『バガヴァッド・ギーター』は実は身近な教典!
クリシュナ・グルジ『ヨガ指導者養成講座<1年コース>』哲学コースDAY.04
本日、オハナスマイル祐天寺店では、クリシュナ・グルジ先生による『ヨガ指導者養成講座<1年コース>』のヨガ哲学コースが行われています。
1年かけてヨガ哲学をしっかりと学ぶこの講座。
タットワボーダやマンドゥカ・ウシャニパッドのような、奥義書までこの講座では、学ぶことができますが、今日は、ヨガをしている方だと名前が聞いたことがある方も多い、『バガヴァッド・ギーター』を学びます。
講座の始まる前に、グルジ先生が持っていた、この小さな赤い本。
これがバガヴァッド・ギーターです。
クリシュナ・グルジ先生が幼い時にお父様からもらったらしく、ずっと持ち歩いているそうです。
(ちなみにグルジ先生のお父様は、スワミ・シバナンダの直弟子です!)
小さな頃から、ヨガ哲学の思想に触れながら育った、グルジ先生。
グルジ先生の哲学
バガヴァッド・ギーターに書いてあることってそもそもどんなこと?
バガヴァッド・ギーターが全部の章を通じて伝えていること。
まずはそこからグルジ先生の解説が始まりました。
そんな要点がわかると、どんな風にバガヴァッド・ギーターを解釈すればいいのか非常にわかりやすいですね。
バガヴァッド・ギーターはクリシュナとアルジュナの会話形式で書かれているものですが、クリシュナは人の心のある性質を表していて、アルジュナもまた同じく、人の心のある性質を表しているのです。
ヨガをすることで目指す心の性質はクリシュナ。
その方向にたどり着くために、ヨガのプラクティスをその方向に向かわせるために、ヨガ哲学をしっかり学ぶ必要があると、クリシュナ・グルジ先生。
例えば、『トイレの掃除をしなさい』と師匠に言われて、『言われたからやる』というのと、『自分の心が磨かれるからやる』。
心の持ち方で、1つの行為も全然意味が違ってくるんだそうです。
(実際に、グルジ先生は14年間に及ぶヨガアシュラム時代の修行の際に、スワミジと言われるグルジ先生の師匠から、言葉ではなく、サンキャ哲学やバクティヨガがどんなことを伝えているのかを体験させてもらったそうです。)
インド人の心の拠り所である、バカバッドギーター
インドで、バガヴァッド・ギーターは人々の生活に密着した身近な聖典のようです。
インドでは、悩みがあるとあるマントラを3回唱えた後に、バガヴァッド・ギーターを何も考えずに、パッと開き、一番最初に目に入った文章を読むと、その悩みを解決するための筋道が書かれていると言われています。
インド建国の父と言われるマハトマ・ガンジーの思想も、バガヴァッド・ギーターから大きく影響を受けていると言われています。
参加者の一人の方が、心でマントラを唱えた後に、サンスクリット語のギーターを開いて、目に入った文章をグルジ先生に訳して頂いていました。
その解説に、深く納得・同意したようで、すごく穏やかな表情になっていました。
今日がどんな日になるか、旅行に行くならどんな旅なるか、悩みを解決するための心の持ち方はどうすればいいか。
ギーターはそんなことを教えてくれるようです。
今日は、私にとって『バガヴァッド・ギーター』が、
すごく身近になった1日でした!
バガヴァッド・ギーターは特別な聖典ではなく、すごく身近なものなんだと実感できました。
身近だけど、奥深いバガヴァッド・ギーター。
もっと、学んでみたくなりましたね!