福田真理アップ

日本で初めての、アーユルヴェーダ理論と実践を元にしたヨガ指導者養成講座をスタートする福田真理先生のインタビュー。後半は、講座で期待できることや向いている人、またアーユルヴェーダの世界的権威の1人であるDr.ヴァサント・ラッド師との出会いについて伺いました。
前編はこちら

心のフィルターを外して、ゼロから始めてみよう

質問に快く回答

(左:福田真理、右:ライター小澤由美子)

―とても奥深い世界であるアーユルヴェーダですが、どんな人が受講に向いていると思いますか?

アーユルヴェーダを学んでいると、新しい自分を発見したり、体調が改善したり、心の変化を感じることがあると思います。すでにインストラクターとして活動している、アーユルヴェーダを学んだことがある方も、これまでの経験をゼロにするつもりで講座に来てほしいです。

―柔軟な心が大事ということですね!

そうですね。「変化を受け入れられる心」があるといいと思いますよ。この6カ月という期間を通して、自分には何が必要か、またはどう改善すればいいかを、自分の生活で体感してもらいたいからです。そうすることで不調を抱えたクライアントに対して、どうして今このアーサナや呼吸法が大事か自信を持って伝えられます。

また自分に合うヨガを知るきっかけにもなってくれればと期待しています。指導者になる、ならないは自分次第。自分に起こる変化を楽しんでください。

アーユルヴェーダの知識が指導内容の根拠となる

福田真理クラス風景

―私がヨガを続けていても、「なぜこのポーズは身体にいいのか?」がわからず実践していることがあります。もしくは人に聞かれてもなぜいいのか、答えられないことがあります。

そう言った「なぜ身体や心にいいのか?」をアーユルヴェーダ理論における医学的根拠に基づいて理解することが可能です。指導者を目指す方は、体質、季節、症状などに応じて1人ひとりの生徒さんに合ったシークエンスの指導が可能になるのではと思いますよ。

―現在、指導者を目指していない方にもこの講座は向いていますか?

本講座で大切にしているのは、「ありのままの自分を受け入れること」。ですから、指導者を目指していない人であっても、アーユルヴェーダを生活に取り入れることで、体調が改善し、自分に合ったライフスタイルを取り入れらるきっかけになってくれれば嬉しいです。

アーユルヴェーダの権威の1人であるラッド師の出会い

真理先生とラッド師の写真と手書きのシンボル
―アーユルヴェーダ界の中で最も偉大な指導者の一人であるDr.ヴァサント・ラッド先生(上写真右側の男性)とのエピソードを教えてください。

ラッド先生との出会いは、アメリカのセドナでヨガの研修を受けた際に、ラッド先生の本に深く共鳴したことがきっかけです。当時滞在していた隣のアリゾナ州でラッド先生がアーユルヴェーダを教えていると知り迷わず受講しました。「これが自分の好きなことだ、もっと学びたい」という直感の元、幸運なことにラッド先生の下でアーユルヴェーダを勉強できたのです。

―ラッド先生から称号をいただいたそうですね!

私が日本でのクラス開講の準備をする際、ラッド先生に名前をいただけるようお願いしてみました。ラッド先生は私の手相を見て、瞑想を終えられた後、「SAVITRI(サヴィトリ)」というサンスクリット語の名前をくださいました。神話でも登場する女性の名で「太陽の女神」という意味であり、また「実現力がある」「賢い人」を示しているとのこと。

私の認定校や今回の講座の認定証でも「SAVITRI(サヴィトリ)」のロゴ(写真右)を使っています。私にとって大変名誉なこと。生徒さんにもラッド先生の内なるパワーをお伝えできればと思っています。

これから資格取得を考えている方へメッセージ

暖かい微笑みを浮かべる福田真理

―真理先生の講座を学びたい、または興味のある生徒さんへひとことお願いします。

「自分には6ヶ月もヨガの勉強をできないのではないか」、「指導者になれないのではないか」など、結果に対して焦りを持たないでくださいね。どんな可能性があるかは誰にもわからないのです。苦手だと思っていたことが得意分野になることもあります。私も全力でサポートします。

まとめ

「SAVITRI(サヴィトリ)」(太陽の女神)のようにいきいきと輝き、夢を実現していく真理先生。真っ直ぐな瞳と強い意志を持つ真理先生ならではのアーユルヴェーダ+ヨガ講座をみなさんもぜひ体験してみてください。