両腕をあげるヨガの先生と生徒たち

こんにちは!ヨガジェネレーションのカワミサです。

新型コロナの影響で、外出自粛要請が発令されて以来、ヨガスタジオでクラスを開催したり、クラスに参加することが難しくなってしまいました。

いつもお会いしていた生徒さんの笑顔や、汗を流して共に練習をしていた仲間との会話がなくなり寂しいお気持ちを抱えているかたがたくさんいらっしゃいますね。また以前のように、当たり前の日常が戻ってくることを願って止まないです。

今日は、このように気持ちが晴れない時に参加すると、心身ともに元気100倍になる、「佐久間涼子先生の90分ハタヨガクラス」についての体験レポートです。

昨年の後半から2020年の1月にかけて何回か参加した、何度も受けたくなる涼子先生の“キツいけど効く”ハタヨガクラスの魅力について書いていきます!

この記事を読んで、すでに涼子先生をご存知のかたは、また先生のクラスに参加する日のことを思って心がウキウキすると思います。まだご存知でないかたは、クラスが再開した時は絶対参加してみたい!と感じること間違いなしです。

頑張るも頑張らないも自分次第

胸の前で合掌をするヨガの練習生たち

いつも満員で、オハナスマイルのスタジオの中に所狭しとマットを敷き詰めて行う涼子先生のクラスは、クラスの始まりから、参加する皆さんの期待と熱気で場のエネルギーがすごく高まります。

「しっかりと体を動かしたい!」と願われる常連さんや、「涼子先生にお会いしたかった!」と遠方から訪れるかた、皆さんがそれぞれの思いを持ってクラスに足を運びます。

クラスの最初は必ず、生徒さんの状態を見極めようとする鍼灸師でもある涼子先生流の「問診」から始まります。ただ「体調はどうですか?痛いところはありますか?」と聞くのではなく、どこにどのような不調があるのか?どんな時に出る症状なのか?どれ程の辛さなのか?

また、目立った不調のない人には、どんな気分なのか?日常生活はどのような感じなのか?いつもと違う事はないか?様々な角度から、生徒さんが構えることなく言葉を発することができるように聞くスタイルで、ベテランの医師と患者のような関係性を作り、先生に全てを委ねたくなります。  

ここで先生は言われます、

ヨガって頑張るも頑張らないも自分次第。無責任に聞こえるかもしれないけど、自分の状態は自分が一番知っている

頑張れる時と頑張れない時を自分自身で見極められるようになることが大事と。

しんどい時、ヨガの練習でさえうんざりする時、無理してそれに立ち向かう必要はなく、自分でコントロールして練習ができれば、人生の段階に応じて、人はヨガを通じて成長していけるということです。

ヨガの花鳥風月とは?

生徒の様子を観察するヨガの先生

社会生活の中では、私たちは様々なことに気を配りながら生きています。自分以外のこと、仕事や家族、先の見えない未来についてや、今回のような世界的な病気のこと……

時にはいろんなことが同時に降りかかり、息つく暇もないほど忙しかったり、時にはぽっかり穴が空いたように余裕のある生活が訪れたり。

生きているといろいろな局面に当たります。こういった人生のステージの変化のように、ヨガの練習にも段階があります。涼子先生はその段階のことを「ヨガの花鳥風月」と表現されます。

ヨガを始めたばかりの、心も体もガチガチに固まっていた段階から、ヨガが楽しくなり、のめり込んで頑張って練習をする段階に入る。そして、そんながむしゃらな時期を経て、少し穏やかにヨガを向き合う段階。その先には、心の充実を図るヨガの壮年期がやってきます。

それぞれの段階に応じたヨガへの接し方があるので、涼子先生は、ただ頑張れと言うのではなく、今の自分の状態にしっかり意識を向けて選択するようにと言います。

頑張るフェーズの人は頑張る。

リハビリ程度に行いたい場合はそのように。

怪我と向き合っている人は、自分の欲望をコントロールすることも練習と捉える。

真剣な眼差しで前を見つめる生徒

ここまで生徒の自覚を促し、委ねることができるのは、「相手を信頼する」というコミュニケーションの基本的な部分を、90分のヨガのクラスの中でも大切にされているから。

ヨガ人生のステージに応じて、自分で練習の強度を決める。涼子先生のクラスに熟練の練習生が多いのも、この辺りに理由があるのだろうと感じました。

体が変われば心が変わる、そして生き方も変わる

このように、生徒に委ねる余白を多く持たせてはいるものの、実際のシークエンスはキツいの一言!!!

ベーシックな動きの連続なのですが、真冬の常温クラスにも関わらずじっとり汗をかき、久々に「動いたな〜」と漏らしてしまうほど、体の深層部に効くクラス。

私のクラスでは一貫してキツいことをご提供します。

と笑顔で、でもキッパリと宣言されるだけあって、涼子先生の可愛らしい外見からは想像もつかないほどキツさには定評があります。

ヨガのクラスをリードする先生

バリバリのビジネスマンも、長年練習しているベテランさんもうめき声をあげるほどの「本気で体を使うシークエンス」!

涼子先生が常に強調されるのは、体力の貯金をしないこと。現代人は、常にいろんな物事に考えを巡らせていて脳は長時間働き続けているため、体より頭の方が圧倒的に疲れています。

このような状態を放置して体を使わないでいると、アンバランスが生じ、人間本来のリズムが崩れていきます。頭と体のバランスをとってあげるためには、体を動かす機会があるときは全力で動かす

ヨガのアーサナはなんとなく形になってしまうことから、無意識に体を使いがち。でも、何に対して行なっている動きなのかを意識して、体の状態に応じてきちんとファンクショナル(機能的)に動かしていくことが重要なのです。

生徒のヨガのポーズのアジャストをする先生

体を機能的に使うと聞くと、「私はできているのかしら?」と不安になるかもしれませんが、大丈夫です。

涼子先生の的確な誘導によって、ふだん意識することがしづらい動きや体のパーツもしっかりと意識下に置いて練習に集中することができます

その全ては心を浮気させない、その瞬間に集中させて、自分自身の手綱をしっかり握るため。そしてそれは、自分をコントロールすることにつながる。

と力強くおっしゃられます。

初心者から熟練者までもが先生のクラスのファンになるのは、オールレベルの生徒さんが、体への効果と心への作用を実感しているから。

体が変われば心が変わる、そして生き方も変わる

このようなヨガがもたらしてくれる恩恵の王道を感じさせてくれるので、私は定期的に先生のクラスで自分の練習を見直すようにしています。

クラス後の先生の言葉がさらに意欲を高める

笑顔で語る佐久間涼子先生

クラスの間は常に、自分の体の状態と使い方、また、考え方の癖や心のあり方について考えさせられます。時には「もっと自分と向き合う練習をしよう!」と反省をしたり、時には先生の励ましで心が元気になったり、感情も大きく揺さぶられます。

それもこれも全ては涼子先生の信念、「生徒さんに真摯に向き合う」姿勢が貫き通されているからこそ。

帰り際には参加者一人ひとりと会話を交わし、「今日いつもより良かったよ!」「すごい練習してるのわかる!前回と全然違うもの!」などと声をかけて、生徒さんも皆さん嬉しそうに、ご自分に起きた変化についてお話をされています。

ヨガは心と体をつなぎ、人と人もつなぐ

涼子先生のクラスの後には毎回、こんな言葉が頭をよぎります。

チャイルドポーズで腰を伸ばすアシストをする先生

今私たちは、直接人と繋がることが難しい局面にいますが、時が過ぎれば次のステージへと移っていき、いつの日かまた、ヨガがあなたの人生に必要な人との出会いの場を与えてくれるでしょう。

佐久間涼子先生の90分クラスが再開しましたら、ぜひ、先生に会いにオハナスマイルにいらしてください。あなたに気づきを与えてくれる言葉を、クラスの中で見つけていただけると思います。