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毎年、夏の外気温と室内のクーラーの温度差で体調を崩します、ざっくです。こんにちは!
私と同じような経験をしたことはありませんか?これ、実はストレスにより”自律神経”が乱れることが原因とのこと。そう知ったのは、産婦人科医 高尾美穂先生による『女性のカラダの基礎知識:4.自律神経×ヨガを科学する』講座に潜入した時。テーマが4つある本講座ですが、今回は自律神経に特化したテーマ4の講座に潜入してきました!
私たちの意思では自律神経をコントロールできない
自律神経は、自分の意思とは関係なく、刺激や情報に反応して身体の機能をコントロールしている神経のこと
例えば、内臓は自律神経の支配下です(by 高尾美穂)
「自律神経が乱れる」という言葉や、”交感神経”や”副交感神経”という言葉ならなんとなく聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?ヨガの練習や指導をしていれば、ヨガと自律神経には深い繋がりがあることを感じる方も多いかもしれません。
一方で、言葉自体に興味があっても、「”自律神経”とどう付き合っていくか?」というように、具体的に自律神経について学んだことのある方は少ないのではないでしょうか?
昔は違った!交感神経ばかりが優位になる現代社会
なぜこんなに副交感神経の話ばかりするのでしょうか?
昔は副交感神経が超優位な状態で過ごしていたけれど、今は24時間活動することができる
つまり、オンとオフが切り替えづらく、交感神経ばかりが優位になりがちな人が多いです(by 高尾美穂)
私たちの祖先は、獲物を捕らえる際に交感神経が優位な状態になり、それ以外の時はほぼ副交感神経が優位な状態で過ごしていたそう。
確かに、私自身がヨガを始めたきっかけも”オンとオフの切り替え”が上手くいかなくて、体調を崩した時でした。自律神経は”交感神経”と”副交感神経”という2つの神経系からなっているそう。また、高尾先生は「心ではストレスを感じていないつもりでも、生理が止まってしまったり、体調が崩れてしまったり、というようにカラダはストレスを感じていることもあります」と教えてくださいました。
スポーツ選手に学ぶ!自律神経とパフォーマンス力の関係
アスリートはとても分かりやすいです。彼らがいいパフォーマンスをしている時の交感神経と副交感神経の状態はこういう状態です
婦人科スポーツドクターとしても活躍されている高尾先生の情報源はとても豊富で、このように最新の情報を共有してくださいます。詳細は講座の内容なのでここではお伝えできないですが、自律神経が私たちのカラダや心にどのように影響するかということをスポーツ選手の実際のデータを使って分かりやすく説明してくださいました。
私たちの日常生活では、スポーツ選手のように大きな舞台で活動することはほとんどないかもしれません。けれど、仕事でパフォーマンス力をあげたい時やプライベートの時間をよりよい状態で過ごしたいという時に、共通する部分が多くあると感じました。
自律神経の仕組みがわかるとヨガクラスに活かせる
交感神経が優位な時は、この臓器はどう動くと思いますか?では、副交感神経が優位な時は?
このようにまずは、いくつかの臓器と自律神経との関わりについて医学の知識を教えてくださいました。また、自律神経をコントロールする方法をいくつかシェアしてくださった中の一つでとても興味深かったのが、ヨガをする上で重要とされる”呼吸”について。さらに、自律神経のバランスを整えるという視点からみたヨガクラス作りや、自律神経が関わっている病気に対してヨガがどのように影響を及ぼせるかについても、具体的にシェアしてくださいました。
ヨガ人口がますます増加すると言われているいま、ネットで検索すれば様々な情報を得ることができますよね。けれど、どの情報が正しいか判断することが難しい時も多くあるのではないでしょうか。実は高尾先生の講座は毎回内容がアップデートされています。本講座でも「自律神経について昔はこう考えられていたけれど、いまは◯◯だということが分かっています」という最新の知識を高尾先生は教えてくださいました。
ヨガインストラクターとして生徒さんに知識や情報をシェアされている方には、ヨガの流派やクラスタイトルに関わらず、ぜひ受講していただきたい講座です!