内田先生 膝の神秘

こんにちは!ヨガジェネレーションの琴美です。

ヨガを始めるまでは、自分の身体にはお構いなしだったかもしれません。

部活で準備運動をサボっていきなり動き出したり、背中を丸めて座っていたり。

ヨガをはじめて自分の身体のことに興味を持ち、内田先生のヨガ解剖学講座に出会います。

なんと身体に申し訳ないことをしていたんだ、と後悔の念が湧くとともに「人の身体って本当に精巧で緻密にできていてすごいんだ」ということを学びました。

人の身体の神秘を学ぶともっと身体を大切に扱わないと、という気持ちが湧いてきます。

ヨガ解剖学講師内田かつのりから学ぶ「人体の神秘」

模型を使って説明する内田先生
骨模型を使って分かりやすく説明!

ヨガ解剖学セラピーは、お医者さんに行くまでもないけれど、辛い痛みやお悩みが少しでも軽くなるように。改善に向かうようにと、一家に一冊はある「家庭の医学」のような知識を習得して欲しい、という想いで2021年に立ち上げたプロジェクトです。

正しい知識を知ること、痛みを和らげる為のヨガや手技を習得することを目的としています。

「正しい知識」と言っても、これまで当たり前だと思っていたことが、そうではなかったり、自分の身体のことなのに知らなかった事だらけで、目からウロコの情報ばかり。

ヨガジェネレーションのYouTubeチャンネルで大好評、ヨガ解剖学講師内田かつのり先生と弊社代表MIKIZOによる「ヨガ解剖学の夜明け」シリーズでは、講座でお話しているほんの一部をご紹介しています。

YouTube動画を見るだけでも、人の身体は「神秘」で満ち溢れていると感動するに違いありません!

YouTube動画で学べる「膝の神秘」3選!

内田先生とMIKIZOによる「ヨガ解剖学の夜明け」

今回ご紹介するのはYouTube動画「膝の真実」です。この11分の動画の中で、MIKIZOは何度「へ~!面白い!」と口にしたでしょうか(笑)

内田先生は、無料でここまでお話してくれるの!?という濃いお話を大盤振る舞い。

ヨガインストラクターさんにとって、このシリーズを見るだけでも解剖学の勉強やクラスに役立てて頂けるかもしれません。(とはいえ、YouTubeの内容は解剖学の学びの一部であることは大前提…。)

① 膝関節は人体最大の関節。

人体最大の関節は「股関節」だと思われている方は多いのではないでしょうか。

これは、ある雑誌にも書かれていたことで、骨盤と太ももの大きい骨同士の関節である「股関節」が一番大きい、という説が見受けられます。

しかし、関節の大きさの定義が「骨と骨との接地面」だとすると、骨盤の寛骨臼というソケット状の骨と、大腿骨の大腿骨頭という球状の骨よりも、大腿骨と脛骨の接地面の方が広い。

つまり、人体で一番大きい関節は「膝関節」という方が正しいのです。

②「トレードオフ」進化の過程で退化した膝

トレードオフとは「何かを得ることで、何かを失う相容れない関係」のこと。

人類は進化の過程で「二足歩行」を得ました。これにより脳機能が発達していったのですが、なんとトレードオフとして退化してしまったのが「膝」だとのこと。

四足歩行の動物は、膝の動きが複雑で、早く、力強く走ることができたり、急な方向転換をすることもできます。

しかし、人間の膝の動きは単純に曲げ伸ばしのみ。そして、伸ばし過ぎても危ない、きつく曲げすぎても危ない、怪我をしやすい構造になっているのです。

これを、内田先生は「膝のトレードオフ」だと教えて下さいます。

③ 膝の終末回旋(スクリューホームムーブメント)とは?

ヨガのレッスン、トリコナーサナのポーズを取る時に、

「膝をロックしないように、緩めて~」などの声掛けをすることはありませんか?

なぜ緩めないといけないのか、もし生徒さんに尋ねられたとき、正しい回答をできる人はどのくらいいるでしょうか。

なぜこのような声掛けをするのか、指導者養成講座では「怪我をする危険性があるから」と習ったかもしれません。もちろんその通りなのですが、なぜ怪我をしやすいのか、ちゃんと理論立てて説明することができるのです。

それは、膝の神秘の一つ。「終末回旋(スクリューホームムーブメント)」といわれる構造の為です。

膝を伸ばした時、脛骨(すねの骨)は大腿骨(太ももの骨)に対して、少し外に捻じれてついています。

皆さんが無意識でまっすぐ立っている時、脚にしっかりと力を入れている意識ってありますか?筋力を使っているという意識はありますか?

恐らく、脚に力を入れているという意識は無いのでは。

脚が捻じれていることで、まっすぐ立った時に膝関節が安定するので、無駄な筋力を使わなくていいようになっています。これが、膝の「終末回旋(スクリューホームムーブメント)」です。

ところが、トリコナーサナなど、脚が地面に対して斜めの状態でピーンと伸ばして(いわゆるロックされた状態で)体重を掛けると、注意しないと捻じれのおかげで怪我をしてしまう危険性があります。

そのために「膝を緩めて~」という声掛けをするのです。

身体の便利な機能は、時にヨガのアーサナの際に危なく働いてしまうことがある、と内田先生。

内田先生はこうも言います。

ただ、『指導者養成講座の時に習ったから』という先生と、理由を説明できる先生、どっちのクラスに通いたい?

「人の身体の神秘」を学ぶと、身体の声が聴こえるように!?

内田先生記事_人体の神秘
内田かつのり先生のヨガ解剖学講座では「人体の神秘」が学べます!

なぜその状態だと怪我をしやすいのか。ヨガの指導の時や、日常生活でもどんな状態が危ないのか、理論を知れば予防にも繋がります。

また、どこを鍛えると良いのか、どこを伸ばすと良いのか、学んで実践することで、日常生活が楽になります。運動療法の領域に入ると、疾患の改善にも繋がります。

7つの部位でお届けするヨガ解剖学セラピーでは、それぞれの部位の仕組みや構造、機能をしっかり学び、厳選された、「それ知りたかった!」「え!そうなんだ!」と思わずうなる、目からウロコのトピックを紐解いていきます。

ヨガ解剖学セラピーで身体の神秘を知ると、もっと身体の声を聴きたくなるでしょう。

「痛い」は、身体からのサイン。ヨガ解剖学の知識があれば、この痛みはどこからきてるの?ヨガで何とかできるの?病院に行った方がいいの?などと、深掘りができるようになり、正しい判断ができるようになるのです。生徒さんの信頼が得られるヨガインストラクターを目指せます。

部位ごとにじっくり学べるのもこのシリーズの良いところ。

いよいよ2月25日(土)は「膝」を徹底的に学ぶ「ヨガ解剖学セラピー 膝関節|基礎編」が開催されますよ!

まずは「膝」を学んでみよう、という方は是非ご参加下さいね。