折り返しが過ぎ、中井先生以外のゲスト講師を招いて、色々な側面のヨガを学んでいくフェーズに入ってきた、中井まゆみ先生のRYT200第14期。ヨガの多様化が進み、ヨガはインドの伝統的なものだけでなく、色々な面からその必要性を示唆されています。
今回は、ヨガの姉妹科学とも云われるアーユルヴェーダの講義。
ゲスト講師はアーユルヴェーダ医師でもある、浅貝賢司先生。講座が決まったときはまだコロナ禍だったため、今回はオンラインでプロジェクターを繋ぎ、皆でスタジオで講義を聞くスタイルとなりましたが、貴重なお話をたくさん聞くことができました。
アーユルヴェーダ医師はインドの国家資格。伝統医学に触れる時間
日本アーユルヴェーダスクール卒業後、インド国立アーユルヴェーダ医科大学に入学し、国家資格を取得された浅貝先生。7年間奥様と1歳の息子さんと共にインドに滞在されて勉強され、帰国後は様々な都市で、アーユルヴェーダのワークショップ開催しアーユルヴェーダの叡智を日本に伝えて下さっています。
インドの伝統医学であるアーユルヴェーダ。浅貝先生のお話によると日本では沖縄や北海道でも、アーユルヴェーダが広まっているそう。意外ですよね。北海道と沖縄って真逆の気候。沖縄って暖かいし、何となくアーユルヴェーダの広まりが想像がつくのですが、北海道のような寒い地域でも、実践できる内容が多いのだとか。
これは、アーユルヴェーダの発祥が、インドのヒマラヤ(ヒマ=雪、アーラヤ=家)だということにも関連しているそうです。インドと聞くと、暖かい場所をイメージしがちですが、よく考えたら、ヒマラヤは寒さの厳しい地域。北海道でも人気なのも頷けます。
体はアーユルヴェーダで。心はヨガでケア
冒頭のお話で、もう1つおもしろいなあと思ったのが、見出しの言葉。
インドでは体はアーユルヴェーダで、心はヨガでと云われています
と浅貝先生。現代の日本では、ヨガ=アーサナ(ポーズ)の側面が強いですよね。きっとヨガクラスでポーズを教えてもらうところがスタートという方が多いはず。ヨガ=体という認識のある方も多いのではないでしょうか。
しかし、インドでヨガというと哲学の方をさすことが多いのだそう。アーユルヴェーダは病気の人たちを救うために確立された医学。病気の体を食事や薬草、トリートメントなど体へのアプローチを通じて治療していきます。
なるほど~!と思いながら私も皆と一緒に講義を聞かせて頂きました。
講座の中ではチャイ作りも。皆でチャイタイム
そして、アーユルヴェーダと言えば、スパイス!講座では、どんな体質の方でも使いやすいスパイスも3つご紹介頂きました。(どんなスパイスが紹介されるのかは受けた人のお楽しみ)食べ物やスパイスの効能を知って、体調を整えるというのもアーユルヴェーダの醍醐味です。
そして、今回は、初の試みとなった、チャイ作りもスタジオで行われました。中井先生がお鍋とコンロを淡路島から持参!お鍋でチャイを作ってくれました。
プロジェクターを繋いだオンラインで作り方を教えてもらいつつ、スタジオで実践。
今回は、生姜パウダーとカルダモンを入れたチャイを作りました。他にもシナモンやクローブ、ブラックペッパーなど好きなものを組み合わせて入れて良いそう。
暖かくて甘いチャイは、しっかり頭を使った講義のあとに染みる…!
普段はノンシュガー派の方も、チャイは甘いのがお薦め。私も珈琲はブラックですが、チャイだけはお砂糖たっぷりが好きです(笑)
アーユルヴェーダもヨガも自分との対話
浅貝先生が、大切なことを講座の中でおっしゃっていました。
アーユルヴェーダは自分との対話なんです
ヨガでも同じですよね。自分との対話。私たちは、皆違う人間。自分に合うものが他の人に合うかというとそういうわけではないし、逆も然り。
何かを学んでいると、どうしても「正解」を求めてしまいがちですが、自分自身とちゃんと対話する、その中で「自分の丁度いい」を見つけられるのが大事なんですよね。
これはヨガの指導にも通じること。自分の体験や経験だけが正解ではありません。それが押し付けにならないように、そして、相手の心地よさを見てあげられる先生になってもらえるといいなぁと思いながら、講義を聞いていました。
浅貝先生の講義は暮らしの中にうまくアーユルヴェーダを取り入れられるものを厳選してお伝えしてくれます。アーユルヴェーダ医師の講義が入っているのも、中井先生のRYT200の嬉しいポイント。現在、2月スタートのオンラインコースの募集中。このコースにも浅貝先生のアーユルヴェーダ講義が入っていますので、ぜひ気になる方は無料説明会へいらしてくださいね!