桶田弥里先生が陰ヨガ体験クラスをされている様子

こんにちは!ヨガジェネレーションのベーです。
「陰ヨガ」と聞くと皆さん、どんなヨガを思い浮かべますか?静かそう、ゆっくりで、動きが少なそう…。いろいろ想像しますよね!そこで、今回、2017年11月からヨガジェネレーションで陰ヨガ体験クラスを開催して頂いている桶田弥里先生の陰ヨガクラスを受けてきました。陰ヨガってどんなヨガなの?と思っていらっしゃる皆さんにその様子をレポートしたいと思います。

古代中国の哲学ベース?ヨガ哲学はインドだけじゃない!

太極図
陰ヨガを語る上で欠かせない哲学のひとつが、陰陽論。古代中国で生まれた思想で、『この世の森羅万象全ては性質の違う陰と陽で成り立っている』という自然哲学です。陰陽論は聞いたことがない人でも、上記の図は見たことがあるという人も多いのでは?上の図は太極図というもので、白が陽、黒が陰を表しています。そして、この性質の違う陰陽2つが合わさって1つのものを作り上げているため、1つの円で描かれています。陰と陽、性質は違えど、2つで1つということを表しているのです。

この哲学をベースにしているのが陰ヨガ。陰陽論は自然哲学のため、天が陽、大地が陰とされています。人の体では天に近い頭が陽、足が陰。私たちの体も陰と陽で成り立っているのです。ですから陰ヨガのクラスでは主に下半身(体の「陰」の部分)を使うポーズが多いというのも納得です。ヨガと聞くと、インドを思い浮かべますが、中国の哲学ベースのヨガもあるんですね!

80代でも挑戦できるヨガ!?老若男女楽しめる!

陰ヨガ体験クラスの中で桶田弥里先生がアジャストしている様子
ヨガクラスといえば気になるのはやっぱりどんなアサナをやるの?ということ。陰ヨガでは独特のアサナが多く、普段のヨガクラスではあまり見かけないアサナが多いことが特徴です。しかし、ポーズ自体はとてもシンプルで、老若男女様々な人に楽しんで頂くことができます。

最高で年齢が80代の方でもクラスに来てくださいます

と弥里先生。
何歳になっても楽しめるヨガなんて素敵ですよね!いつからでも始められるので、運動が苦手な人でも、年齢を気にしてしまい、これまでヨガに参加する勇気の出なかった人にこそオススメです!

背中で呼吸!?気になる陰ヨガ呼吸法。

陰ヨガ体験クラスで皆さんが呼吸している様子
「背中に呼吸を入れてください」
弥里先生の気になるインストラクションです。最初「何?どういうこと?」と思っていたのですが、あとから質問すると、

これは経絡に沿った呼吸法なんです。呼吸は肋骨が横に広がりますよね。前だけが動く場合、肩や胸が一緒に動いて中心軸がずれるのでそれを避けるためのインストラクションなんです

とのこと。確かに、呼吸するとき、胸やおなかは意識しなくても広がっているのがよくわかるのですが、背中は意識しないですよね。けれど、このインストラクションがあることで、とても中心を感じやすくなります。冒頭にも書きましたが、陰と陽が両方あってひとつのもの。背中への意識も忘れないことでバランスが取れるということなんですね!

古代の叡智と最新の筋膜研究が陰ヨガで味わえる!

陰陽論は、中国の春秋時代に出来たと云われています。春秋時代が紀元前770年ごろから始まり紀元前210年前後までと云われているということは…つまり2000年以上の歴史があるということ!その哲学に基づいて作られた陰ヨガは、古代の知恵がたくさん詰まっています。

しかし、陰ヨガのすごいところはこれだけではありません。古代の知恵に、最新の筋膜研究の結果が取り入れていれられているのです。最新の筋膜研究では、最小限の筋肉ストレッチをすることで筋膜にアプローチし、様々な効果が生まれているのだとか。詳しいお話は、陰ヨガ体験クラスに参加した方のお楽しみなのでレポートでは割愛させて頂きますが、ご興味のある方は是非、桶田弥里先生による陰ヨガ体験クラスにご参加下さいね。興味深い話がたくさん聞けるはずです。

余談ですが、陰ヨガは地味にきついんですよね…でも終わったあとはすごくすっきりするから不思議です。下半身からのアプローチが主なのに、背中や首の周りがとても楽になります。驚いたのと同時に、定期的に受けようと決意しました!私も陰ヨガの魅力にハマりそうです!