アイアンガーヨガクラス体験記

みなさん、こんにちは。

ヨガジェネレーションのなおこです。

アイアンガーヨガ、アシュタンガヨガ、ハタヨガ、イシュタヨガ、クンダリーニヨガ…

ヨガには様々な流派がありますよね。

皆さんも、普段練習するヨガの流派は〇〇ヨガが多い…という傾向をそれぞれお持ちなのではないでしょうか。

実は私、2か月ほど前に初めて受講して、そのあまりの楽しさに毎週のように夢中になっているヨガがあり、ぜひ今回ご紹介させていただきたく、レポートします!

それがタイトルにもある通り、柳生直子先生による「アイアンガーヨガ」

柳生直子先生といえばあの故B.K.S.アイアンガー師の愛弟子であり、日本のアイアンガーヨガ第一人者。そんな柳生先生のクラスは、新しい体験や感覚の連続。

アイアンガーヨガについて、「もちろん知っているよ~」という方はどうか温かい目で…(笑)、そしてもしも私のように、伝統的なヨガやアイアンガーヨガについて、そこまで深くは知らないかも!という方は、ぜひ同じ目線で読んでいただけたらうれしいです。

アイアンガーヨガってどんなヨガ?

ハタヨガの真髄
B.K.Sアイアンガー先生の著書、ハタヨガの真髄

今回、柳生直子先生のアイアンガーヨガのクラスを受けさせていただいたのは、Studio+Lotus8東日本橋。ヨガジェネレーション代表・酒造博明(通称:MIKIZO)の古巣!2005年に最初に立ち上げたスタジオでもあります。

ロータスエイト東日本橋
ロータスエイト東日本橋。光に美しい模様が浮き上がる素敵なスタジオです

電車にゆられながら、あらためて、アイアンガーヨガについて調べてみると、

アイアンガーヨガは、アシュタンガヨガの土台を築いたクリシュナマチャリヤ師に師事したインドのB.K.S.アイアンガー師(Sri B.K.S. Iyengar / 1918〜)が考案したヨガ。

1966年に出版されたB.K.S. アイアンガー師の著書『ハタヨガの真髄(Light on Yoga)』は欧米にヨガ革命をもたらし、70年代頃より欧米を中心に世界各国に浸透していった。

yogageneraion(ヨガウィキ)

とあります。

これまで、自分が普段おこなっているヨガについては、「ハタヨガ」と思っていたので、改めてその原点ともいえるヨガにふれられることが楽しみでした。

ロータスエイトのスタジオにある肋木
スタジオの奥に置かれた肋木

わぁ…!肋木がある…!!

スタジオに入るなり、目に飛び込んできた肋木

アイアンガーといえば、プロップス!のイメージだったのでそれだけでテンションが上がる私…

周りの方を見ながら、木製のブリックやブランケット、ベルトなどを用意して、クラスの開始を待ちました。

体験!アイアンガーヨガ

柳生先生のクラス風景ツイストポーズ
3つ折りブランケットを使ったねじりのポーズ。座骨と指先を支えてくれ、心地よくポーズを深められます

クラスは、Invocation(パタンジャリ先生への祈り)というマントラから始まります。

柳生先生が配ってくださった読み仮名のふられた紙を手に、口ずさみます。伝統あるアイアンガーヨガの世界観に引き込まれつつ、これからアイアンガーヨガを練習するのだと、気持ちが少し引き締まるような時間です。

それでは、ブランケットをこのように3枚折りに折りたたみます

クラスが始まって驚いたのが、プロップスの細やかな使い方。例えば、一言にブランケットといっても、畳み方使い方があること。

例えば、ダンダアサナ

3枚折りに折りたたんだブランケットは、お尻をしっかりと支えてくれるばかりか、左右に下ろした手もブランケットの上に乗せることができ、とても心地くポーズをとることができました。

さらにブランケットだけではなく、ブリック・ベルト…についても、手足の位置、間隔、体と床が接するときにはその場所に至るまで、細やかにガイドしてもらえるのもとても新鮮でした。

例えば、スプタ・パーダーングシュタアサナ

これまで、このポーズをすると、脚を伸ばしたいだけ伸ばしていたような感覚、クロスするときにはぐらりぐらりと上の脚が安定しなかったのですが、柳生先生の言葉に沿ってベルトを持ち、床と接しながらポーズをとると、お尻から脚まで今までに感じたことのないほど心地よく使っている感じがします。

ポーズを完成形で捉えるのではなく、丁寧に、作り上げる感覚。

丁寧なプロップスの使い方と、丁寧な体の使い方…

その結果おとずれる体感覚は今まで感じたことのないもので、本当に驚きました。

苦手なポーズへの印象ががらりと変わる体験

柳生先生のクラス風景立ちポーズ
目的のポーズに至るまで、段階を踏む様子は、ポーズにレシピがあるような感覚

このあと、パリヴリッタ・トゥリコーナアサナをすると聞こえたとき、どうしよう…!苦手なんだよなぁという思いが頭をよぎりました。

これまで、ウッティタ・トゥリコーナアサナ、アルダ・チャンドラアサナは心地よくても、ひとたびそのポーズにねじりが加わると、必死さが勝ってしまって、とても苦手意識がありました。

ポーズに、レシピがあるみたい…!

体をほぐす段階、系統を同じくするポーズの積み重ねなど、順々に丁寧にポーズを進化させていくようなその様子は、まるで目的のポーズというメニューを作り上げるまでのレシピのようだ、と感じました。

その股関節まわりや背骨・背中の感覚に、苦手だったはずのポーズがあたらしいものに塗り替えられたような体験でした。

アイアンガー先生のエピソードを交えた、柳生先生ならではのクラス

B.K.S.アイアンガー師
直接B.K.S.アイアンガー先生から学ばれた柳生先生ならではのエピソードが伺えるのも、クラスの楽しみです

アイアンガー先生は、目線をこのように向けられていました。

ヴィーラバドラアサナ IIIに向けて練習を行う前、柳生先生はこうおっしゃいました。

インドに渡られた回数は40回以上、B.K.Sアイアンガー先生から直接学ばれた柳生先生ならではのアイアンガー先生にまつわるエピソードが、クラスには毎回と言っていいほど組み込まれています。このお話が本当に興味深いのです…!

ご自身がインドで学んでいらっしゃるときの最中のエピソード、アイアンガー先生のお言葉、アイアンガー先生の命日の日がちょうどクラスの日だったときにはアイアンガー先生を偲ぶお話など…

脈々と続いているヨガの歴史が、自分とはかけ離れたものと思ってしまいがちでしたが、現代においてヨガがここまで普及するきっかけとなったB.K.Sアイアンガー先生からの直接の学びが、柳生先生を通して直接学べる環境にあるということが、本当に貴重であると改めて感じました。

ヨガジェネレーションでは、柳生直子先生による「ハタヨガの真髄を学ぶ、柳生直子「アイアンガーヨガ<1日集中>基礎講座」を開催!

基礎編・呼吸法編・練習編・実践編といった4つのパートで、現代ヨガのルーツを紐解きながらアイアンガーヨガをぎゅっと学び、体験し、実践できるとても貴重な講座です。

私も今から受講が楽しみです!

柳生直子先生からの直接指導の講座を、ぜひお見逃しなく、チェックしてみてくださいね。