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2024年も終わりが見えてきました。皆さま、今年やりたいことは実現できましたか?
私の今年の目標は「仕事を頑張る」ことでした(笑)。この会社に入社して1年が経ち、たくさんのことを学ばせてもらっています。ヨガを学んでいたときとは違い、人々や社会が必要としているものを考えたり、先生方の想いをカタチにしたりと、少しずつではありますが楽しさも感じ始めています。
こんにちは、ヨガジェネレーションのまあこです。
今回は、私が担当させてもらっている中で、最も大事にしたい中の1つ、「子どもたちにとっての鼻呼吸」について、キッズヨガ講師:片岡まり子先生がお伝えしている呼吸法を含めながら書いてみようと思います。保育士さんをはじめ、子どもたちと関わる全ての方に向けてお届けします。
口呼吸がもたらすデメリット。なぜ今、呼吸が重要なのか
「お口ポカン」
こんな光景を見たことはありませんか?
近年、スマートフォンやゲームが広く普及し、長時間画面を見る生活が当たり前になっています。この影響で、多くの子どもたちが猫背や前かがみの姿勢になりやすく、体の歪みが生じる原因になっています。こうした姿勢は、胸やお腹の圧迫を引き起こし、自然な鼻呼吸が妨げられると言います。
鼻での呼吸が出来ずに口呼吸になってしまうと、十分な酸素を取り込めなくなり、集中力が低下したり、イライラしやすくなったりする可能性があります。
また、このような姿勢や精神面だけでなく、口呼吸のデメリットは他にも免疫力低下、睡眠障害、口腔トラブルなど、全くと言っていいほど良いことがありません。
ヨガでは、呼吸はエネルギー(プラーナ)を巡らせる重要な手段とされていますが、口呼吸が習慣化するとエネルギーが上手く循環せずに、体と心のバランスが崩れてしまいます。
心と体の感覚を知ろう!呼吸がもたらす奇跡。
呼吸が私たちの心と体にどんな影響を与えてくれるか。ヨガに触れたことがある方であれば、実感をする方も多いはず。
怒りでカッとなったり、不安で眠れなくなったりする瞬間、たった一つの深い呼吸がその感情を和らげることがあります。また、運動してと体中に酸素がめぐると、頭や心がスッキリします。それはまるで魔法のような力です。
当たり前すぎて気が付けない、だけど確実に変化を感じられる「呼吸」。片岡まり子先生は「おまじない」と表現をしています。
そんな大切な「呼吸」を、心と体の変化と共に伝える先生の「キッズヨガ」のクラスがあります。今回は、子どもたち向けに行う呼吸法の中から、3つご紹介してみます。
子どもにもできる!簡単な“呼吸のおまじない”3選
これらの呼吸法は特別な道具がいらず、どこでもすぐに実践できます。効果を実感しながら、いつ取り入れるかまで子どもたちと考えてみると面白いかもしれません。
- ブラフマリー(ハチの呼吸)
- 口を閉じて「ンーーー」と、ハチのような音を出しながら呼吸する方法。
- 子どもたちが「自分の音」に集中することで、気持ちが落ち着きます。
- 腹式呼吸(おなか風船呼吸)
- 鼻から息を吸っておなかを膨らませ、息を吐いておなかをしぼませる方法。
- おなかを大きな風船としてイメージしたり、お腹の上にモノを置いて呼吸のふくらみを観察してみましょう。リラックスが上手にできるようになります。
- 片鼻呼吸(ナディ・ショーダナ)
- 片方の鼻を指でふさぎ、もう片方から吸って吐く呼吸法。
- 交互に繰り返すことで左右の脳のバランスが整えられ、集中力が高まります。
意識的な呼吸を取り入れるだけで、自然と鼻呼吸が身についてきます。ぜひ、お子さんのいるご家庭や、保育園で取り入れてみてください。
日常に取り入れよう。鼻呼吸への第一歩!
呼吸法を日常に取り入れるには、自然に組み込むのがポイントです。
例えば、午前中の活動前に「おなか風船呼吸」を数回取り入れる、昼食後に「ハチの呼吸」でリラックスするなど、決まった時間に習慣化することで子どもたちもスムーズに受け入れやすくなります。
さらに、より詳しく呼吸法を学びたい方には、オンライン講座「絵本を使ったプラーナヤーマ集中講座」がおすすめです。
この講座では、キッズヨガ講師の片岡まり子先生が、絵本を活用した実践的な呼吸法を指導してくれます。絵本のストーリーと呼吸法を組み合わせることで、子どもたちも飽きることなく取り組むことができます。
日々、子供達と関わることの多い保育士さんや、お子さんのいるご家庭は、子どもたちのために呼吸法を学んでみませんか?
次回は、12月8日(日)12:30-16:30|オンライン
同じ日には、オンラインで参加が出来る「親子ヨガ」の開催もあります。子どもとヨガでの楽しみ方を是非体験してみてくださいね。「親子ヨガ」は、12月8日(日)10:00-11:00|オンラインです。