こんにちは!ヨガジェネレーションのべーです。今日は、ハートオブヨガ指導者養成講座5日目。中目黒のレンタルスタジオからお届けしています。そして、私はスタジオの隅っこで皆の練習の様子を見ながらこれを書いています。たまにはいいですね!スタジオの中から実況レポートです。
入社して1年が経ちましたが、私の原点はいつもこの講座だなと思います。入社してすぐに、この講座の担当となり、幾度もレポートをお届けしてきました。
ハートオブヨガの講義は様々な気づきがあります。今回もまさに、「今日はこれを聞くためにこの場にいるのかな」と思う場面がありましたので、皆さんにシェアしたいと思います。
日本人だからこそわかるハートオブヨガの真髄
日本には、全ての命の神聖さを大切にする文化があります。
八百万の神を信仰する、神道。私たちは小さい頃から神社で手を合わせることの神聖さが身近にあります。だからこそ、ハートオブヨガの教えが素直にハートに響くのでしょう。見るものすべてに神が宿っている、その美しさと神聖さ。
忙しい毎日を送っていると、その尊さを見落としがちになってしまいます。私にもそういう場面は多々あります。雑になってしまっていたなと感じてしまう仕事、人間関係、言動。
そのひとつひとつを今日は反省しながら、お話を聞いていました。
美しいものを美しいと思える心
人の命の美しさについて、私が必ず思い出す朋子先生からのお話があります。それはマーク先生が2回目の指導者養成講座で2013年に来日された際のこと。桜を見ながら、マーク先生がこんなお話をして下さったそうです。
人が何かを美しいと思うとき。それは、あなたの中にある美しさが、目の前にある美しさと呼応しているからこそ、そう感じるのです。桜の美しさは、あなたという命の美しさでもあります。
美しい、綺麗だと思うものを目の当たりにしたら、その対象を愛でるだけでなく、同じ美しさが今、自分の命として花開いていることを忘れないように。それは、命として美しさ同士が、対峙しているということなのですから。
私はこの話を聞き、何かを美しいと思える余裕をいつも持っていたいと心がけるようになりました。
顔を合わせることで築く信頼関係
そして、今日、
全員の顔を見せて下さい。
と、マーク先生がスカイプの画面越しに、生徒さんにカメラに近寄るように指示するシーンがありました。そして、ひとりひとりのお顔を確認して、
皆さんのお顔を見ることができてよかったです。
とおっしゃったのです。
Face to Face。マーク先生が孫弟子たちの顔を丁寧にひとりひとりと確認している姿から、「私は1クラスとして向き合っているのではなく、1人1人の美しい命と向かい合っているのだよ」とおっしゃっているような瞬間だ、と思いました。
そして、顔を合わせることで築く信頼関係。それを表している光景でした。
人を受け入れる強さ
この部屋にいる1人1人全ての人が尊く美しい存在です。
そこには、年齢も違う、住んでいる場所も違う、子を持つ母親という方もいれば、独身の人もいて、ヨガをすでに指導している人もいれば、これから教えようとしている人もいる。それぞれ異なる人たちが1つの部屋に集まっていました。
人は、似たものや自分と同じものを持っている人同士でいることが楽です。でも、別の考え方であっても、別の道を歩んでいる人同士であったとしても、お互いを尊重し合うことができるんだということを、このマーク先生の言葉から受け取った気がしました。
人を尊く美しいと感じられる心はそれを可能にしてくれるのです。
ハートオブヨガは優しいけれど、力強い教え。私はそう思います。お互いを尊重するには、そこに優しさだけでなく強さも兼ね揃えていなければならないのではないでしょうか。もちろん、呼吸が深まり、リラックス効果や包み込むような優しさを感じるヨガでもありますが、学べば学ぶほど、強くしなやかなヨガであることを感じずにはいられません。
人に何かを伝えていくとき、相手のことを尊重する優しさと強さを兼ね揃えていたいなと感じた講義でした。