こんにちは!ヨガジェネレーションのべーです。私が川原朋子先生の担当になって、もうすぐ1年が経とうとしています。担当し始めた当時、私はハートオブヨガの「は」の字も知らないヨガ素人でした。ですから、このようにレポートするのも毎回緊張の連続で、何度も「自分には才能ない…」と落ち込みました。でも、そんな日々もあっという間に過ぎ、今日は記念すべき川原朋子先生がメイン講師として行う、ハートオブヨガ指導者養成講座の初開催初日です。
実は今日、その講座に潜入し、1年前の自分に聞かせてあげたい…と思った言葉がありました。今日はそれを皆さんにシェアしたいと思います!
ハートオブヨガ、シェアリングサークルに込められた想い
ハートオブヨガ指導者養成講座では、1日目の午前中に、「オープニングサークル」と言って、輪になり自己紹介の機会として、先生や参加者の皆さんと「自分の想い」を共有する時間が設けられます。
これは、朋子先生が、ご自身の「先生」である、マーク・ウィットウェル先生のこんな言葉を大切にされているから。
Without a student or sincere question no teaching is necessary. Therefore the student must be ‘heard’ first and respected, so that the response is relevant.
ーMark Whitwell「生徒、あるいは心からの質問がそこにない限り、どんな教えも必要ありません。つまり、まずは生徒の声に<耳を傾け>、相手を尊重しなければなりません。それがあって初めて、その質問に対する答えが意味をなすのです」
(マーク・ウィットウェル/和訳: 川原朋子)
そのため、朋子先生は、生徒さんの声を聞く時間を惜しみません。そして、生徒さんひとりひとりから発せられるひとつひとつの言葉にハートオブヨガのエッセンスを交えてお話をしてくれます。
「私なんか…」が口癖になっていない?
そんな中、ある参加者から、こんなことが打ち明けられました。
ヨガを教えるには、アーサナが綺麗にできなきゃいけない、スタイルが良くないといけない、私なんかが人にヨガを教えるなんて…って思っていたんです。
皆さんにも経験ありませんか?「私なんか…」と思うこと。でもこれに対して、朋子先生の口から出た言葉に、私は、はっとしました。
「私にしか」伝えられないヨガがある
私の先生、マーク先生は、必ずこう言います。『君にしか伝えられないヨガがある。それは君にしか伝えられない。僕でも他の誰かでもダメなんだよ』と。だからね、必ず人にはその人にしか伝えられないヨガがあるんですよ。
ハートオブヨガは繰り返し、ひとりひとりの命の尊さを伝えてくれます。その命には上下も優劣もない。だからこそ、唯一無二の存在として、その人だけのヨガを伝えていける、ということです。
ヨガ指導者として大切なこと
マーク先生はこうも言っています。『ヨガ指導者として大切なことは、3つしかない。ひとつは自分が自分のためのプラクティスをしていること。もうひとつは自らが良い指導者に恵まれていること。そして、人に対して思いやりがあること』
つまり、ヨガを伝えていく上で、アーサナが綺麗にとれている、スタイルが良い、美人である、といった、一般的に考えられている条件のようなものは、良い指導者になるための必須項目ではないということです。私たちは、雑誌の表紙になっている人のアーサナや驚くほど綺麗なアーサナの動画を見るたびに自分と比較し、今の自分と比べ落胆してしまいがちですよね。さらに「あれもできない、これもできていないのにヨガ指導者になんかなれない…」と思い込んでしまいます。
しかし、少なくともハートオブヨガでは、アーサナの完成度は人の数だけあり、見た目の美しさにこだわってはいません。「自分にしか伝えられないヨガを指導しなさい」と教えてくれます。
私は1日目の指導者養成講座の後、今、すぐにPCに向かっています。10ヵ月前はそんなことはできませんでした。それは「私みたいな新人が、ヨガを伝える記事を書く自信がない」と心のどこかで思っていたからだと思います。
でも、1年近くハートオブヨガに関わらせて頂いた今は思います。朋子先生の担当として、私にしか書けない、私にしか伝えられないことがあるのではないかと。なので、ハートオブヨガ指導者養成講座の最中、できるだけ手を動かし、講座の様子を皆さんにお伝えできればと思っています。
また、明日2日目をお届けしますね!