ヨーコ・フジワラヨギへの道3

これほど練習好きの先生はいないんじゃないか、と思うほどの練習好き、ヨーコ・フジワラ先生。前回のこの記事では、ヨーコ先生から「練習を続けるポイント」をお話して頂きました。

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どんなに忙しい毎日を送っていても、練習の時間の確保は絶対、のヨーコ先生。いつだったか、

練習の時間は、「ヨーコのアポが入っています」という状態にしてあるから、予定を入れない。

ともおっしゃっていました。

そんなヨーコ先生。マットの上ではどのように練習と向き合っているのでしょうか。今回は、その練習と向き合う姿勢についてヨガの経典ヨガスートラを用いて、お話を頂いています。

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ヨガの経典:ヨガスートラから学ぶ:ヨガとは?

ヨーコ先生の読み込まれたヨガスートラ

アシュタンガとはサンスクリット語で八支則という意味を持っています。この八支則について書かれているのが、ヨガスートラ。有名なヨガの経典です。

ここでは、ヨーコ先生が2つの節を紹介しています。

第1章第2節

「Yogas citta vritti nirodhah」

―心の作用を止滅することがヨガである

第1章第12節

「Abhyasa virarya bhyam tan nirodhah」

―これらの心の作用は修習と離欲によって止滅される

ヨガスートラの第1章第2節では、「ヨガとは心の動きを止めることである」って言われているんですね。これがどういうことかというと、簡単に言うと色々とごちゃごちゃ頭で考えていると本当の自分が見えなくなるってことですね。

とヨーコ先生、そして更に

次に、第1章の12節に描かれているアヴィヤーサとヴァイラーギャ。これが心の動きを止めることに必要なことということになります。

1つ目のアヴィヤーサはつまり練習のこと。心の動きを止めるには、ヨガのプラクティス、それは流派よって色々な練習方法があると思います。アーサナ、プラーナヤーマ、瞑想など、ちゃんと練習し、努力をしましょう、ということです。

2つ目のヴァイラーギャ。これはラーギャには執着という意味があって、ヴァイには手放すという意味があります。執着をなくすっていうことですね。

ここがヨーコ先生にとっての練習の醍醐味なのだそう。

ヨガって競争じゃないんですよね。でも、ヨガスタジオに行くとつい周りの人と自分を比べてしまいます。あの子の方が体が柔らかい、あの子の方が背中がよく曲がる、とかね。でも、ヨガの練習って結果じゃないんですよ。過程なんです。『ハンドスタンドができるようになりたい』と思って、その結果を求めすぎて、結果さえ良ければいい、と思っているのはヨガじゃないんですよね。

とヨーコ先生。

結果に執着してしまうと、出来ないとイライラしたり、落ち込んでしまったり、結果的に心がざわざわしてしまいます。これでは最初の第1章第2節で言われている「心の動きを止めること」ができていませんよね。

これでは、本末転倒ということです。

アヴィヤーサとヴァイラーギャが試される。アシュタンガヨガ

ヨーコ・フジワラのマイソールクラスの様子

アシュタンガヨガはポーズの順番が決まっています。世界各国どこへ行ってもアシュタンガヨガのプライマリーシリーズ、と言ったら同じポーズを同じ順番でやります。更に、マイソールクラスでは、自分で順番を覚えて練習をしていくのですが、「先生からポーズをもらう」んです。

マイソールスタイルは、アシュタンガヨガ独自の練習法。他の流派では目にすることがありません。自分の体力に合わせて、ポーズを10個もらっているなら、そこまでを覚えて練習します。そして、10個目のポーズが上手くなってくると、先生から11個目をもらう、というスタイル。

しかし、だからこそ、このアヴィヤーサとヴァイラーギャが試されるのです。

次のポーズがやりたいと欲しがることは執着に繋がります。そうではなくて今やっていることに集中することが必要ってことですよね。

とヨーコ先生もお話されていました。

結果はご褒美。結果以上の「過程」が手に入る

ヨーコ先生のダヌラーサナ
いつかこんな美しくダヌラーサナができるようになりたい。

欲しいものややりたいことに執着するのはなく、目の前にあることに努力を続けていくと、結果的に行きたいところに行ける可能性が高くなります。そして、ちゃんとその努力を繰り返していると、たとえ、その結果が手に入らなかったとしても、どっちでも良くなる。その「努力した」というもののご褒美として結果は貰えるもの。その過程が、結果的に自分の「得たもの」となるんですよね。

ヨーコ先生のお話を聞いていると、ヨーコ先生がどうしてアシュタンガヨガの指導が上手いのかがよくわかります。ヨーコ先生は自分の練習の過程の中で指導に最適な言葉の選び方や表現、教え方を得てきたのでしょう。

だから、たくさんの生徒が「腑に落ちる指導」ができる。

それは、ヨーコ先生の「努力の過程」が無ければ得られなかったものです。

アシュタンガヨガは次のポーズをもらって練習していくものですが、このポーズ以上のものを結果として得られるということですね。

練習は裏切らない。努力すれば、絶対に上手くなる

ヨーコ先生のプラクティス写真
努力は裏切らない。ヨガの練習の面白さ

最後にヨーコ先生は大切なことを教えてくれました。

練習すれば絶対に上手くなるんです。今やってることを1つずつ続けていくことが大切。もし、痛めてしまったり、怪我をしてしまったときでも、「どうして、できないのか」を考えることで、次にどうすればいいのか、出来なかった結果を糧にすることができます。

結果を追い求めることでもないし、競争でもない。日々の努力の積み重ねこそがヨーコ先生にとってのヨガの練習の面白さなのだそう。

練習は人生のプラスになるものでないといけないもの。その練習をストレスに感じたり、「やらなきゃ」と気負いすぎるとヨガの意味がなくなってしまいます。そのバランスをとれるといいですよね。

ともお話されていました。

いかがでしたか?聞けば聞くほど、面白いのがアシュタンガヨガ。しかもヨーコ先生はアシュタンガヨガの話をしているときが一番魅力的です。

アシュタンガヨガの練習を続けている皆さんはもちろん、これから始めてみたい!と思っていらっしゃる方にもお薦めなのが、ヨーコ先生と200時間を共にするRYT200。このトレーニングでは、アシュタンガヨガのポーズはもちろん、しっかりと教えてくれますが、それに伴う、哲学のお話、人生のプラクティスとしてのアシュタンガヨガを教えてくれます。

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