今って、地域の人とのコミュニケーションが少ないでしょう?
糸かけヨガ曼荼羅の担当をしてくれている、小林睦子先生と打ち合わせをしている際の言葉が今でも、頭の中をふっとよぎることがあります。
都会に住み、ましてマンション暮らしともなるとお隣に誰が住んでいるのかも知らないし、仕事関係の人と家族くらいしか話しをしないまま1日が終わっていくことなんてザラにある。
ご挨拶が遅れました、こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。
相変わらず、大阪の事務所では、こんな感じで糸かけ作品を飾って、日々楽しんでいます。どうやって飾ろうかな~と思いを巡らせ、事務所に来る先生方に見せびらかし(笑)終わった後も、存分に楽しんでいます。(笑)
そんな今日は、先日、精神科医松島幸恵先生の動画を見ながら、糸かけの更なる可能性について、想いを巡らせていたので、ぜひ、お読みください。
メンタルヘルス用語:ストレスコーピングとは?
タイトルについている、「ストレスコーピング」って何それ?と思われる方もいらっしゃいますよね。いや、私もこんな言葉初めて知ったのは、この動画を撮影していたときのこと。
精神科医である松島幸恵先生に、この「松島先生のストレス解消法」をお聞きしたく、お話をおうかがいしたところ、「ストレスコーピング」という言葉と出会いました。
ストレスコーピングとは、いわゆる「ストレスの対処法」のこと。「あれ?ちょっとストレス溜まっているな」と自分で思ったときにどうするかということですね。
①同じ趣味を持つ人同士のコミュニケーション
動画の中で松島先生は、コミュニケーションを大切にされているとお話がありました。
でも、まず、「コミュニケーションをとる人」がいるかっていうのが問題だと思います。
冒頭でお話した通り、何気なく日常を送っていると、「仕事の人と家族以外と話してない!」というのが常。という人もいらっしゃるのではないでしょうか?
私が初めて糸かけに行ったときに、とても嬉しかったことがありました。すでに糸かけの睦子先生のところに、3名ほど作品を作りに来ていた方がいました。でもご一緒させて頂いたときに、すぐに色々話しかけてくれ、出来上がった作品を見て
きれい~!良い色~!
と褒めてくれて。(笑)単純な私は、すごく嬉しかったことを覚えています。先日行ったワークショップの後も、終わったあとに皆で写真撮影をし合ったり。仕事じゃないところで、こうやって全然違うことをお話するって、いいなぁ~と思ったことを覚えています。
糸かけは無心に糸をかけていくことで瞑想のような効果もありますが、こうやって、新しい関係性を作れるのもいいですよね。
②ストレス解消法。何かに没頭すること
放っておくと、仕事のことばかり考えている私。(笑)たまには違うことをしないといけないなと思っていたけれど、糸かけに出会ったときに、全てを忘れて没頭するってこんな感じか!と思いました。
仕事に限らず、何かに悩んでいるときは頭の中がそのことでいっぱいになってしまいがち。そんな時は「全く別の何か、に没頭する時間」が大切です。
糸かけは相当な集中力を要します。そして他のことを考えていたら、かける場所も間違えてしまうので、ぐっとそれに集中することができます。少しストレスとなっていることから離れるだけで、自分の考えがまとまってくるので不思議です。
糸かけは特にシングルタスクをひたすら続けます。マルチタスクで生きている私たちにとって、こうやって、ひたすら同じことを繰り返す作業がストレス解消になることもあるのですね。
③感謝の意識。その場その場を大切に生きる
そして、最後にもう1つ精神科医松島先生がお話していたのが「その場その場を大切に生きる」ということ。私たちは、意識をしていないとすぐに過去の記憶を遡ったり、未来へと思いをはせたり。
今この瞬間を大切にすることを忘れてしまいがち。
糸かけの作業は、「糸をかける」その瞬間瞬間を大切にしていく作業です。この瞬間に意識をおくことで、過去への後悔や、未来への不安から少し離れることができます。
そうやって出来上がった作品は、毎回、自画自賛したくなる。それほどに美しい。
美しいものを見ると、周りに感謝をしたくなります。そして、美しいものを「美しい」と感じられる自分の心にも感謝をしたくなります。
こういった「感謝の気持ち」もストレスレベルを更に下げることもできるでしょう。糸かけをするとスッキリするのは、こんな効果があったからなのかなぁと、松島先生の動画を見ながら思いました。
今月も糸かけの日が近づいてきました。
ちょっと最近ストレスが溜まっているな~と感じる方、ぜひ一度糸かけにチャレンジしてみてください。その瞬間も、そして終わったあとも見返す度に癒される、糸かけ。
皆さんの日常にも取り入れてほしいなと思います。