感情は経験するためにある

哀しみ、喜び、寂しさや怒り、楽しいなど、私たちは日々湧き上がる様々な感情と向き合いながら生きています。特にたくさんの情報の中で生きている私たち。テレビをつけるだけ、スマホをつけるだけでも、様々な情報が入手でき、それに一喜一憂する人も少なくはありません。

こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。

私の場合、1日のほとんどが仕事。かなり狭い世界で生きています。そのため日常の喜怒哀楽のほとんどが仕事関連。一時はコロナの感染者数のニュース、ワクチンについてなど、様々な情報で、どうしたものか…と悩んだ日々がありました。

皆さんは、自分の感情とどう向き合い、折り合いをつけていますか?先日、ヨーコ先生がRYT200の講義中にこんなお話をされていました。

感情は経験するためにある

感情って経験するためにあるのね。経験すると一山超えるのよ

とヨーコ先生。そして、

「すっごい怒ったときって皆どうするの?」という質問が。これを読んでいる皆さんはどうでしょう?怒ったときってどうなりますか?

「大声を出す」「言葉や態度で示す」「上司を呼び出す」「やけ食い・やけ酒」など、生徒さんからは色々な意見が。(笑)ちなみに私は怒ったら、基本は相手に直接言いますが、それが言えない相手となると、異常なほど仕事にそのエネルギーを費やします。

昔はよく上司や先輩に絞られていたので、その都度「いつか絶対この会社にいなくなったら困る存在になってやる」と寝る間を惜しんで仕事に没頭していました。しかも、そういう存在になったら急に辞めてやる、とまで思っていました。(笑)今や、上司が「べーは反骨精神の塊」と表現するほど。

でも、それは、ヨーコ先生曰く、経験していることにはならないそう。

怒って何か行動するのは、エネルギーの方向性を変えているだけ

やけ食い、やけ酒、ふて寝、買い物…。これって、エネルギーの方向性を変えてるだけなの。でも、エネルギーって感じてもらうためにあるのよ。生を受けてこの体をもらってこの世に来てるわけじゃない?私たちは経験するために来てる。人生にパターンって存在するでしょ?周りの人間は変わってるのに、いつも幹事になっちゃうとか、食事を変えてるのに、また同じことになる、とかね。これは、「学びなさい」って言われてるの

これを聞きながら、「確かに…」と思いました。私も職場は変われど、働きすぎる原因は怒りのエネルギーから来ている気がする…。(笑)

皆さんにもありませんか?「またこれか…」と思うこと。

日誌は気づく良いツール。変わるには気づくことから

ジャーナル
ジャーナル

日誌を書いていると、大体自分がどうなっているのかっていうのがよくわかるよね。私も皆を9週も見てるとわかってくるよ。じゃあどうするかっていうとね、まずは「気づく」ってこと。気づいて変わろうと思ったら、実際に変わったと同じくらい効果があるんだって

とヨーコ先生。このトレーニングでは初日にヨーコ先生から日誌を書く習慣を言い渡されます。日々のプラクティスや食べる物、自分の内側など、書き残していくうちに、様々な自分に気が付いていくはず。これが日誌の目的でもあるんですね。

人生は自分で決めることができる。選択ができる冷静さを

あぐらを組み、ひざの上に手をのせて瞑想する女性

人生において、絶対に言われたくない一言ってあるじゃない?理想としては、それを言われたときに、「あっ、キレた」っていう瞬間に気づけたらいいのよ。反応でわーって言っちゃうと、あーまた言っちゃった…ってなるじゃない?これをスローモーションにするのが、瞑想の目的。瞑想を長くやっている人は、言われた瞬間に、スキマができるらしいのね。スキマができると「あー今キレたな~。どうする?」って選ぶことができるよね。

その一瞬の間によって、今、キレるかどうかを決めることができます。感情に乗ることと反応することは違う、とヨーコ先生はお話してくれました。

大抵は怒りのエネルギーにまんまと反応して、やけ食いや、やけ酒に走ってしまいます。

感情は「体で感じること」が大切なのだそう。怒りのエネルギーって目を瞑りたい、できれば避けたいものですよね。それを感じるってとても難しい…

私の欠点は、怒りの感情だけ引きずったまま、「出来事」は忘れてしまうところ。でも「怒り」は覚えてるんですよね…これが厄介。だから、覚えているうちに体で感じきれるようになりたいなぁ…と思った講義でした。

これも練習することから、だそうです。もし、いきなり大きな感情が難しいと思う場合は、日ごろの、小さな感情で練習するのがいいかもしれませんね。ヨーコ先生も

例えば、スキーとかね。初めてスキー行きました、っていう人がいきなり直角の斜面ところに連れていかれたらびっくりするよね。でも、初級のところからいけば、段々滑れるようになるわけじゃない?

とお話していました。

ヨガや瞑想はその感情を体で感じる手段にもなります。私たちが体を持って生まれたのは、この経験を体で感じるため。その体を浄化するためにも、アシュタンガヨガは、良い手段ですね。

個人的な感想ですが、アシュタンガヨガをやるようになってから、無駄に怒ることは少なくなったように思います。というか怒る前に、ここでエネルギーを使うかどうかを考えるようになりました。どうせ使うならアシュタンガヨガの練習でそのエネルギーを使いたい。(笑)

さて、いよいよトレーニングも最終章!来週は卒業式です。そして、次回のトレーニングは12月開講の平日コース。現在無料説明会に参加し、その当日にお申込み頂くと、キャッシュバックキャンペーンも行っています!なのでぜひこの機会に説明会にいらしてくださいね!