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こんにちは、ヨガジェネレーションのなおこです。
Chie先生による「ヨガインストラクターのための勉強会」には、そのときアサナやインストラクション、クラス作りに悩みをもつ生徒さんがよく参加をされています。
講座を受講されたあと、それぞれご自身のクラスに持ち帰ってまた活動を続けるわけですが、時代はコロナ禍、簡単に会う機会も少なく、「受講後のみなさんの様子」を垣間見る機会がありませんでした。
そこで、昨年2021年に講座を卒業された卒業生2名(みずほさん、まいこさん)をインスタライブにお招きして、みなさんの活動にどのように活きているのか?変化はあったか?など、ざっくばらんにお聞きしました。
(インスタライブのアーカイブはこちらから)
受講のきっかけからみる、インストラクターさんが抱える悩みとは?
みなさんは、普段、どのようにインストラクターとして活動されていますか?また、どんな悩みがあって受講を決められましたか?
北海道で、会館を自分でレンタルしたりボランティア活動の一環で、主にシニア向けに週に5~6本クラスをおこなっています。Chie先生の講座を受けたのはヨガを教え始めて2年くらい、教科書通りのクラス作りがとにかく「苦しい」時期でした。
三重県のスタジオ勤務が中心です。その他ホットヨガスタジオ、スポーツクラブ、バレトン…など幅広くクラスをおこなっています。受講を決めたのはインストラクター歴5~6年、葛藤や行き詰まりから、「教えるってなんだろう、ヨガってなんだろう…」というところまで自分が本当に伝えたい事に対して迷いを感じていた時期でした。
インストラクターとして活動して3~5年たってくると、レッスンはこなせる様になってきて、余裕もでてくるんだよね。そうすると自分の中にベクトルが向きやすくなってくるもの。一生懸命やっている結果なんだけれど、自分を追い詰めてしまったり、自責の念に駆られる生徒さんにたくさん会ってきたので、その悩みを少しでも軽くできたらと思っています。
なるほど…。インストラクターをつづけてきたからこそ、新たにでてくる悩みを少し軽くしてくれるような講座なんですね。
クラス作りってどうしてる?講座を受けての変化とは?
体のお悩みがある方に合わせてシークエンスを用意していったりしているが、クラスをいざ始めるとその方がお休み、ということもある。ただ、講座を受けてからは、同じシークエンスでも意識の向け方を変えてアレンジできるようになってきた。決めつけず、自由に、楽にクラスが作れるようになりました。
以前は60分ぶん、一言一句インストラクションを書いて事前にレッスンを作っていたんです。でも受講後は、軸をぶらさず1つのポーズ、シークエンスでもアプローチが変えられるようになりました。結果、生徒さんのことをよく見ることができるようになりました。
ヨガのTTでは、「ピークポーズを決めて、その前後にウォーミングアップとクールダウンを入れて…」といった“方法論”を習うことが多いと思うのだけれど、その方法論にとりつかれてしまう生徒さんがとても多いことに、RYTに関わるようになってから気づいたの。パズルのピースを組み立てるようにクラスを作り、テストクラス等ではみんなが同じようなクラスをやり始めたとき、その方法論を伝えた自分の責任も感じたの。
みなさんの変化、本当に素敵ですね。そして、Chie先生がRYTにティーチャーとして携わる中でのそんな気づきが、「何を伝えたいか」を軸にしたクラス作りという、いまのスタイルにつながっているんですね。
アサナでの”体感”が、インストラクション・クラスデザインにつながる。卒業生の生の声とは。
講座のなかでも、太陽礼拝を4種類のインストラクションで行うワークが、本当に目から鱗の体験でした!
本当に!!
体感するってすごく大事。実体験しないと、伝えられないと思うの。例えば、同じ太陽礼拝でも、順番や形にとらわれながら行っていると「こうしなきゃ」が先行して、呼吸や心地よさからは離れていってしまう。4種類の太陽礼拝もそう、どうしても詰め込んでしまいがちだけれど、そぎ落としてそぎ落として…いくと、それまでにはない心地よさにつながっていったりする。
アサナでの体感をしたみなさんの表情が、私も毎回、印象的です。インストラクションによってここまで変わるのか…と。
アサナとインストラクションは確実にセット。アサナを深めるとインストラクションは深まるし、アサナの捉え方を変えると体感覚がこれだけ変わる、ということを体感することが、インストラクションに活きてくる。インストラクションとクラスデザインは想像つきやすいとおもうけれどつながりが大きいから、この3テーマは切り離して考えられないの。
ヨガインストラクターの先輩から、悩めるインストラクターに伝えたいこと。
「生徒さんのために」とたくさんのことを取り込んで、真面目に取り組むがゆえに、自分がなぜヨガをしようと思ったのか?最初にインストラクターを目指した時の思いが見えなくなってしまいがち。ヨガは人の数だけあるわけで、自分軸をもって、「自分が伝えたいこと」を伝えていってほしいと思います。
つらかった時期に受けて、”こんなやり方があるんだ”と楽になりました。そして先生の大きな愛にふれて、「大丈夫だよ~、いつでも私がフォローするから、ついてるから」って懐に飛び込んだような気持ちになりました。先生に出会えてよかったです。
3つの講座を通して受講しおわった最後に、”全部つながっていたんだ!”とわかって、通して受講してよかった…!と思いました。本当にアットホームで、なんでも先生に聞けそうな雰囲気で、たのしかったです!
本当にたのしかった!
たのしくやりつつ、実は色々な引き出しが増えている…そんな講座を目指しています。ヨガとは、「つなぐ」が語源。体と心はつながっている、という言葉はよく耳にするけれど、「体と体」、「体と呼吸」をつなげる意識をもち、体験し、自分のものにしていく――実践を通して3講座ともそれを体感することを大切にしています。そして、アサナとインストラクション、インストラクションとクラスデザイン、それぞれの講座もすべてつながっています。
<編集後記>
一生懸命にヨガインストラクターとしてがんばろうとするあまりに、「こうしなければ」という思いにがんじがらめになってしまっているとき――。この学びを通して、改めて自分がヨガを通して何がしたいのか?という原点に立ち返り、その後のインストラクター人生がもっと自由に自分らしく歩めるような講座だと改めて感じました。
皆と同じように悩み、同じような失敗も繰り返しながら、その道の少し先を歩む先輩ヨガインストラクターからの学び。ほっと肩の荷が下りて、自分の真ん中にずっとある「ヨガを伝えたい理由」がクリアになるような時間です。
講座で皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
ぜひ、最新のスケジュールはこちらからチェックしてみてくださいね。