全米ヨガアライアンスとは?
ヨガを続けていくと、「RYT200」というヨガの資格のことを知る人は多いのではないでしょうか?日本でも最も知られているヨガの資格と言っても過言ではありません。RYT200を発行しているのがアメリカのバーモント州に拠点を構える「全米ヨガアライアンス」です。世界的に最も知名度のあるヨガの団体です。
現在70か国以上で通用する、ヨガの資格を発行している非営利団体です。1999年よりRYTの資格の発行を始めました。現在は世界中で79309人のヨガインストラクターの登録があります。全米ヨガアライアンスが認定してるスタジオの数7010におよびます。現在はヨガの「国際ライセンス」をする最も権威のあるヨガ協会です。
※登録者数・スタジオの数は2018年12月現在のもの
全米ヨガアライアンスが発足した理由
ヨガインストラクターに一定の基準を設ける
1990年代、アメリカ国内でヨガをする人が増え、それに伴い、ヨガインストラクターの数も増えました。当初、国内基準があるべきかどうかを議論し始めたところが、全米ヨガアライアンスの始まりです。そしてその基準を定めたのがRYT200です。しっかり教育を受けた信頼できるヨガ資格として、アメリカで認知度を上げていきました。
その後、世界各国でその基準が採用されるようになり、全米ヨガアライアンスの資格を保持していれば、ヨガインストラクターとして一定の基準を満たした教育を受けていると認められるようになりました。
RYT200だけじゃない!全米ヨガアライアンスが発行する資格
現在、全米ヨガアライアンスが発行している資格と登録者数をご紹介します。
- RYT200|Registered Yoga Teachers 200
- RYT500|Registered Yoga Teachers 500
- RCYT|Registered Children’s Yoga Teachers
- RPYT|Registered Prenatal Yoga Teacher
RYT200はヨガインストラクターとしての活動を始めるための最もベーシックな資格です。
世界:79309人
日本:1416人
RYT500はRYT200の取得者のみが、さらに300時間のトレーニングを受けることで得られる資格です。ヨガインストラクターとしての経験・知識ともに上級の指導者として認められます。
世界:14974 人
日本:165人
キッズヨガの資格です。キッズヨガに特化して95時間以上のトレーニングを受講することで得られる資格です。
世界:1031 人
日本:12人
マタニティ・産後ヨガに特化した資格です。85時間以上のトレーニングを受講することで得ることができます。
世界:1318 人
日本:22人
今後、ますます広がる全米ヨガアライアンスのネットワーク
現在、全米ヨガアライアンスは、ヨガインストラクターの教育や資格の発行のみならず、働きやすい環境整備にも力を入れています。
- 賠償責任保険
- ヨガアパレル
- 法律サービス
具体的には、これらの分野においてヨガインストラクターが働きやすい、そして、働き続けられる環境を整えることに着手して、その範囲も広げていく予定です。
アメリカを拠点とし、その影響力は世界中に広がり、ヨガインストラクターの社会的立場の向上を目指しています。