こんにちは。ヨガジェネレーションのがんちゃんです。
今回ご紹介する摂食障害のワークショップを担当しているのはエマ・グラント先生。とっても穏やかな方で、彼女の落ち着いた声を聞いているだけで自分のざわついた(笑)マインドが静まるのがわかります。

また、彼女はヨガ・アーユルヴェーダを15年以上実践していて、身体の隅々までがリラックスしていて、同じ空間にいるだけでこちらの身体の力まで抜けていきます。

さて、何か不調があれば私たちは病院へ行きますが、継続的に通わなければならない疾患の場合、”病院へ行くこと自体”がストレスになることも。でも病院へ行く以外に、例えばヨガスタジオに通うことで少しずつ体調が改善できて、しかもそれが心地よかったら病院へ行くよりずっと良いと思いませんか?

今日は日本ではまだほとんど知られていない、摂食障害の症状を緩和する、ヨガやアーユルヴェーダの知恵について触れていきたいと思います。

 

エマ先生も摂食障害に悩んだ1人

エマ・グラント先生
10代の頃から、エマ先生世の中の多くの女性と同じようにダイエットをしていたそうです。理由は、エマ先生のお母様もダイエットをしていたから。

ダイエットをしてお腹をうんとすかせて、運動をする。この繰り返しによって“理想の体型”を維持し「それができないと自分はダメだ」と思い込んでいたようです。次第に心と身体のバランスが乱れ、気が付けば摂食障害になっていたのだそう。
 
しかしそんなエマ先生を変えたのはヨガやアーユルヴェーダとの出会いでした。自分の「身体、食、消化力」に対する考えがガラリと変わったそうです。

また、あるヨガ講座で静かな空間で誰とも話さずに食事をとる時間があり、この経験もまた、彼女の食との向き合い方を劇的に変えることになりました。それまでは深く考えずに食べることが多かったのに対して、沈黙の中で食事をすることで意識的に食べるようになったと言います。
 

自分へ100%の愛をもって食べる

摂食障害の症状を緩和する講座風景
ヨガやアーユルヴェーダとの出会いをきっかけに、徐々にダイエットという行為を手放すことに成功。体調も整い、後に2人の子供を授かり出産。産後の身体の回復も早かったそうです。「自分の身体を信じることができるようになり、全てが変わった」とエマ先生は振り返りました。
 
しかし今でも、チョコレートやアイスクリーム、フライドポテトやピザといったジャンクフードは食べるそう!でも「以前との違いは何か?」と聞かれたら、それは「自分のことを本当に大切に思いながら食べている」ことだそう。
 
「もしも今ジャンクフードが食べたいと思ったら、それは私が心からそう思っているから!食べるものは自分の意志で選び、その責任も自分でとる。自分に対する100%の愛情をもって!そこに罪悪感は一切ない。そう言い切れる自分が今はいる。」と優しい笑みを浮かべながら、強い眼差しでおっしゃっていました。
 

”食べる”を見つめてみる

食べる
講座では必ず内観をしながら食べること(マインドフルネス・イーティング)を全員で行います。
 
例えば休憩中にはアーユルヴェーダの3つのドーシャに合った数種類のハーブティーが出されます。参加者はまずそれぞれのお茶の香りを嗅いで、自分の身体がどれを欲するかを確認し、選びます。デーツなどのドライフルーツも配られ、お茶とドライフルーツを交互に、少しずつ口へ運んではじっくり味わいます。
 
飲んで、食べて。身体の感覚や反応だけでなく、どのような感情が沸き起こるかを見つめるのもポイント。身体も感情も何も感じない場合でも、それもまた重要な気づきと捉えます。
ハーブティ

講座風景
 

克服の鍵は完璧にやろうとしないこと

摂食障害の症状を緩和する講座風景
前回来日した際、エマ先生と一緒に食事をしていたところ「やはり私が最も興味のある分野の一つがトラウマを緩和するヨガだと最近つくづく思うの」と話してくださいました。「トラウマ」と聞くとなんだか大げさですが、みな大なり小なり、育つ過程で何かしらのトラウマを抱えているのだと思います。
 
参加者も言っていましたが、摂食障害に悩む方は”自分にやさしくない”食べ方を繰り返してしまうことに大きな罪悪感と恐怖を感じており、それが強いストレスとなります。でもエマ先生はこうおっしゃっていました。
 
過度な期待はNG!克服の鍵は完璧にやろうとしないこと。少しずつ前進することを目指すこと。そして、自分にやさしく接してあげてください。失敗をしても、自分を許すこと!学び続けていること自体が素晴らしいことなのだから。」

講座では自分の体質とそれに合った食事について考えるためにアーユルヴェーダの基礎知識を学びます。また、消化を助けるポーズなども実践します。

参加者の満足度はとても高い本講座ですが、欧米に比べ、日本ではヨガ・アーユルヴェーダが摂食障害の緩和に有効であることはほとんど知られていません。よって、「もっと早くにこのことを知りたかった」という声も多数寄せられています。

講座のテーマに関心のある方やヨガクラスの生徒さんや身近な人に摂食障害と思われる方がいるにはぜひ本講座にご参加いただき、「病院へ行く以外にも選択肢がある」ことをぜひ一緒に広めていただければ嬉しく思います。

【関連記事】摂食障害はヨガ・アーユルヴェーダでもケアできる!

コメント

comments

関連講座
Program

関連記事
Article