まり子先生の講座中の笑顔

「最後の最期までできることを極めて、最後の最期まで出来ることを伝えられた方が、人の生きやすさにお手伝いができるじゃないですか。」

先日開催された、「5つの悩みを解消!プラーナヤーマ集中講座」で、まり子先生がおっしゃっていた言葉。

運動機能としては、ピラティスの方が今は勢いがあるけど、横隔膜を上下する体操は、ベッドの上で最期までできるから、私はヨガを選んでいる。

ピラティス人口がどんどん増える中、そんな風におっしゃる先生は少しかっこよく見えました。

こんにちは、ヨガジェネレーション まあこです。今回はこちら講座のレポートをしてみたいと思います。

まり子先生の講座は、「ヨガ」の教えが、何か神的な素晴らしいものではなく、先生自身の実体験からくる学びや、日本人という性質と時代の流れにあった、今の私たちに必要なものとして、お話をしてくれるのが魅力です。

「疲れている」「緊張している」日本人の性質に必要な呼吸。

まり子先生が片鼻呼吸をしている
集中力がアップし、脳がすっきりする片鼻呼吸

特に生真面目な性質をもつ、私たち日本人は、生真面目さゆえにストレスを抱えがちです。基本的に疲れていて、緊張状態にある。故に呼吸が浅いんです。

確かに、街行く人を見ても、空をぼんやり眺める人は少なく、いたとしても怪しい人のように見えてしまう世の中になっている気もしています。社会人に限らず、母親や、学生というような社会的な役割で考えても、見えないプレッシャーがあり、時間に追われ、余裕がない人の方が多いかもしれません。

その疲れた時の対処法を自分で認識できているかが大切です。

・いかに疲れないような構成を人生に用意するか

・疲れたら早く回復する知恵を持っているか

・疲れを我慢し続けるだけの、よほどの体力を用意しておくか

みなさんは、疲れを感じた時はどのように対処されていますか?

自分の性質を理解して、対処の方法を決めている方は、ヨガ的な生き方だと感じます。疲れないような生活をして、疲れた時の対処が出来る。そして、多少の疲れは感じないほどに体力はつけておく。疲れていると余裕がなくなるので、自分なりの方法を考えておくことは、生きやすさに繋がりますね。

ニュートラルな自然呼吸と、真のリラックスに導く腹式呼吸

腹式呼吸の見本
副交感神経を優位に出来る腹式呼吸(質の良いリラックスへと導く)

そんな呼吸の浅い現代人にとっては、ヨガの意識的な呼吸に助けられている人も多いかもしれません。ですが、そもそも意識していない自然な呼吸を観れてない人も多いのだそう。

自然な呼吸というのは、ニュートラルな呼吸、あえて意識をしない、コントロールしない、今の自分の様子を教えてくれる呼吸。そこにジャッジを入れずに、観察できると、今の状態を観て必要な対処が出来てきます。そのためには、ニュートラル=ゼロの状態を理解できていることが大切です。

そして、ニュートラル状態で、現代人におすすめなのが腹式呼吸。毛細血管が開いて、ミトコンドリアが活性化し真のリラックスへと導いてくれる呼吸。

一般的な腹式呼吸として意外と多いのが、みぞおちあたりが膨らむ人。ですが、究極の腹式呼吸というのは、おへそから恥骨までの丹田と呼ばれる下腹がきちんと膨らんでいること。そして、胸は動かず、肋骨も開かずに、下腹だけがポコッとふくらむこと。肋骨部分は硬くて、お腹の真ん中は柔らかいのが腹式呼吸。

メンタルヘルスの安定に繋がる。呼吸の恩恵を日常生活へ。

指先の脈を測っている
指先で脈を測ると緊張感から解放される

自然呼吸や腹式呼吸など、今回は悩みにあった呼吸法を学びました。悩みと一括りにしても、カラダの悩みから自分の内側にあるものが原因で、いつも不安を抱えているという方もいると思います。

自然呼吸の中で自分を観察し、必要な呼吸法を取り入れていきたいですね。また、悩みの原因となる自分の中にある心理的なものも、観察してメンタルヘルスを安定させていきたいです。

見つめすぎなくていい。追い詰めるものでもなく、かといって逃避するものでもなく、ちょうどその人が乗り越えられるような範囲の課題を、呼吸とともに取り入れていくんです。

今回、呼吸の大切さについては理解していたつもりでしたが、もっと身近に使えるくらい自分の味方になると、さらなる安心に繋がる気がしました。

さあ、そんなまり子先生ですが、「呼吸法を学ぶ・体感する90分の体験クラス」も定期的に開催されています。

実際に呼吸法が自分を整えてくれるものになるように、定期的に学んでみると、日常においても新たな自分に気が付けたり、その自分に対処できたりするかもしれません。

「呼吸法を学ぶ・体感する90分の体験クラス」次回開催:4月5日(金)オハナスマイル祐天寺&オンライン開催

呼吸法90分の体験クラス 片岡まり子
呼吸法を取り入れた90分の体験クラス

そして、まり子先生といえば、キッズヨガ。

子どもたちに対して「プラーナヤーマ」を教えるクラスもまもなく開催されます。子どもたちにとっては、今から人生のさまざまなことを経験していくことになります。緊張したり、疲れたり、イライラしたり。そして集中したいなど、いろいろな場面で、自分の味方になる呼吸。大切な呼吸を子ども達に教えるにはどうしたらいいか。1日で習得できるものになっています。

「絵本を使う子どものためのプラーナヤーマ集中講座」次回開催:4月4日(木)オハナスマイル祐天寺&オンライン開催

片岡まり子 絵本 集中講座
絵本を使う子どものためのプラーナヤーマ集中講座

ぜひ、チェックしてみてください。