ヨガインストラクターの皆さん、クラスの初めの時間に小話(?)の時間を作っていますか?動き始める前に、その日のクラスのテーマやヨガ哲学にまつわるお話をしている方も多いと思います。
こんにちは、ヨガジェネレーションのかめこです。
アナトミック骨盤ヨガ考案者の内田かつのり先生は、アナ骨ティーチャーは、解剖学をベースにしたリード力や診る力があることはもちろん、ストリーテラー(物語を伝える人)としての役割も非常に重視しています。
内田先生の愛弟子で、アナトミック骨盤ヨガ(以下アナ骨)ヘッドティーチャーであるさかたのりこ先生は、その話についても、内田先生から何度も指導を受けたそうです。
「つまんねぇ話してるな」って何度も厳しく指摘してくれて、話し方も指南してくれた。その都度落ち込んだけど、しごいてもらったなぁ。
と、「アナトミック骨盤ヨガ指導者養成講座」のテキストのインタビューでお話されていました。
ストーリーテリングで、生徒さんの心に何を届ける?
ヨガインストラクターの皆さんは、クラスの構成を考える時に、ピークポーズを何にしようか?そのピークポーズに向けてシークエンスをどうしようか?という所に時間を割く方が多いかもしれません。
最初の話によって、そのシークエンスに引き込めるかどうかを決める要素になると強く実感しています。そして、何を話すかで、生徒さんの心に色々なフックがかかることも体感しました。
先日、私がさかたのりこ先生のクラスを受けた時のお話が、私の心につき刺さりました。その時は、いつもに増して、アナ骨をすることだけに集中できました。そこから私は祖母のことを考え続けています。そして、自分のルーツとも言える祖母を誇りに思っています。約1ヶ月その状態は続いています。のりこ先生のお話がなかったら、私は亡き祖母をこんなに思い出すことはありませんでした。
生徒さんのクラスへの集中力を高められる!
内田かつのり先生も、もちろん、アナ骨のワークショップの際は、毎回、テーマの違うお話をします。内田先生ものりこ先生も、決して本に書いてあったことは話しません。全て実体験したことをお話します。その話を聞くと、自分の中の似たような経験を思い出します。その体験はきっと、アナ骨でのお話を聞かなかったら、思い出さなかったようなこと。
「私もそんなことあったな」と思った時に、意識は自分の内側に向きます。そうすると、のりこ先生の話を聞いているに、全部自分に置き換えられるのです。そして、それは今の自分を作る一つの要素なのだと、マイナスに思っていた体験も、愛おしいものに変わる感覚があります。
そして、内側に意識が向くと、アナ骨の体に効く(言い換えるとキツい、笑)シークエンスをやり切りたいという能動性も生まれます。
最初の話で、何をどう話すかによって、生徒さんのクラスへの向き合い方も変わります。
ヨガインストラクターのみなさん、自分をさらけ出せていますか?
内田先生が、ヨガ解剖学講師になる前に、ヨガクラスをたくさん受けていた時。内田先生も同じように、ヨガインストラクターの話を聞いていました。内田先生は哲学の話を聞いていても、「本当にこの先生、ヤマ・ニヤマ、できているのかな・・・?」というような違和感を感じることがあったそうです。
ヨガをしているからといって、人間だから暗い部分も誰かに見られたくない部分もある。そういうところを、さらけだした方が、ヨガインストラクターとしての存在をリアルに感じられて、届けたいストーリーをきちんと届けることができる。
それが内田先生がアナ骨で、ストーリーテリングをヨガクラスの大切な要素として重視している理由です。まだ体験したことない方は、ぜひ、体験してみてくださいね。
この記事を読んで内田先生とストーリーテリングについて、興味を持ったら、ぜひ、こちらのインスタライブをご覧ください。
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