言葉にすると簡単ですが、練習は必要です。

すぐに結果を求めてしまうのは私たちの悪い癖ですね。まずは行為に専念する。そうすることで、気が付いたら、心の平安が訪れるのかもしれません。

いかがでしたか？中井先生の教えてくれるヨガ哲学。実は、すごーく眠くなりやすい午後の時間に行われているので、今年は、私もできるだけ文字にしに入ろうかなと思います。（笑）

また書いてみますので、楽しみにしていてくださいね。

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