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こんな状況では、講座が開けない……
ヨガジェネレーションで、サントーシマ香先生を担当する琴美です。とても悩みました。RYT200(全米ヨガアライアンス認定指導者養成講座)をオンラインで開催することはできるのだろうか。
ヨガジェネレーション代表のMIKIZOこと酒造博明、メイン講師のサントーシマ香先生と何度も話し合いを重ねました。
香先生が伝えている、再現性が高く、人の暮らしに寄り添うヨガこそ、今多くの人が必要としていることだろう!
わたしたちは、早急にサントーシマ香先生による「全米ヨガアライアンス認定指導者養成講座(RYT200)」のオンライン化を進めました。
「ウイルスの次にやってくるもの」とは。
先日、日本赤十字社は「ウイルスの次にやってくるもの」という動画をインターネットで公開しました。
これは、人から人へと広まっていく、もしかしたらウイルスよりも恐ろしいものかもしれない、「真の恐怖」について分かりやすくおしえてくれるアニメーション動画です。
- 話を大げさにしておびえさせる情報は、誰にもまだ分からないことでしかない
- 恐怖から距離を取る
- 冷静に、客観的に、恐怖を知り見つめる
- 恐怖が苦手な笑顔と日常を積極的に取り入れる
こんな風に、具体的に恐怖にのまれないための方法も解説しています。
この動画は、
恐怖に振り回されずに、正しく知り、正しく恐れて
今日、わたしたちにできることを、それぞれの場所で
という言葉で締められます。
ウイルスよりも怖いものは、恐怖や不安に人がのみ込まれてしまったときに起こること、と伝えます。
恐怖や不安とどのように向き合うのか、今わたしたち人類の叡智が試されているような気がします。
“いろいろある日常を、ヨガやアーユルヴェーダで整える術”を伝えるサントーシマ香
透明感があり、いつも凛としたイメージのサントーシマ香先生。
しかし、2児の母でもある彼女は、無邪気で自由で、思い通りにはいかない我が子たちの動向にぐったりとする様子を、自身の著書や講座などで、つつみ隠さずに、ときにユーモアを交えて、わたしたちに語ってくれます。
そして、同じ状況で頑張っているお母さんたちや、仕事で毎日頑張っている女性たち、それぞれの背景で頑張っている全ての人たちに向けて、日々の心身のバランスを整えるためのやさしく、誰にでもできるヨガやアーユルヴェーダを、広める活動を続けています。
香先生の伝えていることや活動に共感し、長く繋がっている生徒さんがたくさんいます。そして、香先生もそんな生徒さんたちをとても大切にしています。
日本では珍しい「トラウマ・センシティブ・ヨガ」のファシリテーターとして
わたしたちが、サントーシマ香先生のヨガを広く世の中に伝えたい理由がいくつかあります。
外出してヨガのレッスンを受けたりできない今だからこそ、誰もが、生活の一部として無理なくつづけられる再現性の高い、サントーシマ先生のヨガを知ってほしい。
そして、サントーシマ先生がカナダに住まれているときに学ばれた、「トラウマ・センシティブ・ヨガ」のアプローチを必要とする方がたくさんいるのでは、これから増えるのでは、と考えているからです。
トラウマ・センシティブ・ヨガは、過去の臨床的な、そして脳科学的な知見に基づいた治癒的なアプローチが存在する、トラウマに対する「補完医療」として有効だと言われています。
今だからこそ、多くの人に学んで実践して欲しい。オンライン化に踏み切った理由
赤十字社が動画を発表してまで警鐘をならすように、いまのこの状況下、誰しもがこころにトラウマを抱えてしまう可能性がないとは言い切れません。
今回のRYT200は「トラウマ・センシティブ・ヨガ」をカバーするものではありません。しかし、サントーシマ先生のヨガのエッセンスとして落とし込まれたその学びからくる、「ことば選び」や「思いやりをベースにした伝え方」は、香先生のヨガを習得していくうちに、存分に感じていただけると思います。
多くの方が不安を抱え、人と接する機会を極力減らさなければいけないこの状況。講座の現地開催は6月でも時期尚早と判断。いち早くサントーシマ先生のヨガを皆さんに届けたい、との想いもあり、オンライン化に踏み切りました。
ご自宅で学ぶことは、生活に即したより実践にちかい環境で、サントーシマ先生の教えを落とし込める、というメリットもあります。
サントーシマ香先生のヨガは、このコロナ禍で多くの方に役立つ学びになることは間違いないと思っています。