「無意識」の行動に「気づき」を与えてくれる講座
〜「個別対応力」を高める指導法講座〜

こんにちは、kayaです。

最近気づいたのですが、私は何かをお願いされる時に「○○して欲しい」とお願いされると「うん、がんばるよ!!」と思うのですが、「○○はしないで欲しい」と言われるとすごくストレスになります。特に自分が「やりたい!」と思っていることであればなおさら我慢することができない、いつまでたっても子どものような心を持って暮らしています。

私に何かをして欲しい時には、「じゃ、それやっていいから代わりに○○もやって」というお願いの仕方をしていただけると大変大変嬉しいのですが…なぜそんな話をしているかというと、今日レポーターとして参加した講座で大きな学びがあったから。

今日はアレクサンダー・テクニークの講師であるジェレミー・チャンス先生による「”個別対応力“を高める指導法講座」を開催いたしました。その様子を一部ご紹介いたします。

ヨガクラスにおける主役は先生?生徒さん?それとも…???

講座風景
冒頭でジェレミー先生がある質問をされました。

ヨガクラスの主役は先生だと思いますか?生徒さんだと思いますか?
もしくは50%ずつでどちらもですか?

みなさんはどう思われますか?
クラスをリードするので主役は先生?
クラスにわざわざ足を運んでくださる生徒さんに満足してもらう必要があるので、主役は生徒さん?
もしくはどちらも平等?

私はどれが正解かわからなかったのですが、ジェレミー先生は「先生です」と言われました。

その理由は、まずは”自分のこと”がわかってこそ、初めて”生徒さんのこと”がわかるようになるから。自分が自身のこと、ヨガのこと、自分が伝えたいことなどを理解していないと生徒さんに伝えることはできません。
「だからこそ自分軸を大切にすることが必要であり、クラスの主役は先生なんだ」と言われていました。

クラスの雰囲気を決めるのは先生のマインド

ジェレミー先生
ヨガインストラクターとしてヨガクラスを開催する時に、どんなことを意識していますか?
どんな話をするか?どんなアサナをとるか?シークエンスの組み方?音楽?
もちろんそれらも大切です。

でも前述した通り「先生の在り方がクラスを決める」とジェレミー先生が言われていましたが、先生がどんな態度姿勢マインドで生徒さんを迎えるのかによってクラスの雰囲気は大きく変わります。

言葉で説明すると「当然」と思われてしまいそうですが、では、「どんな態度や姿勢、マインド」というのを、普段どこまで意識していますか?

大切なのはどう伝えるか、どう見せるか

講座風景
伝えたいことがある時、「耳からの情報」と「目からの情報」の伝わり方には違いと限界があります。

そのため、的確なインストラクションができていなければ、生徒さんに「わかりにくい…」「難しそうなポーズ」と思われてしまう可能性もあります。

例えば「○○をしないことを意識してみましょう」と言うと、身体は「しないように」と意識し集中するため、身体が緊張し余計ば力が入ってしまいます。でも「○○をすることを意識してみましょう」と声をかけると身体は「しないこと」を意識した時よりもラクに、楽しく動くことができます。

この話を聞いて私も「しないで」と言われるお願いが苦手な理由はここにあるんだなと思ったわけです。

身体にポジティブな声をかけてあげる、それだけでも集中力や身体の使い方、動き方が大きく変わります。その他、話し方や声のトーン、視線をどこに置くのか、意識をどう持つのか、といった些細なことでクラスの雰囲気は大きく変わっていきます。「こんな些細なことがこんなにも大きな違いを生むの?」と思う気づきがたくさんあり、今まの「無意識」の行動に「気づき」を与えてくれる講座でした。

これは3部構成のうち、1部の前半15分くらいだけで開催されていたごく一部の内容です。第2部では「ヨガではあまり問われない”頭”の位置」のお話や第3部ではその学びを「個別対応力」という点からヨガの指導にどう活かしていくことがでいるのかを実践で学んでいただく内容となっています。

先生の身体の使い方次第で生徒さんに与える影響は大きく変わる

身体の使い方で表現が変わる。
表現が変わることでクラスを受けている生徒さんが受ける印象や心地よさも変わる。

つまり、先生の身体の使い方次第で生徒さんに与える影響は大きく変わる。

ヨガ指導力に自身がないかた、生徒さんに自分のインストラクションが的確に届いているのか不安というかた、アサナのとりかたをうまく伝えられない、といった悩みを抱えているかたに、ぜひ一度受けていただきたい講座です。

集合写真

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!!

kaya