目次
眠りと覚醒の間「まどろみ」という状態を保つヨガニードラ。
朝起きたとき、布団の中で味わうあの至福の感覚(お休みの日だとなお良し)
とっても気持ち良いですよね。私はあの時間が大好きです!
こんにちは!ヨガジェネレーションの琴美です。
休みの日はその至福を何度も味わおうとベッドから出られない…(これが一日中続くと罪悪感に変わるのでご注意…)
ヨガニードラは、あのまどろみを感じながら、インストラクターの「セリフ」に耳を傾けておこなうヨガの練習の1つです。
今日はその「セリフ」=「スクリプト」についてご紹介したいと思います^^
ヨガニードラの大きな特徴「スクリプト」とは?
スクリプトとは、日本語にすると「脚本や台本、手稿」と訳されています。
ヨガニードラでは、書き上げられた「スクリプト」を指導者は声に出して読みます。そこには体の1つ1つのパーツを意識させる言葉、キレイな景色や音、食べ物のいい匂いなど、イメージを湧き起こす言葉が記されています。
生徒さんは、その声を聴きながら、意識のある状態と眠りの状態、いわゆる「まどろみの状態」を保ちつつ、自らの身体の感覚(温かさや緊張)感情や思考に気付いていきます。
その気づきを客観的に「ただ見る」ことで、日常のモードであれば反応してしまうことや、囚われてしまうことから解放されます。
ヨガニードラの「スクリプト」は、感情や思考に囚われない練習をするために欠かせないものなのです。
スクリプトはこんな構成!その意味は?
なぜ、「スクリプト」が感情や思考に囚われない練習をするためにあるのでしょうか。
人は同時に2つの事を考えることができない、と言いますが、目を閉じて、スクリプトを聞いている間は余計な思考から離れられることができ、集中モードに入ることができるからです。
ヨガニードラ、つまりスクリプトの構成は大まかに以下のようになります。
- 導入部
- サンカルパ
- ボディスキャン
- 呼吸の意識化
- 自律調整
- イメージング
- 静けさや至福に安らぐ時間
- サンカルパ(2回目)
- 目覚め
ヨガニードラの特徴ともいえる、以下の3つにはこんな意味があります。
【サンカルパ】
ヨガニードラ最大の特徴。最初と最後に唱える。心から起こしたいと思っている願い。練習の中で、それが自分の新しいアイデンティティになるまで繰り返す。
【ボディスキャン】
身体の各部分に気づきを向け、そこで起きている微細な感覚をじっと感じる。
【イメージング】
イメージを五感で感じていく言葉掛け。望んでいる未来や心からリラックスしている状態を思い描く。
ヨガニードラは、このような構成の「スクリプト」に耳を傾けて、自分の内側を見つめる練習なのです。
(構成と意味の出自:サントーシマ香:ヨガニードラ養成講座)
ヨガニードラの「スクリプト」の読み方にルールはあるの?
ヨガニードラを実施するとき、自分でスクリプトを作らなければいけないのでしょうか。また、読み方にルールはあるのでしょうか。
実施するときは、用意されている「スクリプト」を使っても全く問題ありません。読み方に正解もルールもありません。しかし、スクリプトを読むとき、緊張したり、棒読みになってしまったりするとどうでしょう。目を閉じて耳だけを澄ませると、声の違和感には敏感になるのではないでしょうか。
スクリプトを読むときに意識したいことは、目の前の人へ手向ける穏やかな気持ちです。
子どもに絵本を読み聞かせるような、優しい気持ちでもいいと思います。とつとつと、1つ1つの言葉を届けるようにゆっくりと読むでもいいと思います。
伝える人の心の状態が落ち着いてることが、とても大切な要素です。
そこに正解は無い。目の前の生徒さんに贈る極上の言葉、ヨガニードラの「スクリプト」
ヨガジェネレーションでヨガニードラ養成講座を担当して下さる、サントーシマ香先生は言います。
大切な事は「自分自身の哲学にフィットしているか」
たとえ自分が作成した「スクリプト」でなくても、声のトーンや“間”、前後の言葉をなどを自分なりに工夫して、いかに受けている人にとって必要な言葉にするのか。よく観察し、どうしたら癒してあげられるだろうか、という真剣な想いが、ヨガニードラを受けてる人の心と体を解放へと導きます。
ヨガニードラの「スクリプト」を効果があるように届けるには、自分自身の心の状態もとても大切です。
サントーシマ香によるヨガニードラ養成講座は、3日間でたくさんのヨガニードラを体験し、自分の心の整え方を学ぶことから始めます。
セルフケアにも使える、ヨガニードラを学んでみませんか?
■サントーシマ香によるヨガニードラ養成講座はこちら!