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現在、ヨガジェネレーションで開催しているイシュタヨガの指導者養成講座。この養成講座でマタニティヨガを中心に担当され、そして、何とイシュタヨガの指導者養成講座の第1期生。それが本日ご紹介する三枝純子先生です。
産休や育休などライフスタイルの変化がありつつも、長年イシュタヨガの指導者養成講座に携わり続けていらっしゃいます。
記念すべき!イシュタヨガの養成第1期の卒業生
イシュタヨガの指導者養成講座は歴史があり、第1期の頃はまだ全米ヨガアライアンス認定の講座ではなかったそう。
当時の受講生はほとんどがエアロビクスのインストラクターや運動指導者でしたね。当時エアロビクスを主流でされている先生たちは、スポーツクラブを1日に3つくらい掛け持ちしながらやっていました。丁度ヨガやピラティスが日本にも入ってきたところで。指導者の道もあるというところで、ヨガ派にいくか、ピラティス派でいくか、はたまたエアロビクス一本で頑張るのか、みたな感じで、エアロビクスプラス何かを身に付けていっていたっていう時代でしたね。
と当時をお話してくれました。
大学は心理学部だった、という純子さん。当初は、臨床心理士や家庭裁判所の調査官などを目指していたそう。しかし、
心理学って自分の内面を掘り下げて探求していかないといけなくて。それが結構苦しかったんですね。そのときたまたまダイエット目的で始めたのがエアロビクス。あまりにも違うその2つの世界観に、『私がやりたかったのはこっちかも!』と思って、大学の在学中にエアロビクスの養成コースに行ったんです。
と学生時代のお話も聞かせてくださいました。今でこそ、ヨガはホットヨガのブームと共に一気に広まりましたが、それでも、まだその歴史が浅いのがわかりますね。
「ヨガかピラティスの方が向いてるんじゃない?」その一言で、ヨガの世界へ
そして、社会人になって約2年。純子さんはヨガに出会います。当時、エアロビクスでお世話になっていた先生が、海外のエクササイズ事情に詳しく日本に輸入できるものがないのかとアンテナを張っている先生だったそう。
それが約17~18年前くらいですね。その当時その先生の監修でエクササイズモデルをやったんですよ。その時に『あなたエアロビクスじゃなくて、ヨガとかピラティスの方が向いているんじゃない?』って言われて。それで誘われたのがきっかけなんですよね。
とお話してくれました。その後、イシュタヨガの指導者養成講座を受け、ヨガを教え始めた純子さん。当時広尾にあったbeyogaスタジオでもクラスも持つようになったと云います。更に、その後、結婚、出産や育児などライフステージの変化も体験します。しかし、それでもイシュタヨガを教え続けているには、何かしら、純子さんが心惹かれるものがあったに違いない!と思い、お伺いをしてみました。
魅力①自由と自分勝手は紙一重。現実社会で地に足をつけ、柔軟に生きる大切さ
「純子さんのイシュタヨガの好きなところはどんなところですか?」というどストレートな私の質問にも笑顔で答えてくださった純子さん。
そうですね。どうしてイシュタヨガと繋がり続けているか、いくつかあるんですけど。たまにヨガって、「自由でいいんだよ。嫌なことがあったら逃げていいんだよ」っていうところがあるじゃないですか。でも、自由と自分勝手ってすごく紙一重だと思うんです。社会で生きる上で、いつでもそれが可能だとは思わないし、いつでも最適なわけじゃない。そこを久美子さんは、イシュタは『逃げるんじゃなくて、色々とある現実世界で、地に足をつけて、ときに柔軟に、それは自分に与えられた役割だと認識して、進んでいく』その大切さを教えてくれるんですよね
嫌なことに直面したときに、その場から逃げることは簡単です。「逃げても良い」という言葉は甘い蜜の香りのする言葉ですよね。でも、周りとの調和を保っていくのも私たちが人間として生まれた役割でもあります。
人は1人では生きていけませんよね。無秩序な自由は、誰かと共に生きている我々の調和を乱してしまうことにもなりかねません。イシュタヨガの教えは、現実社会で生きていく上で大切且つ、現実的な教えを説いてくれているのです。
②練習の仕方が通り一辺倒じゃない。そのときに必要なことを行うヨガ
さらに、
その日その時、その自分に必要なことをやりなさい、そのためには、自分を知ることが大事なんだ、っていうことを教えてくれましたね。それに必要な色んなツールがあるってことを教えてくれるんですよ。
とお話してくれた、純子さん。ヨガの流派の中には、毎日同じ練習をすることでその日の自分の状態に気づいていく、というものもありますが、今の自分の状態に合わせたヨガをするのが、イシュタヨガの大きな特徴の1つです。
③心と体、両方にアプローチができる。素晴らしいメソッド
心理職に就きたいと思い、大学に行き、そこからエアロビクスに行き、そしてヨガに辿り着くという、心と体の両方を使った体験と経験をされてきた、純子さん。久美子さんのヨガを初めて受けたとき、体はもちろん、すごく心にアプローチが出来たなと思ったそう。
あ、私がやりたかったことってやっぱり心と向き合うこと、心と寄り添うことだったよなって思い出させてくれたんです。思い返せば、心理の世界からエアロビクスの世界に行ったときも『自分をこれ以上深く知っていきたいくない』という逃げだったんだと思うんですよね。
とお話してくれました。ヨガは体を動かすことも好き、でも心にもアプローチしたい、という純子さんの願いをどちらも叶えることができる素晴らしいツールだったということですよね。
いかがでしたか?純子さんとお話をしていると、日本のヨガ業界の変遷やイシュタヨガの良いところがうまく整理がされていて、もっともっとお話を聞いていたくなってしまいました(笑)
次回は、私が純子さんからお話を聞いていて、一番興味を持った部分。「イシュタヨガのバランスを整えるってどういうこと?」という疑問について、詳しくお話をお聞きしました。
バランスを整える、と聞くと、凹凸が無くなるって言う意味に捉えがち。でも、イシュタヨガの言う「バランス」というのは、そういうことではないそう。とても面白いお話でしたので、皆さんにもできるだけわかりやすく、文章にしたいと思います!
本日インタビューにご協力いただいた、純子さんのホームページはこちらから。とても素敵な先生なので、ぜひクラスもご受講してみてくださいね!