こんにちは、ヨガジェネレーションのなおこです。
母のRYT200に密着すべく、大阪へ…!
前編では、中井まゆみ先生による、50代・60代から学ぶヨガ資格!中井まゆみ:RYT200全米ヨガアライアンス認定講座を受講するまでの流れや、午前の講座の様子をレポートしてきました。(前編はこちらからご覧いただけます)
後編では、午後の講座や、修了した「今」にも迫ります!
ヨガと哲学。最後の哲学の時間にこめられた、中井先生からのメッセージ
午後のクラスは哲学から始まります。
みなさん、いろいろな先生が先にいて、自分なんていくらがんばってもたどり着けないと思ってはいませんか?
先生の寛大さや偉大さ、温かさ…それらを感じるとき、思わず自分との差を感じたり、まだまだだなと感じること、あるよなぁと、私も心の中でうなづきます。
そんな風に、自分の前に、縦に、並んでいると思いがちだけれど、「横並び」にいると思ったほうが良いですよ。
ホワイトボードにすらすらと図を描きつつ、心理学も引用しながら中井先生はこう続けます。
私という存在も、簡単に飛び越えてもらっていいですよ。そういう存在でありたいと思っています。
この言葉に、写真を撮りに入っていた私も、思わず手を止めて聞き入ってしまうほど、胸を打たれました。
先生、というと生徒は、尊敬の念が大きいがゆえに、一生越えられない存在だと思ってしまいがち。
しかし中井先生は、先生と生徒の関係を横に並んで捉えるように表現してくださいました。先生とは、いつまでも追いつけない遠い存在ではないのだという身近さと、「同じようにヨガを楽しみながら、伝える者」であるという自覚の双方が感じられる言葉でした。RYT200卒業後の活動に向け、心の中がすっと整理された感覚でした。
先生の背中を追うように縦に並んだ状態で「あなたでもできるよ!」と背中をつよく押されるより何倍も、ヨガを伝えることへの力みを消し去ってくれるようなこの言葉。「私もやってみようかな…!」という気持ちを、自然と泉のように湧き出させてくれるような気がしました。
自分がつらい状態でありながらヨガを伝えることはできないから、まず自分が幸せであること。そして例えばヨガにしても、笑顔にしても…できることは惜しみなくシェアしていくこと。”三方よし”という言葉のように、自分も幸せ、他人も幸せ、それによって社会も幸せになるのであれば、それはとてもすばらしいことです。
約半年間のRYT200を経た今、改めて、ヨガを学び、それをシェアする意味に気づかせてくれるようなこの言葉。
卒業を次回に控えたこの日。哲学の時間も最後のカリキュラムの日でした。自然と卒業後の活動へのイメージが頭を占めるこの時期に、このような話が先生からみなさんに贈られることに、とても意味を感じました。
実は、母がRYT200の受講を決めた理由のひとつが、この哲学の時間だったそう。難しく捉えてしまいがちな哲学を、身近な例えを交えながら、かみ砕いて伝えてくださるとあって、母は毎回楽しみにしていたと言います。
これまでの人生での出来事がストンと心に落ち着いたり、これからの生き方を楽に過ごしていけるような話がつまった時間だったよ。
母は、そう話していました。中井先生の哲学の時間は、まるで心に抱えた軋みが軽くなり、より潤滑に回り出すように、しなやかで、なめらかな心の状態で生きるために必要なエッセンスがつまった時間だったのかもしれません。
長い人生、心に引っかかる思いや、思い出して悔いる部分、あぁしとけばよかったとか…誰しもあると思うんだけど。そんな記憶に執着しない生き方、大事なことを教えてもらえて、本当に良い時間だった。
母の言葉から、その大切な学びの時間への思いが伝わってきました。
RYT200は特別な時間。またねと別れた仲間との絆
こんなに歳を重ねて、こんなにわかりあえる仲間と出会えるとは思わなかった
母はRYT200を修了した今、こう話します。
ただ、聞くだけの時間にしましょう
中井先生は講座中、よくこう言ってグループでたっぷり話す時間が設けられていたそうです。
RYT200に集まったメンバーは50代、60代。それぞれの人生を歩み、様々な経験を積んできた方々が集まったなかで、自分の話を話せる雰囲気と、それを聞き受け止めてくれる仲間の存在から成る場は、話しているうちに次第に自分を解放し、楽になれる面も大きかったと母は言います。
実際に目の前に人がいて、背中を合わせて存在を感じたり、手を取っては温度を感じたりするでしょう。
それから、普段だったら人には言わないような、これまでの人生で経験してきたことや自分の根本といった、深い部分までも自然と話せるような場があって。
表面的なふれあいではなく、深い心のふれあいにまでつながっていくんだなって。
こんな時間は、こんな経験は、RYT200じゃなかったら、ぜったいにしなかったと思う。
と、RYT200を振り返り、母はこう話していました。
「アーサナの練習中」においても、「聞く時間」においても…
同じ空間で、お互いの温度、重み、感覚、選ぶ言葉や表情といった、人と深くふれあうことのできる、不思議なほど特別な時間だったと言います。
後日届いた半年間、つながりを深めた仲間との修了式の様子。
写真に写る素敵な笑顔はもちろんのこと、写真の奥にある、中井先生のもとでこの仲間で培った時間や、互いに深めたつながりの特別さにもつい思いを馳せてしまいます。
RYT200が修了したら、母をはじめ全国から集まった仲間も元の場所にもどります。
それは裏を返せば、同じ濃い時間を過ごした仲間が全国にいるということ。
またね
母はそう言って、半年の学びを共にした仲間と別れたと言います。
またね、という言葉には、その場限りではないこれからのつながりの存在を感じます。それぞれの場所で新たな日々を紡ぎ、時には共に過ごした時間を思い出しながら、これからもこの関係がみなさんをつないでいくのかなと、私も思いをめぐらせました。
私が見学に伺った際にも、本当に温かく受け入れてくださった中井先生RYT200第9期のみなさん。本当にありがとうございました。
RYT200卒業後、これからの活動
RYT200を修了した2日後に市民センターで活動の話聞いてくる!
母からきたLINEには、そんなメッセージとともに、会場のちらしが載っていました。
RYT200が修了した今、新たな活動に向けて動き出しています。
もともとは自分のためにヨガを深めることがきっかけだった母が、こうしてヨガを伝えることも視野に入れて動き出しているのは、中井先生から受け取った学びや、一緒に過ごした仲間とのやりとりが大きかったと言います。
RYT200を受けている最中にも、もう次の活動のことをいろいろ準備している方もいてね。
それから、中井先生の言葉が心に残っているの。自分のペースで、シェアしてみたいなって思えてきたよ。
私が見学に行った日の中井先生の言葉が、こうしてまさに今、母の背中をやさしく支えているのを感じ、とても気持ちが温かくなりました。かけがえのない学びや体験で満たされた特別な半年を経て、中井先生の言葉のとおり、またその思いが自然と世の中にあふれるように、シェアすべく動いているように感じます。
哲学、もっと深めてみたいなと思って
そう言って母は中井先生の元で週に1回の哲学の学びも始めたそうです。
2週間に一度の、大阪での学びの旅がおわった今、13回のお留守番を乗り越えた母のことが大好きな猫とともに、学びの日々をは続いています。
中井まゆみ先生、半年間、本当にありがとうございました。また、取材に伺わせていただきました大阪9期のみなさまも、本当にありがとうございました。
まるで”逆”授業参観のように感じてどきどきしていたのも束の間、中井先生やみなさまの笑顔や温かい空気感、つながりの深さなどに、とてもパワーをいただき、本当に感謝しております。
中井まゆみ先生による、50代・60代から学ぶヨガ資格!中井まゆみ:RYT200全米ヨガアライアンス認定講座|スタジオは、2023年4月からの東京での開催はキャンセル待ちですが、7月からの大阪での開催はお申込みが可能です。
さらに、6月からは初開催となる、オンラインでの50代・60代から学ぶヨガ資格!中井まゆみ:RYT200全米ヨガアライアンス認定講座|オンラインも開催となります。
無料説明会も随時開催されているので、チェックしてみてくださいね。
きっと、母の一例のように、特別な時間と体験が待っているはずです。