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皆、自分の欲って考えてきた?
ヨーコ先生のこの質問から始まった、ヨーコ・フジワラ先生によるRYT200の10日目、ヨガ哲学の時間。
「欲ねぇ…」と私が頭に思い浮かべたことは、連日の猛暑で「マスクせずに歩きたいな~」「そろそろ飲みに行きたいな~」「海外行きたいな~」なんていう、普段だったら、「あたりまえ」に出来ていたことでした。
こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。
皆さんどうでしょう?今何がしたいですか?やりたいことはありますか?
コロナで謙虚に?私たちの欲求とは
皆から出た欲はこんな感じでした。
- 海外旅行に行きたい
- いざこざせずに穏やかに過ごしたい
- 皆でマット並べて練習したい
- 外で思いきり遊びたい
- 海外で会えない友達とハグしたい
なんて謙虚なのでしょう!(笑)私の脳裏に浮かんだのも、比較的、小さなものでしたが(1番がマスク!)とはいえ、これも含め私たちは日々欲求まみれです。
私たちの抱く欲求と生きる意味とは別物!?
なんでこんな質問をしたかっていうとね。私たちの人生って、欲求はあるんだけど、それと人生で学ばなければならないことって違うかもしれないね
とヨーコ先生。コロナ禍は、私たちを謙虚にこそしてくれましたが、人間は本来無意識のうちに多くを欲しがってしまいます。「お金持ちになりたい」「きれいになりたい」「健康で長生きしたい。」しかし、この欲求通りにいかないのが人生。ヨーコ先生はこんな風に話してくれました。
私は、このコロナの時代ってまさにそうだと思うんだけど、『コロナのせいで…』っていう人が多いと思うの
その通り。私たちはコロナ禍において日々学びを受け取っている状況。マスク無しでは外出できなくなり、自由に会いたい人に会えなくなり、欲求は深まるばかり。しかし、ヨーコ先生の話してくれたバガヴァッド・ギーターの話を聞きながら、私はこんなことを考えていました。
バガヴァッド・ギーターが教えてくれる生きる意味
そもそもバガヴァッド・ギーターとは、日本ではヨガの経典として有名ですが、インドのヒンドゥー教の経典です。パーンダヴァ軍の戦士アルジュナと、彼の導き手であり御者を務めている師(グル)クリシュナとの間に織り成される二人の対話を本にしたものです。
この舞台となるのは、戦場。
聖典に戦場というのはふさわしくないようにも思いますが、これにはちゃんと意味があります。
主人公である、アルジュナは戦士としてその戦場に立ちますが、その敵は彼の親戚や友人であったり、尊敬する師だったりします。勿論、彼の心は戦うことに対する戸惑いでいっぱいに。神であるクリシュナは、そんなアルジュナの混乱と葛藤に答える形で物語が進行していくのです。
クリシュナは決して彼に戦場から逃げてもいい、とは言いません。彼に、「戦士としてのダルマ(義務)を果たすこと」を教えます。その中に出てくるアルジュナの苦悩は私たちが日々抱く葛藤と似ています。
ヨーコ先生はこんな風に話してくれました。
私たちの人生でも『どうしてわたしばかりこんなことが起こるんだろう』って思うことってあるでしょ?だけど、振り返ったときに「あのときあんなことがあったから、今の自分があるんだな」って思うことあるじゃない?それってそういうことだよね
私たちが今のこの人生で学ぶべきこと。これを解消していくためにこの人生はあるということを教えてくれました。
コロナは乗り越えるべき学び。今RYT200を受けようと思っている人へ
この仕事をしていると、こんな電話や相談を受けます。
「オンラインのトレーニングってスタジオとどう違いますか?受けたいけど、不安なんです。」
不安にも色んな不安があることでしょう。「完璧に勉強したい」という思いへの執着かもしれないし、「スタジオで開催しているトレーニングとの差があったらどうしよう」という恐怖かもしれない。もしくは「損をしたくない」という思いへの執着かもしれません。
しかし、今日ヨーコ先生が教えてくれたように、こんな風に考えてみてはどうでしょう?「これが今回の私の人生の学びである」。これを解消していくことが、今あなたがヨガに出会っている意味なのかもしれません。
コロナによって私たちの生活は一変しました。現在ヨーコ先生の住むオアフ島はロックダウン状態。しかし、ヨーコ先生は変わらず、私たちに笑顔で講義をしてくれるし、日本の生徒に向けて精力的に教えてくれています。
今、この瞬間、RYT200を考えている人へ。コロナだからこそ見ることができる素晴らしい世界は確実にあります。今、ヨーコ・フジワラの学びが自宅にいながら受けられるということ。きっと「あの時不安だったけど、決断してよかった。」2020年12月31日、そんな思いと共に2020年を終えられることを約束します。
ですよね?ヨーコ先生( *´艸`)?
こんなことを考えていたら、あっという間にトレーニング10日目が終わってしまいました。トレーニング生の皆は仲良くなってきて、終わったあとも皆で集まって、色々していたご様子。いいな~楽しそうだな~と思いながら、私はこれを書き終えました。