朋子先生が笑顔で講義している様子

こんにちは!ヨガジェネレーションのべーです。私は文章を書くことが大好きです。「先生の言葉が、それを必要としている誰かに届きますように。」と日々勉強をしています。こんな風なタイトルはどうかな?見出しはどうしよう?出だしはこう書くと興味を持って貰えるかな?…などなど。素直な気持ちを綴っていますが、考えることもたくさんあります。

そんな私ですが、今回密着レポートをしているハートオブヨガ指導者養成講座も5日目を迎えました。実際に指導者養成講座を受けたものの、どうやって教えたらいいのかわからない…とならないために、ハートオブヨガ指導者養成講座では2日目からティーチングの練習が行われます。今日はその「伝える力」を磨くためのポイントをお届けしたいと思います。

ヨガ指導は誰のためのもの?

瞑想している風景

指導は生徒のためのものです。指導者のためのものではありません

この言葉を残したのは、現代ヨガの父、T.クリシュナマチャリヤ氏。ハートオブヨガの提唱者であるマーク・ウィットウェルが師事したグル(師)のひとりです。「ヨガが好きだから、自分が好きなことだけを教えています」となってしまうと、ヨガを自分の為に教えてしまっていますよね。
 
もちろん、自分がヨガが大好きで、毎日ヨガのプラクティスを行っていることは指導者として大前提。しかし「ヨガを伝える」ということは、クラスに来てくれた生徒さん1人1人が主役であるということです。

【ポイント1】インストラクションはコミュニケーションツール

ハートオブヨガ指導者養成講座、ティーチングの練習風景

 

インストラクションは生徒さんとのコミュニケーションをするためのものです

一般的に、インストラクションは指導者が生徒さんへ指示をするためのものと考えがちです。しかし、ハートオブヨガでは、インストラクションは生徒さんとのコミュニケーションをするためのものだと教えてくれました。たとえ言葉を交わすことがなくとも、生徒さんの心と体に届いていれば、ちゃんと反応が返ってくるということ。確かに私が川原朋子先生を担当してから、幾度となくこんな声を聞いてきました。

先生のインストラクションに涙が溢れて止まりませんでした

ハートオブヨガだけに限らず、朋子先生が教えていらっしゃるもう1つのヨガ、リストラティブヨガのクラスでもよく耳にします。これは、朋子先生の言葉が相手の心にしっかりと届き、そして救いのきっかけになっている証です。

【ポイント2】大切なメッセージは繰り返し伝える

朋子先生がティンシャを鳴らす様子
私が朋子先生のインストラクションの中で特に印象的なのが

大好きな香りをかぐように、吸う息をたっぷりと胸で味わって

というインストラクション。大好きな香りを思い出すだけで「あ~思いっきり吸い込もう!」という気持ちになります。「吸う息」を伝えるだけでも色々な表現がありますよね。
 
私はヨガ指導者ではありませんが、「ヨガを伝える」ことを仕事にしています。同じことを伝えるにも、いかようにも表現方法があるな、と日々思います。色々な角度から色々な表現で何度も繰り返し、その良さを伝えること。そうすることで、よりたくさんの人に大切なことが伝わっていくのだと思います。

【ポイント3】ハートオブヨガが大切にしている〇〇〇

ハートオブヨガ指導者養成講座ティーチングの様子

クラスの最初から最後までずっと喋りっぱなしではなくて大丈夫です。ハートオブヨガにはレスティングブレス(お休みの呼吸)があります。静かな時間も大切にしましょう

インストラクションは、話をしている時間だけではありません。クラス全体でどのくらい話す時間をとるか、そして「間合い」が大切になってきます。特に自分の内側を見つめる時間を大切にしているハートオブヨガにとっては重要な時間です。

日常生活もインストラクションも、「やりすぎ」は禁物、ということですね!

この講義のあと、5日目は自分の言葉でインストラクションを考え実践する時間が設けられました。私も皆さんのインストラクションに耳を澄ましていましたが、「自分の言葉でハートオブヨガを伝えている姿」に、講座初日にはまだかすかだった”力強さ”が生まれているのを感じました。
 
ハートオブヨガ指導者養成講座も明日でいよいよ最終日を迎えます。すでに、いろいろな場面で生徒さんの変化を目にしていますが、私としては皆さんの笑顔を見られなくなるのは、この上なく寂しい!です。

ではまた、【最終日】レポートでお会いしましょう!