リラックスの秘訣は幸せホルモン
現代人最大の悩みとも言える「ストレス」。大なり小なり誰もが持っているものですが、脳や心臓の病気の原因になることが医学的にも証明されており、私たちにとって最も重要な生活改善ポイントの1つです。厄介に思われがちなこのストレス。
実はホルモンバランスをコントロールすることで劇的に改善できることをご存知でしょうか?アーユルヴェーダヨガで生活改善するプログラム、最後となる5日目は、話題の「幸せホルモン」を出す方法を福田真理先生がご紹介します!
幸せホルモン「セロトニン」
幸せホルモンという別称でも知られるセロトニンは、ドーパミン、ノルアドレナリンと並ぶ三大神経伝達物質です。私たちを緊張状態や興奮状態にするドーパミン、ノルアドレナリンに対し、これらの活動を抑えて精神を安定状態に保つ役割を持っています。セロトニンが不足すると、意識が常に覚醒し続けて疲労感がたまり、うつ病などの原因にもなりやすいと言います。
まさにリラックスの鍵を握るセロトニン。実はアーユルヴェーダとヨガを上手に活用することで増やすことが可能です。ではどんなことから始めたらよいのでしょうか?
鍵を握るのはミトコンドリア!?
セロトニンを増やすにはコツがあります。それは、ミトコンドリアを活性化させること!セロトニンが役割を果たすには活動のエネルギー源が必要です。そしてそのエネルギーを運んでくれるのが、食事などから得た栄養素をエネルギーに変換してくれるミトコンドリアです。
ミトコンドリアは、体内のリズムを整えることで活性化します。つまり、アーユルヴェーダで生活リズムを、そしてヨガで呼吸のリズムを整えることが鍵になります。まずは今日からすぐにでも始められる実践方法を真理先生がお話ししてくれました。
朝の習慣を身につけよう!
真理先生がセロトニンを増やしてリラックスする簡単なコツの中から、朝の過ごし方をご紹介!まずは、起床したら太陽の光を浴びましょう。アーユルヴェーダでは人間の体内時計は太陽の動きと同じだと言われています。太陽の光を浴びることで、前日からの疲れやストレスをリセットした状態で1日をスッキリと始められます。
さらに、朝の習慣を何か作りましょう。4日目でもご紹介したタンスクレーパー(舌磨き)や白湯を飲むこと、また鼻うがいも、毎朝の習慣に取り入れやすくオススメとのことです。もちろんきちんと歯を磨く、軽くストレッチをするなどでもOK。1日を始める準備を習慣化することで、体内時計が徐々に整っていきます。けれど、仕事の都合でどうしてもそれが難しい…などの事情がある場合も安心。今度はヨガで調整しましょう!
ストレスを溜めないヨガをしよう
これまでの集大成となる5日目は太陽礼拝からスタート。1呼吸ごとにポーズを変えて一定の動きを繰り返すため、呼吸と身体の動きがリズムを生み出して体内時計を整える手伝いをしてくれます。さらに太陽礼拝に含まれるポーズで全身をまんべんなく動かすことができるので、細胞1つ1つにまでリズムを生み出せます。
そして3日目で真理先生がご説明した「アグニ」。消化力を司るアグニも、太陽の動きと同じサイクルで活動しています。しっかりとお腹を温めるポーズを行って、身体の中からもリズムを整えていきます。途中ブロックを使って簡単に逆立ちポーズにチャレンジできる秘訣も伝授され、参加者はポーズを楽しんでいる様子でした。しっかり動き切った後に行うリラックスポーズは、5日間の中でも一際安らかな時間となっていました。
大満足の中、あっという間に過ぎた5日間。真理先生と過ごす日々の中で、参加者にはどのような変化が訪れたのでしょうか?次回のレポート最終回にて皆様の変化をお伝えします!